啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「十両のヤブコウジ」

2022-02-08 20:04:25 | 庭の花木
「ヤブコウジ」 ヤブコウジ科
 清楚な白侘助椿の花が終わり、それに少し遅れてピンク色の侘助椿が、冬枯れの庭に彩を添えている。明日こそは、藪柑子(ヤブコウジ)の赤い実を、花入れに生けようと楽しみにしていたのに、一夜明けてみれば、一粒の実さえ残っていない。ガッカリ! 誰の仕業?・・ヒヨドリ? ムクドリ? それとも・・?。果実は葉っぱに隠れるように、下向きにつけているし、それに木の丈も20cm程。人間だって、注意していないと、その植物にさえ気が付かないのに、あんなに小さな野鳥が、そしてその目の確かさに驚かされる。彼らは、どのように識別しているのだろうか?
 マンリョウ(茎の高さは30cm~1m)やセンリョウ(茎の高さ50cm~80cm)も、つややかに真っ赤に熟し、縁起の良い植物として知られているが、茶花として使うには、少し賑やかすぎる感がある。一方、ヤブコウジは一本に2~3個程度の果実であり、控えめながら存在感を持つ姿に、心惹かれる。夏には、白色の花が下向きに咲く常緑小低木。マンリョウやセンリョウに対し、草丈の順でヤブコウジは十両の名も。
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