ゴールデンウィークに「無熱性けいれん」を起こして「てんかんの疑いあり」と診断され、脳波、MRIの検査を受けた息子の、検査結果を聞いてきました。私の体調が良くなかったので休みを取ってくれたK氏と息子と3人で病院まで行ってきましたよ。普段は徒歩とバスで40分ほどかけて通院していましたが、今日はK氏の自動車に乗せてもらったので家から10分で着きました。自家用車って便利だなーと奈良に来てからは痛感しています。ちなみに私は自動車運転免許を持っていません! 奈良はほとんど完全な車社会ですが、私はしばらく無免許のまま頑張れるところまで頑張りますよ^^;
さて前置きが長くなりましたが、結果です。
脳波,MRIともに、今回のデータからは特別な異常は見つかりませんでした。よって、以後は通院の必要も薬の服用も必要なしということです。とりあえず、ほっとした!!
さて、私は何事もたちまち霧のように忘れ去ってしまうので、いまのうちに先生のお話を以下に簡単にまとめておきましょう。すでに不正確なところがあるかもしれませんが、大体こんな感じでした。重要なところから(というか思い出せるところから)書いておきましょうかね。
☆今回の検査結果からは異常が見つからないが、「無熱性けいれん」を起こした原因は不明のままということは「てんかんの疑いあり」の状態は変わらないので、引き続き経過を観察すること。万一今後も繰り返し同じような状態に陥るならば、再度の検査が必要となる。
ただ、「けいれん」は一度起こしたきりでその後は起こさないという人が多数であるので、息子もこのまま起こさないかもしれない。もしも再び起こっても、慌てずに対処することが重要。さらに、仮に「てんかん」であったとしても、普段の生活を特別に過ごす必要はないとのこと。あくまで「普通に生活する」ことが大事。また「てんかん」は、
環境の著しい変化のあった後、疲労時、うとうとと寝入る時または起床時に起きやすい傾向にある とのこと。日頃から規則正しい生活とストレスの少ない過ごし方を心掛けるべき。
☆検査をしたにもかかわらず何故「てんかんの疑い」が消えないかと言うと、今回の脳波のデータには「てんかん特有の波」が見つからないが、そもそもその波というのは常に出続けているわけではないので、今回出なかった(検査時間は30分間)と言って必ずしも常に全く出ていないとは言い切れない。「てんかん」であるとすれば、発作時に測定すると明らかな波が見られるとのこと。
「てんかん」は、例えばライターに着火する時の火花のように脳に信号がビシッ、ビシッと上がるうちにボーッと燃え上がってしまうと発作として現れる。脳波測定はその波を計測するもので、短時間の計測で見つけるのは難しいらしい。
☆MRIのデータからは、1歳3ヶ月児の脳のありようとしてはごく一般的な状態である。どこにも異常は見られない。
☆「てんかん」以外の可能性としては、「幼児性けいれん」ということもある。「幼児性けいれん」とは、
熱やその他の身体的異常がなくとも起こるけいれん で、幼児期のみに何度か繰り返して起こることがあるが、成長とともに起こらなくなる。あるいは、激しい怒りの後、息が詰まって「けいれん」を起こすこともあるとのこと。いずれにしても、「けいれん」を起こしたら冷静に対処すること。1、2分間の「けいれん」ならばその後の状態をよく見てから病院に連絡する、元気そうであれば連絡は翌日でもよい。10分間以上長く続く場合にはすぐに連絡すること。
と、おおむねこういうことを聞いてきました。とりあえず、検査からは明らかな異常は見つからなかったようなので安心しました。息子の場合は、ゴールデンウィークにけいれんを起こした時、「非常な疲れ、体調不良、引っ越しや帰省など著しい環境の変化」という項目が当てはまりますが、「てんかん」であれ「その他のけいれん」であれ、こういう不調が引き金になるのは変わらないようなので、なるべく毎日を穏やかに過ごせるように気をつけたいと思います。
私とK氏とは「怒りのあまり息が詰まって、けいれん」というのが怪しい…と個人的に考えているのですが、その後は毎日毎日手がつけられないほどに怒り狂っていてもけいれんを起こさないので、違いますかね? もちろん何も起こさない方がいいんですけれど、どうして息子がこんなにも怒るのか知りたい。検査して身体的な異常は見つからなかった訳ですから、精神的なものなんでしょうか? 息子の怒り狂う様を見て周囲から「異常だ…」と評されることがやや増えてきたので心配になってきました。これはこれで保健センターに相談しようかな…。
最近はチャーハンが好きな息子に、チャーハンを作ってやる。それから山盛りの野菜(通称:パッパ)とバナナ(通称:ママーマ)。葉っぱものが好きな息子は、普段はそればかりモグモグ食べています。
しかし、機嫌が悪いとこうなる。↓
時には器ごと中身を吹っ飛ばす。左手にしかポイしないと油断して左側にしかシートを敷いていなかったら、右側に盛大に吹っ飛ばされた。静かに怒りに震える私をよそに、息子は嫌な横目をしただけで食事を続行。こ、こいつめ…
↓吹っ飛んだキャベツの図。
自分で吹っ飛ばしておいて、「ない!ない!」と騒いだりすることもあるのが余計に腹立ち…。
「ダメだよ」と優しく諭そうが、厳しく諭そうが、あからさまに聞いてない振りをするのも業腹…。
このように、ここ一ヶ月息子は怒ってばかりいます。昨日も一日中家中を転げ回りながら大音量で絶叫しまくってましたし、今日も風呂前、寝る前は修羅場でした。あまりにも激しく泣き叫ぶので、そのうちご近所から通報されるんじゃないかとビクビクしています。突然、何が理由か分からないのですが、ものすごく怒り出すんです。こうなるともうどうしようもない。抱っこしようにものけぞって暴れ、殴る蹴る引っ掻くの暴行ですよ。私はもう疲れきって死にたくなることもあります。私がずっと育ててきてこうなんだから、悪いのは私なんだ。全部私が悪いんだ。という考えが頭から離れません。一人で子育てをしてはいけないと、ちゃんとそれを分かっていたはずなのに、適切に対処できなかったのは確かに私の落ち度です。もちろんK氏は忙しいにもかかわらず息子の世話に対して非常に協力的ですが、日中は息子はほとんど私だけと過ごしていますからね。散歩したり児童館に通う以外にも何か考えよう。
というわけで、この怒りの激しさについては、そろそろ真剣に対処しなくてはいけないかと。歯が生えかかっててイラついてるだけにしては激しすぎるというか、何に怒っているにしろこんな風に怒りを表現していたのでは、これからの人生を息子はどうやって乗り切っていけるというのでしょう? できることがあるならば、早めのうちから私たちが気をつけてあげたいですしね。
余談が長くなってしまいましたが、一連の検査で息子のCT画像とMRI画像を見たところ、息子は輪切りの透視画像になっていても可愛かったです。特に今日のMRI画像では、眼球がある付近の断面図で、目ん玉が大きくて凄かった。頭の中を眼球があれほど占めているとはなあ! K氏は息子のCT画像を見た時に「頭蓋骨の中に意外と脳がみっちりと詰まっている」ことに驚いていました。私も驚いた。MRIでは、その脳の様子がさらに詳しく見られました。発達途中の健康な美しい脳でしたよ。
息子よ、検査ばかりでおつかれさま! どうか健やかに育っておくれ!