２０２日目

２０２日目。
朝から息子の機嫌が悪い。朝の５時にギャーギャー泣くのは勘弁してもらいたいところですが、どういうわけか昨日の朝も同じ時間帯にぐずっていました。なにが気に入らないのかな？　富山にいたときには明け方はいつも部屋中を這いずり回っていたのに、大阪の家は狭くてあまり動き回れないから怒っているのかしら。布団の段差を越えられないのに苛ついてるのかもしれないな。
まあ、とにかく機嫌が悪いです。

昼間は一生懸命に家中をずり這いで探索しています。悪さばかりするので目が離せません。

夕方も機嫌が悪く、仕方ないのでおんぶして家事に取り組みました。私の背中は汗と息子のよだれでびしょびしょですよ。息子はそんなこともお構いなしに、おんぶからおろしてやった途端に元気にずり這いを再開。滝汗を流して転げ回り、ふと見ると扇風機の中に指を突っ込もうとしていました…ちょっとはじっとしてくれよ！（´；ω；`）


というわけで、日中に二人きりで過ごす大変さを久しぶりに味わっています。まあでも、私が疲れ果てて畳の上に行き倒れていると、息子が寄ってきて私の腕に頭をコロンと乗せてくるので「このまま寝るの？　かわいい！」とか思ったりもします。

実は単にタオルをかぶったまま這っていたら体に巻き付いてしまってバランスを崩して私の方に倒れかかってきただけだということが、１分後に唸り始めることによって判明する訳ですが……。


あ、ちょっと寝てたと思ったら、もう起きた。
ふう。今日もあともう少しだ。がんばるぞ！

最初から嫌な予感はあった

昨日得た教訓をいくつか。

　☆少しでも不安要素があれば、行動計画を見直すべし

　☆そのための情報収集は確実に

　☆子の安全を第一に。大人の都合で物事を強行しない

　☆不測の事態に陥った時こそ冷静に


ということでしょうか。昨日の日曜日はちょっと大変な目に遭いました。息子には百回くらい謝っておきましたよ。ほんとうにごめんよ。

日曜日。３時間の行程を６時間かけて、どうにかこうにか富山から大阪へ戻りました。こんなことにならないようにと予め特急指定券を買ってあったのに、状況判断を間違ってしまっては元も子もありません。大荷物を抱えてぎゅうぎゅうの電車に詰め込まれながら乗り換えを繰り返すことになって、息子には本当に申し訳ないことをしました。

特急料金は全額（3,220円）払い戻してもらいましたが、楽して移動するのにたったの3,000円でいいのか…と、これまでちょっとお高いと考えていた特急料金について認識を改めることに(^o^;)　昨日はＪＲの駅員さんたちも大変でしたね。大雨で電車が止まるのはしょうがない。関西方面が雨だと知っていたのに、雨や風で福井や京都で止まることはよくあるというのに、それでも列車に乗った私が間違っていた。
息子よ、すまない！


以下、詳細。
朝、ちらっと兵庫の方で大雨ということは聞いていて、おまけに駅までの道のりを自動車で走ったその前方の西の空はどんよりと暗く曇ってもいたのですが、駅で運行状況を特別にお知らせしている風でもなかったので、私は息子を連れて朝８時台のサンダーバードに乗り込んだのでした。

金沢、福井を順調に過ぎ、琵琶湖のそばを走ってもうすぐ京都というところで、列車が大津のあたりで停車しました。あと３０分ほどで新大阪という地点です。

車内アナウンスによると、やはり関西地方の大雨で「大阪・灘」間が不通になっているとのこと。先行列車が前の各駅に停車中のため、この列車も停車、運転再開の見通しはまだ立たない。普通列車は運転しているので、京都方面へお越しの方はお乗り換えください、その場合は特急料金全額払い戻します、しかし大阪までお越しの方はただいま運行状況が未確認のため各自十分ご注意の上お乗り換えください、また本列車に残られる方は特急料金の払い戻しは遅れが２時間以上から発生しますのでご注意ください。とのこと。

どうも咄嗟にはよく理解できない内容でしたが、６ケ月の乳児連れの私は焦って「とにかく進まないと！」と考えて、雨のホームを走って湖西線普通列車京都行きに乗り換えました。大津のあたりから３駅ほどで京都に到着。

京都駅の駅ビルには伊勢丹デパートが入っていて、ここの上階には授乳室があることを私は知っていました。乗車距離が長いのと、特急が停車中で事故扱いになっているようなのとで、乗車券も特急券もそのままでなにやら証明を書いてもらってから改札を出ました（たしか通常は１００km以上の乗車距離があれば途中で降りられる。ただし特急券は途中下車不可だったかと）。
伊勢丹の７階で授乳とおむつ替え。ここではミルクを作ることもできるようでした。ちょっと一息つきましたが、私は飲まず食わずのまま再度息子と荷物を担いで駅に戻ります。

京都駅からは、神戸線が完全に不通になっており再開の目処立たず、京都線普通列車のみ遅れがちに運行中とのことでした。京都線のホームには大阪方面へ向かう人が溢れ出ています。私は様子を見ながら、２５分遅れで到着した列車へ最後に乗車。押しつぶされることを心配しましたが、ギリギリで人とぶつからない程度の込み具合です。小さな子供を連れた人もたくさん乗っていました。私もその一人。そう言えば、特急でも同じように赤ちゃんを連れたお母さんが二つ隣の席にいらしたけど、ご無事だったかしら？

京都線で京都から新大阪まで普通列車で行くとおよそ１時間弱かかります。両手に荷物、前に子供を抱っこ紐で抱えてつり革に掴まることもできない私はがんばって踏ん張っていましたが、途中で親切なおじさんが「優先席が空いたよ！」と誘導して下さいました。ありがたや、ありがたや！

乗車中の息子は意外なほどに大人しくしてくれていましたが、あと２駅で新大阪というところでいよいよ泣き出しました。焦る私。しかも足をバタバタして隣のおばさまやお姉さんを蹴ってるし…ひょえ～～！（´；ω；`）

しかし、みなさんとても優しく見守ってくださいました。隣のおばさま方も「もう眠いんだよね～」とニコニコ、前に立っているおじさんやおばさん方も「かわいいね～」とニコニコ、世の中の温かさが身にしみました。でも、もうこんな無茶なことはしないように気をつけます…


午後２時過ぎ、新大阪到着。窓口で特急料金を払い戻してもらいます。3,220円。ほとんど京都までは普通に乗れたのだから、これは儲かったのか、そうでもないのか。もうよく分かりません。

へとへとになって帰宅すると、息子はミルクを飲んで元気に這いずりまわっていました。ほんとに体力のある子だよ。誰に似たんだろう。とにかく元気そうでよかった。ごめんよ、ごめんよ。

Ｋ氏は当初の到着時刻の１１時半に新大阪駅まで迎えにきてくれていましたが、遅れが深刻で何時に到着できるか分からなかったので、とりあえず帰ってもらいました。その頃大阪でも大雨のため、あちこちで冠水・浸水していたそうです。ほんとうにタイミングが悪かった！（ちなみに無事に帰宅後は、Ｋ氏は久しぶりの息子との再会を喜んでおり、息子の方でも見慣れない顔に持ち前の外面の良さを発揮してニコニコしてましたが途中で下僕２号だと気づいたのか、「おい、お茶！」というような真顔で接するようになりました。おお、いつも通り、いつも通り…＾＾；）


長時間汗だくになって駆けずり回ったので、息子の健康への影響が心配でしたが、今日も元気に動き回ってカーテンを引っ張ったり悪さをしています。ただ少し眠たそう。今日はゆっくり休んでね。

ところで、実はお母さん、特急の中に買ったばかりの、久々に奮発して買った新品の帽子を忘れてきちゃったの。慌てていたからね。忘れ物センターに問い合わせたら、大阪まで届いているって言うから、取りにいってこないとならないの。落ち着いたら散歩がてら梅田まで行ってこようね…！（でも今日はやめておきます…ほんとにごめん＾ｏ＾；）


間抜けな母を持つと息子は苦労するというお話でした。
いやでも今回は本当に反省しましたよ。この次からはこんなことがないように十分に気をつけたいと思います。Ｋ氏にも実家の母にも、私の携帯が途中で電池切れになって繋がらなくなったので心配をかけてしまいましたし…
京都近くまで来られたのと、大阪までもどうにか路線が通じていたのは、不幸中の幸いでした。もし福井やその途中の辺鄙なところで動かなくなっていたら…、京都で完全に足止めを食らっていたら…と考えるとゾッとします。
心の底から反省すべし。得た教訓はいかされなければ何にもならないぞ！

ひとまず、　<(_ _)>土下座！

延長また延長

本当なら昨日から大阪にいるはずでしたが、なぜかまだ富山。こちらは昨日、猛烈な雨でした。特急の指定券を買ってあったのですが、明け方から凄い雷雨だと思っていたらそのまま降り続け、ＪＲは朝から遅延発生。特急サンダーバードもあえなく全日運休となっていました(^o^;)　３時の列車に乗るはずだったのに！

そもそも本当なら２０日には大阪へ帰るつもりだったのを暑くて延期したら、今度は雨で足止めです。富山各地は記録的な豪雨だったそうで、あちこちで洪水やら土砂災害やらの被害も出ている模様。幸いうちの方はなんともありませんでした。
今日はいまのところは晴れていますが、明日はまた雨になるかもしれません。そして私は明日の列車に振り替えてもらってあるのでありました。・・・帰れるんだろうか？　また運休になったりして。

そういえば、何かの映画のラストで、主人公がある町から出ようとするのだが、列車がいくら待っても来ないので出られないみたいのがあったな。そんでしまいには線路に草が生えちゃってるという。かなりおぼろげな記憶だけれど、原作はガルシア＝マルケスかボルヘスの短篇で、映画のタイトルは『暗殺の○○』。なんだっけ、「暗殺の森」じゃなくて、「暗殺の・・・」えーとダメだ思い出せない。「暗殺のなんとか」って映画は３つくらいあるんだよな。いつもごっちゃになる。ごっちゃ以前にすでに「森」しか思い出せていないわけですが、実は「森」は観たことないんだよな私は。あ、もうひとつは「暗殺のメロディ」だった。これはたしかトロツキーがどうとかいう南米が舞台の話で、あの美形なフランスの俳優が出てるんだ。ほら、あの人、あれだよ、アラン・ドロンだよ！　・・・違ったっけ？　であとひとつの映画は、うーん、ここまで思い出しても調べる気が起きない。オ、オペラ・・・？　オペラだったかな・・・？　劇場出てきたよな・・・・・・？

はぁ。暑い。息子が落ち着きない。これこれ扇風機のコードを齧ってはいけませんよ。


明日、私達は無事に町を出られるのでしょうか。

１９５日目

タオルを引きずったままどこまでも行く




１９５日目。
昨日から雨。本当は昨日には大阪へ戻るつもりだったのですが、なんだかんだでまだ富山にいます。大阪は暑いらしいじゃないですか。そろそろ落ち着きましたかね？　金曜には戻ります。

さて、実家へ帰省してきて１０日間あまり。この短い期間に息子は急成長を見せました。


【最近できるようになったこと】

　＊支えなしでお座りができるようになってきた

　＊名前を呼ばれると振り返るようになった

　＊うつ伏せの状態から横向きに回転し、寝返りを完成させる

　＊「ずり這い」を始めた！

　＊上の歯も見えてきた


ころころころころと転がり、ずりずりとどこまでも這っていくので、息子から目が離せません。すぐにコンセントを引っこ抜こうとしたり、ケーブルをくわえたり、あちこち齧ろうとしたりでイタズラが炸裂しています。困ったなー。

さらに、息子がやろうとしていること（テーブルの下に潜り込もうとすることとか）を引き止めると、ものすごく激しく怒るのでした。瞬間湯沸かし器か。誰に似てこんなに怒りっぽいんだろう？　さすがの私もここまでわがままじゃないと思うんだけど・・・どうだったかな(^o^;)


あー、寝てたと思ったらもう起きた（３０分）。いきなり怒りながら起きるのは止めたまえ・・・！　この人、真夜中にも一人で起きて活動してるんだよなー。おとといの夜は暗闇の中をタオルを頭にかぶったまま這いずり回っている息子の顔が稲光に照らされて浮かび上がっているのを見てびっくりさせられました。元気でなにより。ふう、でも私は今日も眠いわ。

１８８日目

１８８日目。
先週末より息子と二人で富山に帰省中です。Ｋ氏は仕事が休みじゃないので大阪です。その大阪は連日３８度くらいだそうで、もう私にはムリムリ。こちらも最初の２日間は猛暑でしたが、その後は特に朝晩が涼しくて過ごしやすいです。今朝などは寒くて起きたくらいですわ！　日中もそんなに暑くない。


さて、富山へは特急サンダーバードで帰ったのですが、息子は列車の中ではわりとおとなしくしていてくれたので助かりました。富山駅に着くと、改札口に私の父が待っていてくれました。生後２ヶ月ちょっとまでこちらで育った息子にとっては、およそ４ヶ月ぶりの富山生活です。

ちょうど生後６ヶ月になった息子を、親戚や友人が見に来てくれています。大阪では昼間は私と二人っきりの孤独な生活を送っている息子ですが、こちらでは毎日いろんな人に抱っこしてもらっています。重くて暴れん坊な関節クラッシャーの息子（高い高いが大好き）による被害者が増えないといいのですが、かわいがってもらえてありがたいですね。


ところで、生まれて間もない頃とは人々の息子への印象にも変化があったようです。


【生まれたての頃】
　「小さい！」
　「軽い！」
　「指とか細くてかわいい！」
　「目が大きい！」
　「天使みたい！」

　　↓（半年の時の流れ）

【生後６ヶ月の現在】
　「でかっ！」
　「重っ！」
　「頭もデカイｗｗ」
　「大ｗ相ｗ撲ｗ」
　「むっちむち」「ころころ」
　「赤ちゃんて、太ってる方が可愛いね☆」（←褒め・・・？）


まあ、要するに太っているんですよね。ころころのむちむちなんですよね。それは否定できません。生まれたばかりの時はかなり可愛いと言われていたのが、今はお笑い要素が強くなったみたいで何だかえーっと「どうしてこうなった・・・！」（；３；）

しかし、中にはこんな感想もありました。

　「人形みたい！　置物の」

あー！　人形、キタコレ！
これのことですね、分かります。

　つ
　　　博多人形

うおー！　あらためて見ると、なるほどソックリ、生き写し。体型のみならずパーツが真ん中に寄った顔立ちもちょっと見分けがつかないレベル。本人かと思った。違いといえば、息子はまだ立ち上がることができないという点くらいでしょうか。
要するに、太っているんです・・・ね・・・（；３；）

あと、私とＫ氏の赤子時代の写真を見せたら、息子はＫ氏に似ているという意見が９割でした。なんてこった・・・ウケ狙いで持ってきたＫ氏の写真（鳥みたいな顔をしている）で、まさかこんな展開になるなんて予想してなかったぜ。


お墓参りに行ったり、スイカを舐めたりして夏を満喫しています。大阪はいつまで暑いのかなー。はやく涼しくなってほしいなぁ。

１８１日目

眠くないのか！？　私は眠いぞ！！

というわけで、１８１日目。眠いよー。


画像は、「寝ゴザ」。寝床に敷くとヒンヤリして気持ちよく眠れるというもの。Ｋ氏が息子のために買いました。つるつる冷え冷えしていて気持ちがいいです。息子もその上で大喜びです。つるつるした表面を腹這いのまま高速回転できるのが楽しいようで、いつもよりも多く回っていました。

この調子で夜も気持ちよく過ごせるかなーと思いきや、物音に敏感な息子は、このゴザに寝かせた時の軋み音や引っ掻く音（自分で寝ながらカリカリ引っ掻いている）に反応して時々目を覚ましてしまいます。明け方にひとり起きて何やらしゃべったり泣いたりしながらグルグル回っているのが鬱陶しいので、ゴザは昼限定で使用することに。うるさくて私が寝ていられません…（ヽ´ω｀）何度となく蹴られますしね。


このように、夜の睡眠時間が少しだけ短くなってしまった最近の息子。かわりに昼寝をしてくれれば…！　と淡い期待を抱きましたが、今のところ昼寝も長引く気配はありません。２時間くらいうつ伏せで回ったり布絵本を齧ったりして疲れ果てて怒り出し、大泣きしてさらに体力を削った後では、１時間ほど（抱っこしたままでなら）寝てくれますが。それだと私も疲れるんですよね…頼むから、普通に大人しく寝てくれ！
（´；ω；`）眠インダヨー！

けれども、息子にしてみれば、自分で動き回れるようになって嬉しくて仕方がないんだろうなぁ。これで立ち上がって、歩いたりするようになったら、いったいどんなことになるんだろうな。ますます目が離せなくなりますね。大変だけど、これは喜ぶべきところだよな、うん。


はー。明後日には富山に帰省するので、少しは寝られるといいな（私が）。それにしても、息子は寝なくて大丈夫なのでしょうかね？　なんで今日もこんな元気なんだろ。今朝も５時に起きてウキャウキャ叫びながら転げ回り、１０時から３０分間だけ寝ました（もちろん抱っこしたまま）。
私の方は暑さボケも加速してきて、ゆうべは素でご飯を炊くのを忘れました。おかずは作ってあったので、夜なのにパンでしのぎましたよ；


あ！　今日で息子はちょうど満６ケ月になりました。
この調子でどんどん大きくおなり！（⌒_⌒）