毎年、過去最多を更新している草加市内小中学校の不登校児童・生徒数について、その推移をまとめました。
■中学不登校人数が花栗中の全生徒数を上回る
小中学校32校における児童・生徒の不登校人数の推移をグラフにしました。
- 草加市内小学生21校における不登校人数は139人で、10年前と比べて4.2倍に増えています。
- 中学校11校における不登校人数は399人で、10年前と比べて2.3倍に増えています。花栗中学校の生徒数366人(2022年5月1日)を上回っています。校長や教諭、事務職員など中学校11校に配置されている県費教職員数358人をも上回っています。
- 特に、新型コロナウイルス感染症拡大による臨時休校などがあった翌年度の2021年度から、不登校人数が急激に増えています。
■中学生の不登校人数の割合6.7%に
草加市内小中学校32校における児童・生徒数の推移と、児童・生徒数に対する不登校人数の割合の推移をグラフにしました。
- 草加市の小中学校の児童・生徒数は、2013年5月1日が1万9965人でしたが、2022年5月1日は1万7640人と年々減少しています。直近10年間で2325人減少(-11.6%)しています。
- 一方、上記グラフの通り不登校人数は増加傾向が続いているため、児童・生徒数に対する不登校人数の割合は、2013年度の1.04%から、2022年度は3.05%に上昇しています。
- 中学生に至っては、2013年度の2.65%から、2022年度は6.70%に達しています。
周囲を見渡せば不登校は珍しいものではありませんし、他人事でもありません。
どの子も不登校になる可能性はありますし、必ずしも学校への登校を最終的なゴールに設定すべきでもありません。
子どもたち一人ひとりが自ら主体性をもてることや、一人ひとりにあった自立できる居場所や学びたい気持ちを育んでいける環境をどう保障していけるか、私たち大人に突きつけられています。
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