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悲鳴

2010年02月28日 | もやもや日記

ちょっとびっくりの瞬間。






ずっと探していた本を見つけた驚きのあまり、声にならない叫び声をあげたら、離れたところに居たK氏を驚かせてしまいました。いや、すまん。でも、あんまりびっくりして。

注意していれば、その本はときどき世の中に出回っているのを確認できるのですが、出回りはするものの絶版本であるが故にたいていは高値で取引されています。しかし、私が見つけた時、それは比較的手頃な値段でした。もし今も普通に販売されていれば、定価と変わらないくらいの値段だったのです。


もちろん速攻で買いました。というより、注文しました。ネットってほんとうに便利ですね。
というわけで、ぐふふ…これで私の東欧文学コレクションも少しは充実するというものです。しかし、取り寄せになるので、私の手もとへ届くのはまだ先のことになりそうです。土壇場でまさかの在庫切れなんてことにならないことを祈るばかり。


さて、私には、ほかにもコレクションしたい東欧文学作品がいくらかあります。とりあえず、ダニロ・キシュの『死者の百科事典』は喉から手が出るほど欲しいのですが、手の届く値段では見かけたことがありません。あとは、『東欧怪談集』も絶対に手に入れたいですね。これもたま~に見かけるのですけどねー。なんか文庫にしては高いんですよねー。仕方が無いのは分かっているのですが、なんとなく納得いかなくて買えません。復刊してくれないかなぁ。まあ、地道に探すこととしましょう……


話は変わりますが、SF熱が盛り上がってきた私は、東欧・ソ連SFアンソロジーと、ブルガリアSF作品集を図書館に予約しておきました。あー、楽しみだ、楽しみだ。ほかにも手持ちの面白い本をずっと山積みにしたまま放ってあったのを少しずつ読んだりもしていますし、久しぶりに読書生活が充実してきつつあります。

さーて、がんばって読むぞー(^_^)!




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猫グッズ!

2010年02月27日 | もやもや日記

黒猫が赤い糸にたわむれている柄の付箋と
猫の顔の形をしたフェルトのコースター
(=´v`=)




このあいだKさんからもらった可愛い猫グッズ。かわいい~
けれども、せっかく実用品をいただいたのに、可愛過ぎて到底私には使えそうにありません…(/o\;) 当分は眺めて暮らしますよ;うへへ。


今住んでいる近所では、あまり猫を見かけません。あ、でもこのあいだ片目に古傷のある迫力顔の猫がいましたね。毛の生え変わる季節になると、その時期だけは、猫の方々は私のような人間にも(毛取りブラシの役目を果たさせるべく)寄ってきてくださるので、春になるのが楽しみです(←我ながらすごい奴隷属性)。


ネコネコ言ってるうちに、今月も終わりそうですね~。
だいぶ暖かくなってきました。


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日本橋へ行ってきた

2010年02月25日 | 旅の記録





昨日は、日本橋へ行ってきました。もつ鍋を御馳走になったのですが、それがおいしかったのはもちろんのこと、その場の空気が楽しくて、私は大変わくわくしてしまいました。ある業界のコアなお話を伺えるというのは、実によい経験になりました。すごく面白かったです。Kさん、昨日はお誘いいただいて、どうもありがとうございました♪


さて、これまでにも何度も何度もしつこく書いていることですが、とても大事なことなので今日もやっぱり書いておきたいと思うことには、私はほんとうに分不相応なまでに友人に恵まれているということです。すべての運気をそこで使い切っているのではないかと思われるくらいに、私は良縁に恵まれています。ろくでなしの私に(←これはマジな話です)、どうしてこんなにたくさんの立派な友人がいるのかは、大きな謎のひとつではありますが、しかし持つべきものは友ですよね、いやほんとに。私は無い無い尽くしで何も持ってはいませんが、目に見えないものも勘定に入れてよいならば、私は精神世界ではなかなかの資産家であると言えましょう。尊敬できる、愉快な友達と付き合えるというだけでも、私の人生はいとも簡単に幸福感や充足感を得られるというものです。ありがたいなぁ、実にありがたい。みなさん、私のことを覚えてくれていて、いつもどうもありがとうございます!


さて、Kさんというのは私の大学時代のクラスメイトで今は出版社におられる方なのですが、昨日の集まりは実は私がKさんから頼まれて本の表紙用イラストをちょこっと描かせていただいて、その本が先日出版されたので、打ち上げの会にお呼ばれしてきたのでした。ええ、私は別にイラストで仕事しようなんて思いもしなかったんですけれど、ちょっとした絵を描いてくれる人を探していらしたKさんが、私に声をかけてくださったのです。

私は気取らず率直なKさんの人柄が昔からとても好きでしたので、私などで役に立てるかどうか分かりませんでしたが、条件的には私という人物はなるほどぴったりだなと自分でも思ったのもあり(そんな気軽なことでいいのか?という思いよりも、好奇心が勝りましたのです)、もちろん一も二もなくお引き受けしました。そうして、【棚からぼたもち】って、この世界に実際に起こりうる現象だったのだな、と実感したわけです。
私が拙いイラストを描かせていただいた本は、このあいだ出来上がったものをいただいたので、今度宣伝がてらここでもご紹介しようと思います。私はカバーイラストを描いただけですが、装丁のデザイナーさんがすっごく素敵な感じに仕上げてくださって、とても爽やかな本となっていました。まじで感動しました。もちろん、本の内容もとても興味深いものです。詳しくは後日。


それで、昨夜はその打ち上げの会だったのですが、関係者の方々の集まりに、私も図々しく参加させていただいて、業界のアレコレを興味深く聞かせてもらうことができました。不勉強な私には分からないことも多かったですが、それでも面白く勉強になりました。本を作ってくれる人がいるからこそ、私は本を愛することができるわけで、出版業界はいまなかなか大変な時期のようですが、それでもどうにか踏ん張って欲しいと願うばかりです。

それにしても、かなりハイソな集いだったので、私の記録もつい堅苦しくなってしまいますが、ああ、でも面白かったです! みなさん素敵な方ばかりで、色々と私にお気遣いくださって、私はと言えば持ち前の図々しさで全面的にそれに甘えさせていただいたわけですが、とても愉快でした。私もあんなふうにさらっと気配りのできる素敵な大人になりたいものです(←って、私ももういい歳なんですけどね;)。


遅くまで盛り上がった帰り道、ようやくうちの近所まできたところをてくてくと歩きながら思ったのですが、武者小路実篤に『真理先生』という超絶ポジティブ小説がありまして、どうやら私はやはり真理先生の考えを支持しないわけにはいかないな、と(参考までに過去の私の感想文→『真理先生』)。そんなことを思いました。

世の中には良い人の方が多い。そんなことをつくづく考えながら、高く上がった猫の目の形をした月を見上げて、私は暖かい夜の中を帰り着きました。
やあ、じきに、春がやってきますね。






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『竜座の暗黒星』-現代ソビエトSF短篇集2

2010年02月24日 | 読書日記ーSF

ストルガツキー兄弟/西本昭治・編訳(早川書房)


《内容》
金属を食って自己を再生産する自動機械カニの話『カニが島を行く』(ドニエプロフ)、地球から1800億キロもはなれた竜座の暗黒星探検の物語(グレーヴィチ)、地球以外の宇宙の惑星にかならず理性的存在があると信じている男の話『さすらいの旅をつづける者たちについて』(ストルガツキー兄弟)など6篇を収録。

《収録作品》
*カニが島を行く…A・ドニエプロフ
*竜座の暗黒星…G・グレーヴィチ
*ベルン教授のめざめ…V・サフチェンコ
*さすらいの旅をつづける者たちについて…A&B・ストルガツキー
*宇宙で…I・ワルシャフスキー
*ホメーロスの秘密…A・ポレシチューク
*雪つぶて…E・パルノフ/M・エムツェフ
*湾の主…S・ガンソフスキー

《この一文》
“『人生は年齢によってではなく仕事によって測られる』――このことばをぼくがじいさんからはじめて聞いたのは、十七年前である。
  ――「竜座の暗黒星」(グレーヴィチ)より  ”

“ ムッシュー、ほかの人はどうだか知らないけれど、とにかくわたしは、なにごとにも驚かない人間はきらいです。わたしはそんな人間を見ると、まったく苦痛をおぼえますな。なにごとにも無関心であることによってこいつはおれを侮辱しようとしている、という気がしましてな。だって世の中には、ふしぎなことがやまほどあるじゃありませんか、ね、そうじゃありませんか? とどのつまり、わたしとあなたが生きているということさえ、ふしぎなことです。心臓がうつということ、肺臓が呼吸すること、脳髄が思考することも。ね、そうじゃありませんか?
  ――「湾の主」(ガンソフスキー)より  ”




有名な「カニが島を行く」のために買ったようなものの本書ですが、それ以外の短篇もとても面白かったです。特に面白かったのが、「湾の主」。これは、この短篇集のなかで唯一未来世界を舞台にしていませんでした。過去を回想する形式をとり、《湾の主》という未知の生物と遭遇するという、古き良きSF小説という感じでした。なんだかんだでこれが一番気に入ってしまうあたり、私はやはり懐古趣味であると言わざるを得ませんね。

さて、一応作品ごとに一言ずつ書いておきたいと思います。

*「カニが島を行く」
機械のカニが、赤道直下の無人島にある実験のために持込まれる。そのカニは金属を食って自己を再生産するという性能があるのだが、島のところどころに置かれた金属の山を食いつくし、増えに増えたカニたちがとった行動とは――というお話。
オチは見え見えですが、ちょっとした描写が間抜けで、猛烈に面白かったです。

*「竜座の暗黒星」
年老いた英雄的宇宙船長と若い建設技術者である「ぼく」は、竜座の暗黒星を目指して航行することになる。長い年月に及ぶ航行の末に、ようやく目的地へ辿り着くのだが――というお話。
結末がいささか唐突なものの、じんわりと胸を打つ短篇でした。ただ行くだけで14年、その間は狭い空間に閉じ篭り切りの、そんな道のりだとしても自ら望んで乗り出す人間がいるだろうか。いるだろう。人間ならきっとやるだろう。それが人間の美しいところだと、つくづく思います。

*「ベルン教授のめざめ」
人類はふたつの世界大戦を経験したが、科学はさらなる凶暴性をもって進化しようとしていることを憂えるベルン教授は、数万年後には人類は滅亡しているに違いないと断言し、そのことを確かめるためにあることを計画する――というお話。
タイムトラベルものです。どうせ人類は滅びる、それみたことか、というとてもネガティブなお話なので、私は気に入りました。そして意外な結末がまた私の気に入りました。面白い。

*「さすらいの旅をつづける者たちについて」
セプトボドというタコのような生物を観察・研究しているスタニスラフ・イワノヴィチは、ある日ゴルボフスキーという天文考古学者と出会う。彼は地球以外の惑星に、人間とは発達段階のちがった理性的存在の痕跡を探しているというのだが――というお話。
ストルガツキーの作品は、時々よく分からないことがあるのですが、この短篇もいまのところ私にはよく分かりません。でも好き。面白かったです。もっとよく読めば、もうちょっと分かったかもしれません。人間という存在のちっぽけさとか、それに対する悲しみとか諦めとか開き直りというようなところはチラチラと見えた気はします。
それにしても、ゴルボフスキーってどこかで聞いたような…? ひょっとしてアレかな、えーと、ほら……コムコン2とか。あのシリーズに出てくる人でしたっけ? あとで調べよう。

*「宇宙で」
宇宙へ探索任務に出かけた宇宙船。その旅においては、さまざまなトラブルに見舞われる。というお話。
ちょっと変わった作品でした。違った時点での話が、細かい章で断片的に語られます。

*「ホメーロスの秘密」
未来世界からホメロスの時代にタイムトラベルするお話。
これは結構面白かったです。地味ながらに面白い。工学部の生徒に古代の韻文を教えるべく派遣されてきた教授が、そのうちの熱心な学生が作ったタイムマシンに乗って、ホメーロスとは何者であったかを確かめるために古代へさかのぼります。実際に当時を見たり体験したりできればなぁ、と思っている研究者はいそうですが、でもこんな機械があったら、大変でしょうね。それでもいつかはそんな時代がくるのでしょうか。

*「雪つぶて」
私は論文発表の会場で頭に血が上り、しばらくは隠しておくつもりだったはずのタイムマシンを覆うカバーを外し、聴衆の面前で過去にさかのぼる――というお話。
これまたタイムトラベルものです。タイムトラベルって、まあ、とにかく面白いですよね。このお話も、主人公が過去の自分と邂逅し、こいつ結構いい奴じゃん、とか思ったりするあたりが最高に面白かったです。終わり方はなんだか青春小説的な爽やかさもあり、清々しい短篇でした。、

*「湾の主」
空港の待ち合わせで出会った人物は、かつてニューギニアで遭遇したという不思議な生物について語り出す。映画撮影技師である彼が見たというそれは実に奇妙な生物で――というお話。
普通に面白かったです。こういう古典的なSFという感じのする短篇は、安心して読めますね。SFというよりも怪奇小説という感じもしますが、いちおう最後のほうはちょっとSFっぽかった。ベリャーエフの「髑髏蛾」に近い感触です。どこがどうと、はっきりとは言えませんが、私は非常に気に入りました。この雰囲気がすごく良い。面白い!
ついでに、上に引用した「とにかくわたしは、なにごとにも驚かない人間はきらいです。」という部分は、ドストエフスキーの「ボボーク」という短篇にも似たような文がありました。いやほんと、世界は驚異に満ちているというのに、それに驚かないで過ごすなんて、まったくもったいない話ですよね。



というわけで、『竜座の暗黒星』は読了。同じ現代ソビエトSF短篇集というシリーズの『宇宙翔けるもの』と『アトランティス創造』も手もとにあるので、ついでに読んでしまおうかと思います。





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SFが読みたい

2010年02月23日 | 読書ー雑記



燃え尽きたのか、ずっと誤摩化していたものをとうとう抑えられなくなったのか、どちらかは分かりませんが、今朝は猛烈に気分が沈んでいました。

しかし。
ここ数年で私は人間的に成長したと自分でも思うのですが、無闇に落ち込みを長引かせないでいられるようになりました。人生は落ち込んで過ごすにはあまりに短い。そんなことよりも、やりたいことがたくさんあるのではなかったか――。そうとも。


というわけで、こんな時にはSF! と思い、Amazonさんを見てみると、次のようなものがおすすめされていました。(←私は過去に何を検索、あるいは購入してこういうのを勧められているのかはまったく分からないのですけれども)


ひとつは、アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
と、同じくベスター『ゴーレム100』

もうひとつは、ヴァン・ヴォークト『非Aの世界』


うーむ。面白そうであります。いいね、やっぱSFっていいですよね。私はなんだかんだでこのジャンルはまだ全然読んでいないので、好奇心が募ります。


そういうわけでSF熱が発生してきた私は、とりあえず手近なところで探そうと、自宅の書棚を物色してみましたが、SFらしいSF小説がほとんど見つかりません。『ニューロマンサー』とか、どこへやったんだっけ? おやおや? これはどうしたことだ。まさか、捨てたり売ったりしてないよね…?(記憶喪失)
なんてこった。長編SFが読みたかったのに……。



しかたがないので、ひとまず短篇集で我慢することにしました。数年積んであった『竜座の暗黒星』をいよいよ読み始めましたが、結構面白い!


やはり、ただ落ち込んで過ごすよりも、探し物をうろうろと探しまわるほうがずっといい。それが結局見つからないとか、距離が遠過ぎるとか、どのみち誰のためにもならないとか、自己満足に過ぎないとか、そんなことはたいした問題ではないのです。
表題作の「竜座の暗黒星」では、片道14年の距離をものともせずに探索に乗り出す人々が描かれていて、私は心を揺さぶられました。



物語は、いい。
やっぱり物語って、良いものです。
いつもはただ黙ってそこに在るだけでも、私が求めれば答えてくれる、私を潤してくれる、なぐさめてくれます。ああ、私もこんなふうな人間でありたいものです。普段はまるで空気のようでも、たとえ今すぐこの言葉が届かないとしても、誰かがふと思い出した時に、まだそこにそのまま居て、語り続けているというような。




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YUKIDOKE-vol.3【ミズオト】本日公開!

2010年02月22日 | 同人誌をつくろう!



YUKIDOKE-vol.3 【ミズオト】

↑ こちらから!




みなさま、大変長らくお待たせしました!
本日より、同人誌YUKIDOKE-vol.3【ミズオト】を公開いたします。
どうぞご覧くださいませ♪


今回の【ミズオト】は、これまでの2号と比べて、バラエティに富んだ作品集となりました(^^)
参加してくださった同人のみなさまには、あらためて深く御礼申し上げます!
どうもありがとうございました♪♪

えーと。ひとまず11作品を掲載してあります。
今後、若干の追加・修正があるかもしれません。
その場合には、またあらためてお知らせします(^^)



さてさて、いよいよ公開となりましたので、みなさまには、じっくりと読んで、楽しんでいただければ幸いです☆
そして、もしお読みになりましたら、なんでもよいのでご意見をお寄せいただけると、ありがたいです(=´v`=)
よろしくお願いします♪


     YUKIDOKE 責任者:ノトマユミ







 追記:2月22日は猫の日。この日にどうしても間に合わせたかった…ふふ。
    ニャーニャー猫ニャー。
    どうにかこうにか無理矢理、滑り込んだにゃー。
    にゃそにゃそ頑張ったりましたにゃ。
 
 ↑ キモイ! くたばれ!…って感じですね;
    ハハハ、私はいまものすごい開放感に覆われていますのです!

    やったー!









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【ミズオト】予告

2010年02月21日 | 同人誌をつくろう!


明日2月22日(月)より、いよいよ

同人誌 YUKIDOKE-vol.3【ミズオト】

を公開いたします♪

どうぞお楽しみに!





さて、編集作業もいよいよ佳境に入ってまいりました。もうほんとあと少しで終わりそうです。間に合いそう、やった、がんばった!

どうにか明日の公開には間に合いそうですが、私は今回もまた直前になってから、みなさまを確認作業に大慌てで付き合わせたりして、ほんとにどうもスミマセンでした(/o\;) 
しかしながら、おかげさまで、どうにか間に合いそうですよ~♪ どうもありがとうございました!


というわけで、明日から公開です。
【ミズオト】web版を正式に公開しましたら、またあらためてご連絡します。

どうぞ、お楽しみに!





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ミズオト業務連絡

2010年02月18日 | 同人誌をつくろう!




……同人のみなさま、こんにちは…今日も寒いですね……


さて、私が先日宣言しました通り、ミズオトweb版は、来週22日(月)に公開予定でございます。もうすぐです。長らくお待たせして、本当に申し訳ありません。あとちょっとです!


……(^_^;)ウフ…
え? データですか? ええ、まあ、だいたい出来てきてますよ。半分くらいはフラッシュ化が済んでます。半分くらいは…; たぶん、土曜までには残りも終わると思います。みなさまに順次サンプルをお送りしているところですので、これから今週末にかけてはメールにご注意くださいませ。よ、よろしくお願いします……!


ちなみに今回は、私の独断で、作品ごとにすべて違ったデザインの枠を採用させていただきました。これまでは、決まった統一されたデザイン枠を使っていたのですが、今回はバラバラです。清々しいくらいにバラバラです。全部違ったデザインとか、無謀な試みだったのではないかという疑いが今ごろになって激しく湧いてきてますが、もう手遅れなのでこのまま突き進みたいと思います(ToT)

しかし、事前にみなさまへは「こういう感じにします」というようなことは何もご相談もせずに作成しておりますので、もしかすると私のセンスが気に入らないとか、許せない! というご意見もあるかもしれませんが、その場合は遠慮なくおっしゃってくださいませ! 時間の許す限り対応させていただきます(毎度のことながらギリギリになってこんなことを言い出すのは、ほんと申し訳ないのですけど;)。



さてと。ラストスパートです。
今回は、作品の種類もバラエティに富んでいて、私は編集していてとても楽しいのですが、みなさまにも楽しんでいただけるとよいですね♪


というわけで、みなさま、どうかもうしばらくお付き合いくださいませ!
よろしくお願いします~☆




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さむい

2010年02月16日 | もやもや日記



寒くてたまりませんね。いったいいつまで寒いんですかね? そろそろ飽きてきたのですが……。
この冬は、どうもあまり天気が良くありません。私はよく晴れた関東の冬が好きなのになー。



ところで、近所の大丸ピーコック(徒歩15分くらいの距離でも近所ですよね?)で、ボンヌママンのアプリコットジャムが安くなっていたので、2壜買ってきました。このアプリコットジャムは、なんだかやたらと美味しいのです。アプリコットジャムというものが、こんなに美味しいものだということを、私はつい最近知ったのです。美味しいなー。美味しい。


それにしても、寒い!




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「Nuit Blanche」

2010年02月15日 | 映像

「Nuit Blanche」
↓以下で無料公開されています

本編:http://vimeo.com/9078364

メイキング:http://vimeo.com/9076775

監督のArev Manoukian氏のHP:http://www.arev.ca/




GIGAGINEで紹介されていたショートムービー。あまりの凄さに、私は繰り返し観るのを止められません。なんて美しいんだ! 凄い! やばい!!


1950年代の街並、人々、白黒の世界、月が出ている、男が歩いている、明るい店のなかに女の姿を認める、ふたりの目と目が合い、そして……


4分とちょっとのごく短い映像です。そして台詞は一切ありません。美しい音楽とともに、美しい映像が流れていきますが、その流れ方が信じられないくらいに美しい。50年代、グラス、自動車、水、ドレス、…超絶ツボです。私の好きなポイントを押さえ過ぎです。それにしても美しい。


ふたりの目と目が合い、そして時の流れはまるで止まりそうにゆっくりと、その中を互いの魂は真っすぐに相手へ向って進んでいく。


凄いなー。たまらなく美しいです。悶絶です。美しい女がきらめいて飛び散る破片の真ん中からすっと進み出てくるところなどは、もう言葉になりません。うぐぐぐぐぐ。
そう言えば、この映像を観た時ちょうど手もとにあったム-ジルの『愛の完成』を開くと、その最初の方にこんな部分がある(私はまだここまでしか読んでいない)のですが、なんだかよく似ています。映像を上手に言語化すると、こういうイメージかもしれません。


それはあの静止と、それにつづくひそやかな沈黙の瞬間だった。ちょうど飽和液の中でいきなり面が整い、結晶が形づくられるときの……。二人のまわりに結晶が生じた。その中心軸は二人をつらぬき、そして息をひそめ、もりあがり、まわりに凝固していく結晶をとおして、二人は幾千もの鏡面をとおすようにして見つめあい、いま初めてお互いを見出したかのように、ふたたび見つめあった……。
 ――「愛の完成」
  (ムージル『愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑』(岩波文庫))



というわけで、これは大変に美しい映像なのですが、ただ観ただけでも凄いインパクトなのに、メイキング映像を観ると、もっと驚きます。私はめちゃくちゃ驚きました。素で「なんだってーーッ!?」と叫んでしまいました。いやだって、まさかあんなところからあんなところまでCGだなんて、誰も思わないですよ。すげーな、おい! この方面の技術って、もうここまで進んでいたのか~。凄いなー。

私はこの美しい映像にとても感激したのですが、メイキング映像によって、これが人類の新しい技術(コンピュータ・グラフィクスとか)が生み出した新しい芸術であるらしいと分かったことにも盛大に感激しました。
素晴らしいなぁ! 人々のこういう情熱というのは、本当に素晴らしいなぁ! 新しい手段で、新しい美を作り出そうという人々の態度には、本当に興奮しますね。美を得るために、ありとあらゆる方法を考え出そうというところが素晴らしい。ただ手段があるだけでは足りないのかもしれないけど、ちゃんとそれを正しく美しく用いることが出来る人が現れる。素晴らしい。人間って、やっぱり素晴らしい。


ということを、私は興奮して声を震わせながら、力説したい気分です。
美しいものが、新しいやり方で、まだまだこれから私の目の前にあらわれてくるのだということに、興奮するなというのは無理ですよ!
美しいものを見せてくれる美しい人々に、今日も深く感謝をささげたいです。
素晴らしい人々に栄光あれ。




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