goo

ヒャクボルコ登場

2005年10月31日 | ヒャクボルコと行く



わたしはヒャクボルコ。
電源タップ(大企業)に勤め100Vの電圧に耐える日々を送ってたら、ある日オーナーがちょっと感電したの。
そしたら、「君はクビだ」って……。リストラ。
ひどい、全部わたしのせいにする気ね。
まあ、それでそっちの気が済むんなら、いいわ。
わたしは、うらんだりはしない。
いまだに会社(電源タップ)の業績が悪いからって、わたしの呪いじゃないわよ。

………

それで、旅にでることにしたの。
わたしの行く手にはきっと素敵なものが待っているに違いないもの。
空が青いわね。ふふふ。



*****

なにかの部品に顔を描いてみたら、これまでにないキャラクターが発生しました。
そんなわけで新カテゴリー「ヒャクボルコと行く」をよろしく。
記事のネタに詰まった時に登場します。

(注)あまり気の毒そうな目で私を見なくても大丈夫です。多分。
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )

ラジオで

2005年10月30日 | 学習
今日は日曜日。
K氏がFMラジオが聴けるスピーカーを買って来たので、さっそく久しぶりにラジオを聴いてみました。すると、夜8時の「FM大阪」で、謎のクラシック番組を放送していました。なにか素敵な演奏の短い紹介の後に、「ファンタスティックやな~」とのコメント。衝撃。その後も「○○って、どないですのん?」などなどネイティブ関西弁が続々と放たれます。クラシックと関西弁。どういう訳か、ちょっと新鮮な組み合わせでした。何故、どちらも国際派なのに……私ったら……。ともかく、あまりに面白かったので、来週も聴きます!(と思ったら、来週はお休みらしい。がくり。じゃあ再来週)

そんな感じで、最近少しクラシックに興味を持っています。ラジオの中でブラームスがちらっと取り上げられていて、いかにも私が好きそうな感じなので今度聴いてみることに決定。楽しくなってきました。勉強だ! 勉強だ!
goo | コメント ( 4 ) | トラックバック ( 0 )

Musical Baton ふたたび

2005年10月27日 | もやもや日記
海底日記』のsinkaiさんからまわってきてましたので、以前もやりましたが、反省の意味も込めてふたたび!



・Total volume of music files on my computer

378.6MB。あまり変ってませんね。

・Song playing right now

「欲望」ホフディラン。
まだ聴く。まだまだ聴きます。

・The last CD I bought

思い出せません。

・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

1ー「カルミナ・ブラーナ」カール・オルフ
   最近のお気に入り。I氏に感謝です!

2ー「欲望」ホフディラン
   何百回聴けば、気が済むのか……。まだまだ済みません。

3ー「Piacevole!」もじぴったん(namco)
   ゲームの曲。なにげに名曲多し! ゲーム自体にもはまります。

4ー「幸福論」椎名林檎
   「正しい街」「あおぞら」「月に負け犬」「サカナ」「依存症」などをエンドレスに聴きます。

5ー「Return」OK GO
   前回も紹介しましたが、まだ聴いています。良い感じです。
   私:「新しいの出たって言ってなかったっけ?」
   K氏:「だいぶ前に買って、渡したじゃない」
   私:「え?」
     (カオス=私の自室 から探り出し)
     「あ、これ? ほんとだ……ははは、気付かんかった」
   K氏:「さ、さいてー」
  といういきさつがありまして(つい先ほど)、新しいアルバム『OH NO』も聴きました。
  これまた良い感じ! アマゾンで視聴もできるようですよ。おすすめ。
  疾走感と色気な感じが病み付きです。

OK GO " OH NO "



反省のつもりでしたが、どうでしょう。
前回よりもPCに入っている曲数が減ったような。がんばらねば!
しかし、私は同じ曲をずっと粘着に聴き続けるのが得意。要するに怠慢。
他に聴きたいのもあるんですけどね。くるり、とか、アジカンとか、モーツァルトとか。


・Five people to whom I'm passing the baton

前回も止めたので、今回もここで止めます。すみません;
ここはバトンの終着駅……。
煙が目にしみる……。
(↑というイメージでお送りしました)
goo | コメント ( 4 ) | トラックバック ( 0 )

レースカメラケースをつくってみた

2005年10月24日 | 手作り日記
友人に頼まれていたカメラケースを作ってみました。

素材は、黒の表地が本麻、裏地の青ストライプは綿、その間にキルト芯を入れてあります。紐はサテンでバックル付き、肩掛けも首提げもできるよう長さの調節が可能。乳白色のガラスのボタンで蓋を本体に留めています。蓋の表には綿レースを縫い付けて、爽やかかつロマンチックに仕立ててみました。

さて、気に入ってもらえるかどうかが不安です。そして気に入ってもらえたとしても、サイズが予定よりもやや小さめになってしまったので、彼女のカメラが収まるかどうかが心配です。
私としてはよく出来たと思うので、駄目だった時は自分で使おうと思います。私のカメラは到底これに収まらない大きさなので、MD-WALKMANでも入れますかね(最近めっきり使ってないのだけれども)。
goo | コメント ( 3 ) | トラックバック ( 0 )

Child Like Wonder ~子供達の都~

2005年10月22日 | 学習
Child Like Wonder 第一回公演
脚本:梶谷友美
演出:山田薫

CAST:梶谷友美/重藤大/辻田鯉絵/田口展子/中村利之/南カツオ/境真理子/斉藤史生/山田薫


《あらすじ》
建築家、白石清仁の設計した最大の作品は、
水脈の上に築かれた町「白石町」。
町は二十周年を迎える記念祭を控えていた。
知りたいのは自分の運命、自分の限界。
聞こえてくるのは水の音だけ。





梶谷友美さんの " Child Like Wonder " のお芝居 " Child Like Wonder " を観に行ってきました。
場所は阿倍野にある小劇場 " LOXODONTA BLACK "。入ってみると、こじんまりとしていますが、そこに小さな舞台を見下ろすように客席が設けられていて観客がびっしりと座っています。私は前から2列目の席に腰掛けました。

お話は、水脈の上に白い石段を重ねて作られた「白石町」。かつては繁栄を極めたものの、今は忘れ去られてしまったようなその町の博物館に、ある日若者達が集められます。一体何のために。散りばめられた謎が少しずつ明らかにされながら、クライマックスへと加速します。あっと言う間の2時間でした。

正直に言って、とても面白かったです。
梶谷さんという人は、普段から「ほら、こんなものがありますよ」と分かりやすく魅力的に、色々な面白いことを私の前に取り出して見せてくれるような人なのですが、とにかくイメージの伝え方が上手です。白、石、水、光、空、雲などのひんやりとした美しく明るいものと、暗いものを抱えている人物たちとがうまく配置され、積み重なって結末に至ります。生きることに対する恐れや焦り、悲しみなどが、その町の下を流れるいくつもの水脈のように一箇所に集まってぶつかります。怒濤のクライマックスのあとの静寂。衝突して砕け散ってしまったのではないかと思われたところに、最後に残ったもの。そのものの純粋さに、私は、泣いてしまったではないですか。とてもよく練り上げられた物語です。

そして、役者としての梶谷さんは、普段とは別人のようでした。というか「仁美」でした。びっくり。凄いなー。声がいいですね。他の役者さんたちもとても素敵でした。私としては特に「彩乃」と「穣」がいかにも「彩乃」と「穣」という感じがして圧倒されました。うまいなー!

演出もとても素敵です。舞台には役者さんの他には、白い箱がいくつかあるだけなのですが、そこが確かに博物館の中央展示室になったり、バルコニーになったりします。照明によって舞台に落ちた青い影は、水の中のようでもあり、また静かに燃える炎のようでもあり、とても印象的でした。眼に映るセットのその向うにまた別の背景が感触を伴って浮かび上がってきます。お芝居って面白いですね。

来年も楽しみにしています。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

シフォンのカーテンをつくってみた

2005年10月20日 | 手作り日記
薄い布のカーテンを作ってみました。


うちの近所の生地屋さんが、今年も「大創業祭」を開催中です。13周年だそうです。昨年もこの時期はとっても楽しかったのですが、今年もやはり興奮しています。布が安い、安い、わーッ。ここの生地屋さんは年中大安売りを開催してくれるので、私の大阪生活は非常に楽しい! 歩いて行けるところにあるので、しょっちゅうささいな用事を足しに行くのでした。糸を1つだけ買うとか。

さて、写真は脱衣所用のカーテンです。とっても薄いポリエステルの布は青い花柄が素敵な上に、¥100/Mという驚きの価格に惹かれつい買ってしまったものの、少しばかり柄が派手過ぎるので何を作ったらよいものかと思案しておりました。そう言えば、脱衣所のカーテンが破れていて、それを繕ったのだけれどもまた更にそこから破れてきているのだった……そろそろ寿命だろうか。というわけで、新調することに決めました。古いのは雑巾にするつもりです。

上・下端を縫い、ワイヤーに引っ掛け、折返した部分を何か所かピンで留めただけのものをカーテンと呼べるのか。見た感じでは………呼べますね(独断)。素晴らしく大雑把に仕上がっています。それでも、花柄がとても美しいので、これで良いのです。うむ、うむ、満足。
goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )

こういう診断もある

2005年10月18日 | もやもや日記
こまきさんの『蝶々日記』に面白い記事があったので、私もやってみました。こういうのって、たまにやってみたくなるんですねー。


[男脳女脳診断]  http://www.chaoo.net/sindan/


**診断結果**
あなたのポイントは -50ポイントです。 (男脳度数:75%/女脳度数:25%)
ポイントは、-100~100ポイントで計算され、マイナスが大きいほど、男性脳で、それに対し、プラスが大きいほど、女性脳となります。

男性脳が中心 あなたは、強い男性脳の持ち主です。あなたは、論理的で分析力に優れ、言葉を厳密に捉え、几帳面で物事を整然と処理します。また一方では強引に話を進めてしまい反感を買うことも。そして、同時にひとつの事しか集中できず、女性との会話の中では、ついよそ事を考えて曖昧な返事をしてしまいがちです。あなたの努力と同時に、相手の方にも理解を求めましょう。



私の診断結果は上の通りでした。男か女かというのはともかく、当たってるところとそうでもないところがありますねー。「論理的で分析力に優れ」ては全然ないですね……けれども、「強引に話を進めてしまい」「同時にひとつの事しか集中できず~曖昧な返事をしてしまいがち」というところは、うお~! 当たってるかも!! 友人諸君、実はたまに上の空でした、どうかお許しを。
こういう診断というのは、どうも悪いところばかり激しく当たっているような気になるものですね。参考にして励まねば。
goo | コメント ( 5 ) | トラックバック ( 0 )

『ブルガーコフ短編集 「モルヒネ」ほか5編』

2005年10月17日 | 読書日記ーロシア/ソヴィエト
ミハイル・ブルガーコフ
町田清朗 訳 セルゲイ・ボルシンスキー 監修(津軽書房)

《収録作品》
モルヒネ/エジプトの暗闇/赤い冠/カフェにて/丸いハンコ/ある医師の異常な体験

《この一文》

” 夜明け時のこんな夢は今まで経験が無かった。これは二重の夢だ。
  しかも、その夢の主体はガラスのようなものと敢えて言いたい。透明である。
  こういう事なのだ。ーー途方もなく明るいランプが見える。そのランプから光のリボンが色とりどりに煌々と輝いている。アムネリスが緑の羽根をそよがせて歌っている。オーケストラは、この世のものとも思えぬほどに素晴らしい響きである。
        ーー「モルヒネ」より”




巨匠とマルガリータ』のブルガーコフの短編集です。この人は元お医者でモルヒネ中毒に罹ったこともあるらしく、この短編集にはその頃の体験に基づいた初期の短編が6つ収められています。全体的に、暗いです。『巨匠とマルガリータ』においてみられるようなユーモアは、ほとんどあらわれません。僻地診療の孤独と不安、モルヒネ中毒の高揚感と絶望などなど、どんどん滅入っていくようです。作品中には「緑の灯」という描写がよく登場するのですが、私は緑色の光だなんて美しいだろうなーと思いますけれど、物語の中では何か苦しさや孤独の象徴のように表れていて少し悲しい感じです。静かで苦悩に満ちた短編集。

引用したのは、主人公の医師が中毒症状によって起きていながら夢を見ているところです。私はこの人の夢の描写がとても気に入っています。「悪魔物語」(岩波文庫『悪魔物語・運命の卵』所収)でも、「緑の草原にいる自分の前に、生き物のような巨大なビリヤードの玉が短い両足で出現するというような、グロテスクな恐ろしい夢を見た」というシーンがあります。凄いな。


ところで、この本は古本屋さんから取り寄せたのですが、開けてびっくり〈露和対訳〉版で、左頁には露文、右頁には和文という体裁でした。ロ、ロシア語が読めるようになったらどうしよう……。と、たまにやってみたくなる取り越し苦労ができたりして、なかなか良い買い物をしました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

芸術の秋を堪能するーその2

2005年10月16日 | 学習
" Carmina Burana " Carl Orff
( SIMON RATTELE  BERLINER PHILHARMONIKER   EMI CLASSICS )



I氏からお借りしたCDです。テレビ番組でもよく使われている音楽なので、聞けば必ず「あ、これは!」とお思いになるだろう「カルミナ ブラーナ」。私は無知なので、I氏から教えてもらってはじめて、カール・オルフなる作曲家がいたということを知りました。そして気が付くと3周くらい平気で聞いてしまうのでした(1周およそ1時間)。

何でも「凄い」の一言で済まそうというのが私の欠点ですが、今のところ他に思い付きません。それに、絵や音楽というのは言葉ではない領域にある表現手段なので、それから得られる感動をいくら言葉に置き換えようとしても限界があるのではないかという気もします。逃げですかね……。

ともかく、この「カルミナ ブラーナ」ですが、とてもドラマチックでしびれます。盛り上がります。眼から鱗です。聞くものなのに「眼から」というのも変ですけれど。私はクラシックを聞くと眠くなると思い込んでいましたが、世界が狭過ぎました。じっくり聞くことができる音楽もあったんですねー。歌があるからかもしれません。物語を読んでいるような、映画を見ているような、不思議なことにそんな感じがします。そして明快で力強く、誰にも何にも似ていない。私はこういうのに惹かれるらしいです。


さて、このように、絵画や音楽でも自分の好きな方向を見つけることで、分かったことがあります。私には「言葉によって作り上げた(つまらない理屈をこねくりまわす)自分」とは別の性質の自分も存在しているらしいということです。馬が走っているだけの場面(ディズニー映画の「ノートルダムの鐘」の割と最初のシーンだったかと思われます)やある種の音楽(この「カルミナ ブラーナ」以外にもホフディランの「欲望」の2番の冒頭など)を見たり聞いたりして、悲しいわけではないのに涙が出るのはどうしてなのか、ずっとわかりませんでした。それ自体はいわゆる「泣くところ」とはどうしても思えなかったからです。(とは言え、いわゆる「泣くところ」も、それがどうしてそこで泣かなければならないのかも、実は分からないのですが……どうしようもないですね)
思うに、私はそこに自覚していなかった自分のある部分や、私が求めている何か(それが何かは言い表せませんが)を感じ取っていたのかもしれません。御承知の通り、私には言葉によって受け取ったものを表現することができないので、かわりに涙という形であらわれたのかもしれません。それが一番近い感覚なので。ともかく、そういう「受容体」としての自分を発見したせいか、このところ人として安定してきたようです。はじめて自分にも可能性があるかもしれないと思えました。もっと感動することなら出来そうだからです。それは錯覚に過ぎないかもしれないし、ちっとも生産的でもありませんが、私自身はそれでなんだかとても喜ばしいのです。遠くの星の光に憧れる時と同じように、先人たちの偉大な業績は、それが文学であれ絵画であれ音楽であれ、私の愚かさやそれに伴う恐れを一瞬間吹き飛ばしてくれます。「類推の山」の姿は今も見えませんが、そこへ続いているかもしれない道がぼんやりと見えて来た気がして、小躍りしているのです。

大好きな秋になってきたので、つい興奮してうわ言のようなことを長々と書いてしまいました。少しは自分を高めたい、そんな気持ちになる芸術と文化の秋です。天高く、私よ、もっと拡がれ。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

芸術の秋を堪能するーその1

2005年10月15日 | 学習
「死の島」 " Die Toteninsel " Arnold Boecklin(ウムラウトが正しく表示されなそうなので、このままで失礼します)


私は長らく、芸術作品というのは何のために存在しているのやらさっぱり分からなかったのですが、最近ようやく何となく感じるようになりました。ある種の力というか、衝撃なんですね。私のように何の予備知識もない者をも圧倒する力です。

というわけで上の画像は、昨日偶然見た教育番組で知った衝撃の一枚。恐ろしいインパクトです。一晩たっても全然忘れられませんでした。これと同じモチーフの絵が何枚か存在するらしいですが、このバーゼル美術館所蔵のが一番私好みです。暗い。船の上に立つ人物の影が白い箱(柩でしょうか)に落ちています。うおぉ……! この影を見てしまったら、きっともう忘れることはできないような予感がします。そして、あくまで個人的な感想ですが、ラーゲルクヴィストの作品のイメージに近い感じがしました。きっぱり、くっきり、ばっさり。というか……。

私の拙い表現力では、この感動を的確に言葉であらわすことはとてもできませんが、とにかく凄い。文章によって伝えられる感動があるのと同じように、絵画によってこそ伝わる何かがあるらしいと感じさせられました。要するに、いずれにせよ読解力と感受性が必要だったのですね。生み出すエネルギーがないならば、せめて受け取るくらいはしたいものです。私はもっと全開にして、様々のことを受け入れなくてはならなかったのでした。
goo | コメント ( 4 ) | トラックバック ( 0 )
« 前ページ