草加市立病院に内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」が導入されます。草加市議会12月定例会(15日閉会)で導入費用4億4千万円の補正予算が提案・可決されました。福祉子ども委員会で質疑した内容を中心にまとめました。
導入の経緯:高齢化の進展にともない患者さんの体への負担を減らせるロボット手術が主流となっていることや、市民や患者さんから選ばれる病院あるために同機器の導入が課題であったとしています。2022年度には保険収載された術式の拡大にあわせて報酬が見直されたことなども導入に至った理由としています。
設置場所:ダヴィンチは可動式のため、7室ある手術室のうち最も広い部屋をメインにしながら各部屋の稼働状況を考慮して運用する予定とのことです。
スケジュール:今年度内にダヴィンチを導入。新年度から対応する医師等の体制が図られ、その後手術受け入れとなっていく予定とのことです。
導入効果:収益効果は、ダヴィンチに対応できる医師数や適合する患者数にもよりますが、将来的には約3千万円の増収を見込んでいるとのことです。また、若手医師の確保などにもつながるとしています。
耐用年数:一般的に手術用機器の耐用年数は5年とされていますが、耐用年数経過後も保守点検を適切に行いながら使用を継続していくとのことです。
草加市立病院では、平成28年度に心臓血管撮影装置を導入して以降、病院機能の強化につながる投資がおこなわれてきませんでした。病院財政の悪化により重要な機能強化が実施できずにいましたが、実に6年ぶりの投資となります。
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