
トキの島で春一番に花をつける木が今日のアラゲヒョウタンボクとナツボウズ。いずれも小低木で木の高さがせいぜい1-1・5メートルほど。林の縁の日当たりの良い場所などに多いが、周りの木が葉を開く前に生長し、小型ながら元気に存在価値を保っている。
「アラゲヒョウタンボク」はスイカズラ科の落葉小低木。花は葉が開き終わる前に咲き出し、長さ2-2・5センチほどで白から淡黄色。漏斗形で先端は5裂している。対で咲く清楚な花である。
奇妙な名が付いているが、葉が成長すると粗い毛が生えることに加え、赤い実が2つくっついて瓢箪のように見えることから。
「ナツボウズ」はジンチョウゲ科の小低木。夏に葉を落とし赤い実をつけることからナツボウズと呼ばれる。覚えやすいのでこの名を使っている。樹皮が強く、鬼でも縛れそうということから、オニシバリの名も。ナニワズという呼ばれ方がが標準かもしれない??
この花も、雪融けと共に咲き始め、ジンチョウゲの仲間だけに香りも良い。夏の葉を落とすが、秋口には芽を出し葉を開いて冬を越す。ただ、葉を一度落とすので常緑樹ではない。

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