息子が生まれて13日。退院してから1週間。この間に分かったり思ったりしたこと。とりあえず、子供を育てるというのは、特別列車に乗るようなものだろうか。乗ったらずっと先まで降りられない。けれども車内の様子も車窓からの風景も進むごとにどんどん変わっていくんだろうなあ。できるならそれを楽しみたい。
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実家に帰ってからの1週間のこと。引き続きてんやわんや。
*1.5~3時間ごとに小刻みに寝たり起きたりを繰り返していると、昨日と今日の境目がどこにあるのか分からなくなる。私の1日あたりの睡眠時間はどうやってはかったらよいのだろうか。
*日ごとに少しずつ大きくなる息子。頭が重くて腱鞘炎になりかかってきたぞ!
*どうやら3日おきくらいで、何をどうしても寝つきの悪い日があるような気がする。寝て30分で、なぜまた起きるのか・・・。
*母と姉が息子を抱っこすると安定感がある。しかし私が抱っこすると地獄のような叫び声をあげながら海老反りになって嫌がるのであった。何が気に入らないんだ・・・!
*寝入ったところをたたき起こされ、授乳にも抱っこにも反抗的。くっ・・・腹立つヽ(=´Д`=)ノ が、顔がかわいい。
*母乳というのは、一度にどのくらい飲んでいるのか分からない。泣き止まないのはやはり腹が減っているということか。ミルクで不足分を補おうにも、不足分がどれだけなのかがまた分からないのであった。
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さてただいま私は県外から里帰り中なのですが、今日は地元の助産師さんが家庭訪問をしてくれました。上記のことなどを相談すると、さすがに本職、てきぱきと手際よくアドバイスをくださり、かなり怪しかった私の赤子を抱く手元などを矯正してもらいました。入院しているときから感じていましたが、やはり新生児といえども迷いのない手付きというのは分かるらしく、看護士さんや助産師さんに扱われているときはおとなしいんですよね。私のようにおろおろへろへろしていると、どうもそれが伝わって不安になるようです。すまない。
また、母乳の量などについても不安がありましたが、まあそれほど悪くない調子とのことでひとまず安心。ミルクの補足分量についても教えてもらいました。最近は母乳のみで育てようというのが主流らしく、私もそのつもりだったのですが、ここは無理をせずしばらくは混合でいくぜ。
そして、ここ数日でミルクをやりすぎたのか息子は太ってきたように思っていましたが、これで普通、むしろもうちょっと増えてもいいくらいとのこと。ミルクも全然やりすぎではなかった。むしろちょっと足りてないくらい。生後1ヶ月で大体1kgほど増やさないとならないらしいです。マジか、この腕で支えきれるのだろうか・・・(「これからもっと重くなる、乗り切れ!」とのこと;)
そして、「いつごろ取れるんだろう?」と思っていた臍の緒が、助産師さんがいらしている間にちょうど取れた! ナイスタイミング。
というわけで、この1週間でどうしたらいいか分からなかったことは、おかげさまでだいぶ解消しました。実にありがたいサービスですね、これは。助かった、助かった。
たぶん、この列車は動き始めたけれどもまだ駅舎すら出ていないんだな。そしてあらためて、私は乗客ではなくて乗務員なんだな。はやく仕事を覚えるから、君がもういいというところまで乗せていっておくれ。
初めて見たとき、
「こんなに小さいのに、なんと見事な細工だ!」
と思った息子の指先。
爪が美しい。