啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「つくし誰の子」

2018-03-27 11:37:44 | その他
 「スギナ」  トクサ科
 またまた、この季節がやってきた。手ごわい相手、スギナ。畔や畑に、ニョキニョキ、ツクシが頭をもたげ、その近くでは、束になって力強く、スギナが生えている。ツクシは、見るからに可愛らしく、昔は、茎についている、袴のようなものをむしって、遊んだものだ。書物によれば、これは食べられるそうで、甘辛く煮ると、ほろ苦く、春の味がするらしいが、個人的には、食べた記憶がない。一方、スギナ! これからのシーズン、この草取りには辟易する。完璧に退治した、と思っても土の中で、黒い地下茎が、どこまでも続いているからだ。ツクシは、スギナの胞子茎で、地下でがっちり手をつないでいる。全滅させるには、不可能と観念しているが、しかし、いざ庭でスギナを発見した時は根気強く、徹底的に退治することにしている。でも、どうしたことか、翌年にはしっかり葉を出してくる。なお、スギナの名は、葉の形が杉の木に似ていること、葉が食べられることから、杉の菜、つまりスギナになったという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする