
うちの子供達が、グァムで釣りがしたい…みたいなことを話していた。
それを聞いていたら、あることを思い出した。
何年か前、かの地を訪れた私と友人は
ナイトクルージングの送迎バスに乗り込んだ。
バスは混んでおり、一カ所だけ、座席が二つ並んで空いていた。
なんでここだけ?なんて考えない。
オバタリアンのことだから
「あった、あった」と言いながら、喜んで座る。
「ギャ~!」
叫んだのは、通路側に座った友人であった。
座席の背もたれが壊れていて、座ると後ろへガクンと倒れたのだ。
みんな、知ってたから座らなかったのね…。
港までは、けっこうな距離だった。
その間、友人はずっと、エア背もたれ。
どうにかしようとレバーをつついてみたところで
ブラブラのガクガク、抜けそこなった乳歯状態である。
周囲からクスクスと漏れる笑い。
ここで座席を代わってやるなら、立派なもんだが
笑うのに忙しくて、気がつかなかった冷酷な私である。
「頑張れ!今のあんたは、志村けんより、おいしいとこにいるのよっ!」
「くっそ~!耐えてやる!」
クスクス笑いは、爆笑となった。
「なんでぃ…タダで笑いやがって」
自分の冷酷を棚に上げ、乗客の冷酷に憤る私であった。
帰りも同じバスだった。
私達はタラタラしていたので、バスに乗るのが遅くなり
やはり同じ席に座る身の上となった。
「またかよ…」
今度は、私がその席に座る。
行きに代わらなかったので、仕方がなかった。
バスは揺れるし、エア背もたれは、けっこうきつかった。
ホテルに着いたら、後ろの席の外国人が握手を求めてきた。
とんだところで国際交流。
以来、公共の乗り物に乗る際には
まず背もたれの無事を確認するようになった。
連れがいればギャ~ですむが、一人の時はきっと耐え難いと思うのだ。
しかし、日本の背もたれは、今のところ健康である。
「だからね、あんた達、グァムの背もたれには、気を付けるのよ」
そんな話をしていたら、次男が言う。
先日、コンビニに行ったところ
客も店の人も、自分をジロジロ見るのだそうだ。
皆、ひと目見るなり、顔をいったんそむける。
そしてまた見ると言う。
なんでかなぁ…と思いながら買物をすませ、車に乗った。
バックミラーを見たら、サングラスのレンズが片方無かった。
信じたくなくて、指を突っ込んでみた。
やっぱりレンズは無かったと言う。
「いやぁ~!わからないもんだねぇ!
生まれてから今までで、一番恥ずかしかったよ」
一同、腹を抱えて笑う。
「ねえ、父さんは、何か無いの?」
次男が聞くが、さしあたって思い当たらない。
夫の半生…周囲にとっての恥は、彼にとっての幸せである。
仕方がないので、思い出した小ネタを披露する。
「燻製(くんせい)を家で作ってみたいと言ったら
父さんが聞くのよ。
“キジとか?熊とか?”ってさ。
父さん、はく製だと思ったのね」
「ふ~ん。へへへ…」
小ネタにふさわしく、あまり笑いは取れなかった。
私には、どうしても誰かに聞いてもらいたい話がある。
今放映されているNHKの連続ドラマ「ゲゲゲの女房」。
最初の頃、主人公の漫画家水木しげると奧さんが
結婚式を挙げるシーンがあった。
式の当日、しげるは穴の開いた靴下をはいていた。
しげるの母親が、急いで新しい靴下を調達に行くが
田舎だし、昔だし、白足袋しか売っていなかった。
母親は急遽、親族の男性の靴下を脱がせて、しげるにはかせ
代わりに白足袋を男性にはかせる。
モーニングに白足袋の組み合わせが、ツボにはまってしまった。
私にとっては久々のホームランであったため、話したいんだけど
顔が勝手に笑って、ひきつってしまい、ちゃんと話せない。
「それでね…白足袋がね…ひひひひ…」
家族は「それがどうしたのさ?」という顔で冷ややかな反応。
「だからね…モーニングにさ…へへへへ…」
どうしてもダメ。
こういうことって、誰にでもたまにあると思う。
聞かされる者の反応は、たいてい話し手のテンションに反比例する。
笑いのツボみたいなものは、多分、一人一人違うのだ。
笑わずに話せたところで、その可笑しさを共有出来るとは思えない。
伝達はあきらめて、自分だけで楽しむ方がよさそうだ。
それを聞いていたら、あることを思い出した。
何年か前、かの地を訪れた私と友人は
ナイトクルージングの送迎バスに乗り込んだ。
バスは混んでおり、一カ所だけ、座席が二つ並んで空いていた。
なんでここだけ?なんて考えない。
オバタリアンのことだから
「あった、あった」と言いながら、喜んで座る。
「ギャ~!」
叫んだのは、通路側に座った友人であった。
座席の背もたれが壊れていて、座ると後ろへガクンと倒れたのだ。
みんな、知ってたから座らなかったのね…。
港までは、けっこうな距離だった。
その間、友人はずっと、エア背もたれ。
どうにかしようとレバーをつついてみたところで
ブラブラのガクガク、抜けそこなった乳歯状態である。
周囲からクスクスと漏れる笑い。
ここで座席を代わってやるなら、立派なもんだが
笑うのに忙しくて、気がつかなかった冷酷な私である。
「頑張れ!今のあんたは、志村けんより、おいしいとこにいるのよっ!」
「くっそ~!耐えてやる!」
クスクス笑いは、爆笑となった。
「なんでぃ…タダで笑いやがって」
自分の冷酷を棚に上げ、乗客の冷酷に憤る私であった。
帰りも同じバスだった。
私達はタラタラしていたので、バスに乗るのが遅くなり
やはり同じ席に座る身の上となった。
「またかよ…」
今度は、私がその席に座る。
行きに代わらなかったので、仕方がなかった。
バスは揺れるし、エア背もたれは、けっこうきつかった。
ホテルに着いたら、後ろの席の外国人が握手を求めてきた。
とんだところで国際交流。
以来、公共の乗り物に乗る際には
まず背もたれの無事を確認するようになった。
連れがいればギャ~ですむが、一人の時はきっと耐え難いと思うのだ。
しかし、日本の背もたれは、今のところ健康である。
「だからね、あんた達、グァムの背もたれには、気を付けるのよ」
そんな話をしていたら、次男が言う。
先日、コンビニに行ったところ
客も店の人も、自分をジロジロ見るのだそうだ。
皆、ひと目見るなり、顔をいったんそむける。
そしてまた見ると言う。
なんでかなぁ…と思いながら買物をすませ、車に乗った。
バックミラーを見たら、サングラスのレンズが片方無かった。
信じたくなくて、指を突っ込んでみた。
やっぱりレンズは無かったと言う。
「いやぁ~!わからないもんだねぇ!
生まれてから今までで、一番恥ずかしかったよ」
一同、腹を抱えて笑う。
「ねえ、父さんは、何か無いの?」
次男が聞くが、さしあたって思い当たらない。
夫の半生…周囲にとっての恥は、彼にとっての幸せである。
仕方がないので、思い出した小ネタを披露する。
「燻製(くんせい)を家で作ってみたいと言ったら
父さんが聞くのよ。
“キジとか?熊とか?”ってさ。
父さん、はく製だと思ったのね」
「ふ~ん。へへへ…」
小ネタにふさわしく、あまり笑いは取れなかった。
私には、どうしても誰かに聞いてもらいたい話がある。
今放映されているNHKの連続ドラマ「ゲゲゲの女房」。
最初の頃、主人公の漫画家水木しげると奧さんが
結婚式を挙げるシーンがあった。
式の当日、しげるは穴の開いた靴下をはいていた。
しげるの母親が、急いで新しい靴下を調達に行くが
田舎だし、昔だし、白足袋しか売っていなかった。
母親は急遽、親族の男性の靴下を脱がせて、しげるにはかせ
代わりに白足袋を男性にはかせる。
モーニングに白足袋の組み合わせが、ツボにはまってしまった。
私にとっては久々のホームランであったため、話したいんだけど
顔が勝手に笑って、ひきつってしまい、ちゃんと話せない。
「それでね…白足袋がね…ひひひひ…」
家族は「それがどうしたのさ?」という顔で冷ややかな反応。
「だからね…モーニングにさ…へへへへ…」
どうしてもダメ。
こういうことって、誰にでもたまにあると思う。
聞かされる者の反応は、たいてい話し手のテンションに反比例する。
笑いのツボみたいなものは、多分、一人一人違うのだ。
笑わずに話せたところで、その可笑しさを共有出来るとは思えない。
伝達はあきらめて、自分だけで楽しむ方がよさそうだ。
それは私も2度見するかも♪
エア背もたれ!!!
それは神がおりてますよ(*゜艸゜),゜。*:゜ブッ
まさに奇跡ですよ!!!
私はこれでしばらく楽しめそうです(爆)
モーニング…
まさにその回見ましたけど…
たんたんと見た私です(*´д`*)
きき目の関係もあるかもしれませんね。
「異国でも 人は冷たい オバタリアン」
これが若いカワイ子ちゃんなら
きっと誰かが代わってくれたと思いますっ!
白足袋の前に、花嫁衣装のスソが短かったのから
私の中では、すでに爆笑モードに入ってました
(ちょっと心当たりがあるもんで…)
昔の子ならではの笑いかも(笑)
思い出し笑いが止まりません(笑)
ところで、先日の庭いじりの延長線上になりますが、『家庭』を気にしてくれる事を褒めて喜んでみせたら・・・先週末泊まりがけで私の希望を叶えてくれつつ、高速使ってお花を見に連れて行ってくれました。
薔薇を買うという夫を、植える場所が無いからと諭し帰ってきましたです。
これって反省してるって事?
いったい女とはどうなってるの?
私の事はどう思っているの?
なんて聞きたくなりましたが、
まいっか~って思いました。
今月も早々に風邪気味でしたし、車もギーと擦っていましたが、だんだんとどちらも軽傷になってきています。
ほかの方達に比べると背中の穴の修復が短時間で進んでいるようで、良かったと思っています。
花嫁衣装の裾が短いってみりこんさんも?
みりこんさんの事と決めうちしていますが(笑)
私もそうでした、裾が長いのはマタニティー用しかなくて、仕方なくスペシャル似合わないドレスをあっちこっち摘みまくって着させられました(笑)
ちょっと残念!
最近ハマったツボは…
『渦巻きサポーター』と、『昭和の女』です。
二、三日前ですかね…子供の寝かし中に読ませて頂いたんですが、もう、可笑しくて可笑しくて…。
ありました!ありました!居ました!居ました!
笑いを何とか堪えても、どうしても肩が震えちゃうんですよ。隣の娘は『どうしたん?』って感じで(笑)
娘にはすんなり寝て欲しいので、『昭和の女』の絵図は見せられません!(笑)
娘は私に似てゲラ子なのでドツボにハマると大変です~
この面白さを誰かに伝えなければ
っていう妙な使命感に燃えて、
こんなに面白いんだって言って伝えても
大体不発におわっちゃうのよね~
まだ、自分がおかしくて笑っている最中だと
とくにそんな感じ~
どんなに面白い話でも話してが笑い転げていると、
聞いてる人はサーっと引いていっちゃうんだろうね~
そういうことってアルアル~
笑いってどんなに面白くてもタイミングが
合わなかったらダメだし、話し手が受けてたら
相手は引いてっちゃうし・・・・・
笑いは難しいものじゃ~
このナイトクルージングへの送迎を手配したのは
間違いなく”みりツアー”ですね(笑)
しかしカズミさんときも悲惨だったけど
姉さんの友人はけっこうおいしいネタにされますね~(爆)
白無垢は、ちょっと短かったですね(笑)
ドレスも当時はあまり種類が豊富でなく、大きい子は
3着の中から選ぶ(笑)
ドレスって、ちょっとハイウエストに切り替えがあるでしょう。
普通サイズのは、胸の下の太い所に、切り替えがくるんですよね。
セミの脱皮。
少しずつ、快方に向かわれてるようで、なぜか私も嬉しゅうございます。
色々聞きたいことや言いたいことはあるでしょうけど
触れられたくない一心でやってらっしゃるサービスですからね(笑)
聞いたって、本当のことは言わないし、また嘘をつかせたり
逆ギレさせて面白くない雰囲気にするだけですから。
男は、女が思うほどいろんなことを真剣に考えません。
頭の準備が出来ないんです。
だから聞かれたくないし、言いたくない。
逃げるには、沈黙か嘘か怒るしかない。
それが男です。
女は、つくしやワラビをとるように、ひとつひとつ丹念に情報を集めて
真実をつきとめたい生き物です。
たとえその真実が、つらいことであっても知りたい。
さらにその上、最後には自分が一番聞きたい言葉を本当は用意していて
それを言ってくれるまで責めたい。
「すまなかった、悪かった、おまえが一番すばらしい」
そこらへんのサガの違いが、厄介なんですよね(笑)
思い出したくない、しかし笑える思い出ですじゃ(笑)
あれを書いた頃は、一つのブログに数枚の絵を貼り付けるワザ?を
やっとマスターした時期で、喜んでましたね~。
ツボにはまって、笑いをこらえるのに必死…
しかも人はあんまりわかってくれない。
私、これが多くてね~。
>不発(爆)
こんどから、不発、使おう!
そんなに古いバスじゃないのに、一応ショックでした。
お年寄りだったら、びっくりして死んじゃいますよ。
友人、面白いのが多いです。
ここに書かれてるの、みんな、知りません(笑)