啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「イヌガラシ」

2014-10-26 09:27:38 | 山野草

「イヌガラシ」 (犬芥子) アブラナ科
 直木賞作家、葉室鱗 「蜩の記」。ようやく観た。毎日、時間と自由はたっぷりあるのに。映画のロケ地のほとんどが遠野。美しい自然の映像。それぞれの立場で凛として生きるさま・・・心豊かなひと時でした。
 さて、イヌガラシ。頭を悩ました草花であったが、拡大して一部を切り取ってみると、スカシタゴボウとだいぶ違うという事が確認できた。花期は、4月〜10月。日本全土に生える。花径4mm程度の、本当に小さな4弁の花弁が十字状についている。植物図鑑によれば、カラシに似ているというので、茎をかじってみたが、草、独特の匂いと味。今度はネットで調べてみると、果実から香辛料のカラシをとるカラシナに似ているが、似ていて非なるものの非(イナ)が転じてつけられたと書き込みにあった。葉は楕円形で縁がギザギザし、葉先はとがっている。果実はスカシタゴボウよりやや長く1.5cm位の長角果。クローズアップして、2種類比較してみれば違いは明確になるのだが、素人の私には、チラッと見ただけでは、名前を確定するまでに時間がかかってしまう。お騒がせなイヌガラシでした。忘れないようにしよ~っと!
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2 コメント

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Unknown (とかげの尻尾)
2014-10-27 07:36:38
蜩の記を観た方が切なさに泣けたと言っていましたが、万感胸に迫る思いだった事でしょう<<<イヌガラシとスカシタゴボウの違いがよ~く分かり納得です
、ありがとうございます。
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イヌガラシ (hidy-藤)
2014-10-27 09:54:50
ずいぶんと早い時刻のコメントありがとうございます。私の一日は毎日のんびりしてまして、7時代はまだまだ・・・。映画良かったですよ。おすすめです。植物の名前は難しいですね。子供の頃夏休みの宿題で、押し花をした程度ですから。
また訪問お待ちしてます。
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