啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「かくれたつもり?」

2018-06-13 14:41:38 | 庭の花木
 「ナンテン]  メギ科
 雨がやんだ後の草取りは、絶好のチャンス。土がやわらかく、根ごと抜けるので、草取りの満足感がある。手を止め、ふっと立ち上がると、目の前にカエルちゃん。バラの花びら一枚に体を沈め、チョコンと座った姿が、実に愛くるしい。急いでカメラを手にし、何度もシャッターを切っているのに、微動だにしない。まるで、蛇に睨まれた蛙のように。それとも、私の事、怪獣か妖怪のように見えているのかしらん?幼い子は、ピョンピョンはねるカエルが大好きで、捕まえようと、自分もその後を追ってピョンピョン。カエルにとっては、全く迷惑な話だが、それを見ている私は、どちらも可愛らしく・・結局のところ、カエルに軍配があがる。

どちらが主役か分からなくなってしまったが、本日の花はナンテン。秋には、美しい赤い実が、冬枯れの庭に彩りを添えるのだが、花は非常に地味で、人の目にもあまり止まらない。なぜなら、この季節、他の花が美しさを競っているから。庭木として、身近な存在で、白い花を咲かせたその中心は黄色の小花。”難を転じて福となす”に通じる縁起のよい木として親しまれ、その果実は咳止めの効果あり。そういえば、昔、風邪をひくと、ナンテンのど飴、舐めたっけ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする