啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「野反湖の花々・・①」

2021-07-07 11:30:33 | 高山植物
「ノゾリキスゲ」 ユリ科
 ノゾリキスゲが見たい! 計画を立てたのは、ちょうど一年前。しかし、大雨のため、その時はやむなくあきらめることになった。昨日は、梅雨の合間を縫い、友人Yさんのご主人が、快く運転を引き受けてくださり、Kさんとともに4名で、いざ、野反湖へ。
 野反湖は別天地!八間山、弁天山、エビ山、三壁山などに囲まれ、山頂に開けた湖だ。今、見頃の花といえば、なんといっても代表はノゾリキスゲ。(日光の山に多いので、ニッコウキスゲの名で知られているが、同じ花)。大群落を見るには少し早いかも、との情報を得ていたが、行ってみれば、キャンプ場、バンガロー付近の斜面一帯に花が咲き乱れ、一度はみておきたい花の風景だ。
朝咲いて夕方には閉じる一日花。茎の頂には、3~4個の花が順々に咲く。橙色が少し強い黄色の花で、草丈は60cm程。緑の絨毯に丈のある花は美しく、野反湖に夏を告げていた。
 よく似た花といえば、同じユリ科のユウスゲ。こちらは夕方花を開き、翌日午前中にしぼむ一日花。その花は、淡い黄色で、こちらも美しい。
 野反湖は、シラネアオイを見たさに、夫とともに数回いった場所。八間山登山口を少し登ると、淡紫色の美しく上品な花が、斜面一面に咲いていた風景が、強く心に残っている。昨日は、あの時と同じ涼やかな風が吹いていた。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする