日本維新の会の橋下共同代表が従軍慰安婦問題について疑問点を指摘したのが切っ掛けで橋下と維新の宣伝拡張に常日頃利用していたメディアから袋叩きに遭っている。マスコミなんぞは『諸刃の剣』だ。好調な時には持て囃すが、犬が池に落ちたと見るや、ソレッと遠慮会釈なく、投石したり、叩いたり、橋下はシブトイから叩き甲斐があるだろう。ちっとやそっとでは音を上げない。みんなの党の渡辺代表は維新との選挙協力には当初から乗り気ではなかったが、協力に熱心な江田幹事長が推進していた。日本維新の会は20日、みんなの党に対して、文書で「橋下発言は党の正式見解ではない」と回答した。みんなの党は役員会でこれでは不十分として協力解消を正式決定した。組めば選挙に不利だとの打算からだ。これを聞いて欣喜雀躍したのが民主党の代表海江田だ。参院選後は野党第3党か、いや4党だろうと世間から見くびられていた。党執行部もこれという名案も浮かばなかった。それが維新の橋下発言で、正に『棚から牡丹餅』みんなと維新の共闘解消で『漁夫の利』を貪れる。維新、みんな両党は1人区で12県、2人区は10道府県、3人区3県に対抗馬が予定されている。こんな敵将のエラーで勢いづいているとは民主党も落ちぶれたものだ。維新に相手にされず共闘が出来なかったのが真相だが、海江田は「維新と選挙協力しないとの結論は、間違っていなかった」と先見の明があったが如く自賛した。これで野党第1党になれるとソロバン弾いたようだが、有権者全員が、『橋下発言の全てを否定する』とは限らない、真実が含まれているからだ。1993年宮沢内閣の官房長官河野洋平の『河野談話』はその場凌ぎの弥縫策だった。それが20年経過しても日本攻撃の道具に利用されている。オヤジ河野一郎の三バン、地盤、看板、鞄を相続した洋平の『談話』だが、思慮分別のない浅薄な洋平を官房長官の要職に任命した宮沢喜一首相にも多大な責任がある。一時の風雨を避ける為に出した『河野雨宿り談話』が今後も『虚が実になって』一人歩きして災いが日本国家、国民に降り懸る。写真下はユキモチソウ