キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

効果抜群だった『長嶋・松井のダブル受賞』

2013-05-05 17:14:20 | Weblog

5月5日こどもの日超満員46.000人の大観衆で溢れる東京ドームで長嶋巨人元監督と松井前選手の師弟に国民栄誉賞が大歓声の中、安倍首相から贈られた。副賞は紙芝居の『黄金バット』ならぬ金メッキの銀製バットだった。従来の国民栄誉賞授与式が総理官邸で行われたのと比較出来ない程の盛り上がりだった。授与式後の巨人ー広島戦の始球式では松井が投手、原監督が捕手、打席に長嶋、球審を安倍が務めた。さすがの松井も手元が狂ったようでボールがインハイのボールで長嶋に当たりそうになり、原監督がやっと捕った。松井も緊張したのだろう、引揚げながら胸を撫で下ろしていた。式後長嶋はいいボールだったら打ったと言っていたが、その通りだろう。安倍首相が贈られて着用した巨人のユニホーム、背番号が96だったので憲法改正の発議要件を緩和する96条の先行改正を掲げているので関連してかと勘繰る向きもあった、それを記者に質問され、「ユニホームは私が96代(総理)だから『96』なんです」と答えた。国民栄誉賞は時の政府の人気取りに利用されていると指摘されているが、長嶋、松井の相変わらずの大人気と安倍首相の高支持率で、この批判も霞んでしまったようだ。国民栄誉賞を創設したのは1977年(昭和52年)福田赳夫首相でその栄えある1番は本塁打世界記録を達成した巨人の王貞治だった。次に作曲家の古賀政男に贈られた。近年では麻生は遠藤実、森光子、鳩山は森繁久弥、菅がなでしこジャパン、野田は吉田沙保里、安倍が大鵬と今回の長嶋茂雄、松井秀喜である。カポネ麻生、ハトポッポ、カンカラ、野田ドジョウと顔触れを見ると世上言われる政治利用して人気浮揚効果を期待したようだが、どれもこれも空振りだった。無能で人気降下中の首相が国民栄誉賞を授与しようが、どう足掻いても効果がないことが証明されている。長嶋は立教時代から派手だった。試合前のシートノックでも思い切り、打球を大トンネルして応援席を賑わしていた。特に立教には付属があり、女子学生も多く黄色い声で「ナガシマさ~ん」と声援が飛んでいたのを思い出した。半世紀以上前の話しである。