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保育園の申込率4割超に/保育士不足は深刻化【草加市】

2024年03月18日 | 子育て・教育

草加市議会2月定例会の予算審議で、草加市における保育の状況を確認しました。

 

■待機児童数は増加

保育所などの待機児童数(国基準)は、2021年度に1人まで減少しましたが、その後は2年連続で増え続けています。草加市が独自にカウントしている保留児童数(待機児童総数)も415人まで増えています。

【グラフ】保育所などの待機児童推移

 

■保育ニーズも増加の一途

草加市の0歳から5歳児の人口と、そのうち保育所への入園を希望した申込者数の推移をグラフにしました。

2019年度、0歳児から5歳児の人口は1万1233人でしたが、2023年度は9951人まで減っています。減少傾向のなかで1万人台を割り込んでいます。一方、保育所などの申込者数は、2019年度の3832人から、2023年度は4047人に増加しています。

その結果、未就学児に占める保育所などの申込者数の割合(申込率)は、2019年度の34.1%から、2023年度は40.7%まで上昇しています。草加市では、未就学児の4割超が保育所を希望している状況にあります。

【グラフ】保育ニーズの推移

 

■非正規の保育士が大幅減、正規も前年度割れに

草加市の公立保育園で働く保育士数を一覧にしました。

会計年度任用職員の保育士は、2019年度の81人から、2023年度は48人まで減少。5年前と比べて6割程度まで減員している深刻な状況です。

さらに、正規保育士も2022年度まで増員が続いてきましたが、2023年度は前年度より3人減となってしまいました。この点について市議会で質疑しました。草加市によると、増員を目指したものの必要な保育士数を確保(採用)できなかったとのことです。

草加市の公立保育園では、定員に空きがあるものの保育士が不足して定員割れが生じています。新年度は定員割れがさらに悪化する可能性があります。

【表】公立保育園・保育士数の推移

  正職 会計年度
2019年度 206人 81人
2020年度 219人 57人
2021年度 229人 55人
2022年度 231人 50人
2023年度 228人 48人

 

 

 


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