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盲腸さわぎ

2014年08月31日 | もやもや日記



土曜日はちょっとした地獄巡りでした。こんな感じ。

 *金曜夕方から起き上がれないほどの腹痛。右下腹部に嫌な痛み。

 *土曜の朝、「歩くと響くのは婦人病」と以前言われたことがあったので、近所の婦人科へ

 *エコーで診察してもらうが、子宮にも卵巣にも異常なしと言われる
 (その際、以前にも子宮の炎症を起こした経験ありと伝える)
 「症状や痛む部分から、虫垂炎の可能性があるかも」と、総合病院を紹介される

 *というわけで市民病院へ(本当は最初からここへ来るつもりだったけど混んでるかと思い避けていた)

 *触診、血液検査、CTなど、各種検査を受ける
  触診では、「これは限りなく虫垂炎の可能性が高い」と言われる

 *結果。
 「虫垂炎ではなさそう。卵巣の周辺に炎症を起こしている。もうだいぶ治りかけ」
 「なにかの最近に感染しているっぽい」
 「薬を出すから、今日はもう帰ってよい」とのこと。




え、最初にかかった近所の婦人科(はじめてかかってみたところ)では…なんともないって…。

やっぱり卵巣がらみの炎症だったじゃないかっ!
(;o;)
お金返して…!(いつもながら検査費用は高く付く;)


うーん。。。でも、市民病院の先生方もCTと血液検査の結果が出るまでは「虫垂炎かも」という診断だったから、あまり責められないか。ちょうど運悪く痛かった部位が虫垂炎っぽいところだったんだよな。

ところで、いつも思うことですが、総合病院の先生というのは割とサッパリして明るい人が多い印象で、今回も二人の先生に診てもらって、特にはじめの女医さんは軽やかに「ちょっとお腹押していい? (はい、うぎゃあぁぁぁあ) あっ、痛い?? これは虫垂炎かもね~☆」ととてもライトな対応で、私はなんだか鬱々としていた気が晴れました。病院のようなところでは、こういう人の方がありがたい。

さて、市民病院では診察と検査だけで特に治療は行われず「この痛いのはどうしたらいいですか?(滝汗)」と先生に訊いたら、「薬を飲めば治まりますよ^^(爽やか笑顔)」と言われたので、どうにかお会計まで耐えて(財布的にはますます堪えたが…)、薬局で処方してもらった薬を飲んだところ、なるほど痛くなくなってきました。鎮痛剤ってすごいな。くそまずい抗生剤も飲んだら、炎症もおさまってきたし。日曜日の今日は、もうまっすぐに立って歩けるぞ!



それにしても、丸一日脂汗を流しながら痛みに耐えつつそこをお医者に押されまくり、「だから体調管理くらいはちゃんとしろと!」「入院とかになったら月曜は(俺の仕事とか)どうすんの!?」「だいたい君はいっつもそう!」とK氏からはなじられて精神的にもプレッシャーを感じまくりました。たしかに結局K氏には病院まで車を出してもらったり、診察の間息子の面倒を見てもらい、買い物にも行ってもらったりと迷惑をかけてしまったので、返す言葉もなく。でも、でも…たしかに私も夜更かししたりしてたのは悪かったけど、なかなか休みたくても思うようには休めなかったんだよ(小声)。


だけどたしかに倒れるくらいならその前に色々放棄した方がいいかもな。どうせ我慢してやってみても最初からたいしたことはできていないんだし。
体調管理は自己責任。周りにも迷惑をかけて、金も時間も無駄にしてしまった。あの金でうまいものでも食って精をつけた方が100万倍マシだった…! やれやれ。


まったく健康が一番ですね。私は体力がないという自覚があるので、無理な時は「無理」とハッキリ自分で判断するように気をつけようっと。結果的にはそれで丸くおさまる(はず)。

秋の気配が強まって、やっと過ごしやすくなるでしょうか。来月はそこそこ予定が詰まりそうなので、慎重に体力を温存しておこう。





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夏風邪

2014年08月28日 | もやもや日記




急に涼しくなりました。朝晩の風の冷たさが心地いいですね。ようやく秋か。この夏は辛かったな。

さて、息子の体調不良も今週はどうにかほぼ元通りで、毎日おどろくほどに機嫌がいいです。本来こういう性格だったんだっけ? それとも一度底を見たから何でもよく見えるのか? どっちでもいいですが、とにかくここ数日は本当に天使モードなので可愛くてたまりません。可愛いよー。

ところが、息子と入れ替わるように今週は私が夏風邪でダウンです。昨日からはもう体を起こしているだけで精一杯。幸い息子もまだ体力が回復しきっていないせいかあまり「外へ行きたい」とゴネないので、ちょっと買い物ついでに散歩したり家の中を抱っこするだけで満足してくれますが、私の方ではそれだけでもぜーぜー言ってます。ずっと薬を飲んで症状をごまかしていましたが、その薬も効かなくなって来て、今日は胃痛でキリキリ、日中も時々床の上に行き倒れていました。がんばれ、今週もあとちょっとだ…!!




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2階のペンギン / 指揮者に指名される

2014年08月24日 | 夢の記録



夢を見る暇もない日々ですが、実際にはたくさんの夢を見ています。ただ目を覚ました時にそれをつなぎとめておく余裕がないだけで。ここ数年は、大学を受験し直すために高校から入学し直すというような夢をしばしば見ます。高校からやり直したところで結果は変わらないということを、夢の中でも現実でもつくづく理解しているらしい私。でも、何度も繰り返して同じような夢を見てしまうのでした。

ところで、最近はこんな夢を見ました。


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「2階のペンギン」

 私の家族はアパートの1階に住んでいるのだが、ある日2階の住人に用事があって部屋を訪ねるとそこには小さなペンギンがひとりでぽつんといた。まだほんの子供であるらしいこのペンギンはいつもひとりきりでお留守番をしているのだが、部屋を片付けたり、窓辺の棚に素敵に物を飾ったりしてお利口に過ごしている。

 ペンギンのお母さんは人間であまりその素性は知れない若い女性だったが、真面目に毎日朝早くから近所のパン屋でパンを作る仕事にでかけているため、ペンギンが昼間はずっと部屋にひとりでいるということは私をはじめ近所の人間ならみんなが知っていることだった。

 その2階の部屋にどういう用事があったのか忘れたが(結構深刻な内容だったような気もする)、とにかく私を部屋に迎え入れてくれたペンギンは小さくてとても可愛らしかった。そしてペンギンが飾り付けたらしいインテリアの素晴らしさに、私は思わずため息を漏らしてしまう。時刻はちょうどお昼というところで、私はペンギンにお昼ご飯を食べさせようと思い立つ。そして、すでにペンギンのお母さんが用意してくれてあったおかずをテーブルに並べて、ペンギンに食べさせた。ペンギンは自分でフォークやスプーンを使って器用に、そして優雅に食事をするのであった。

 それを見てふと私は思い出す。「そう言えば、1階に置いて来たうちの子のお昼はどうなったっけ? あの子はこんな綺麗には食べられないな」と、どうしてだかそれが笑えて笑えて仕方がなかった。



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「指揮者に指名される」


 地元で少しばかり大掛かりな音楽祭が開催されることとなり、4つのグループで競い合うのだが、私のグループでは私が指揮者に指名されてしまった。

 音楽祭当日は楽団のメンバーはみな正装していて、もちろん指揮者も相応の格好をしてくるように言われているのに、私にはちゃんとしたスーツすらないのだった。そこで妙に裾の広がった黒いロングパンツにチョッキ、髪だけは真ん中で分けて綺麗に細かくウェーブさせたのを左右の肩に垂らして、揚々と会場に行ってみるのだが、この格好ではダメだと言われてしまう。

 もうすぐ私たちの出番だというのに、私はまだ裸同然であった。焦って慌てて、私は観客席にいる幾人かの友人達にスーツを貸してもらえないかと訊いて回るのだが、「持ってるよ、これをどうぞ!」と気前良く貸してくれる服は、どういう訳かどれもランニングシャツであったり派手な柄のパンツだったりする。

 もう本番まで本当に時間がない。私はやむを得ず、目に入った同じグループに属するタキシード姿の人物からその衣装を引っぺがし、それに着替えた。彼には済まないことをしたが、これでどうにか私の方は間に合いそうだ。

 緊張して来た。さあ、本番だ。だがここで私は再び窮地に陥るのであった。…そう言えば、我々が演奏するのはたしか有名な交響曲だったはずだが、「何の曲だったろうか? あれか、それともこれだったかな? これだとしても、まずい…これが3拍子か4拍子の曲なのかすら、私には分からないぞ……」




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3拍子とか4拍子とかいうレベルじゃない。音楽的才能どころかちょっとしたリズム感さえ皆無の私に指揮なんて到底無理な話です。夢にしても無茶すぎる、恐ろしい夢だ。どうしてこんなことになったんだろ?

ともあれ、どちらの夢も目覚めた時は笑いが止まらなくて、半分寝たままでとりあえずK氏に報告しておきました。人に話すと、後々までわりとその夢の内容を覚えていられます。でも、あとから振り返っても、一体何がそんなに笑えたのかは、いつもサッパリ見当がつかないのが、夢の不思議。









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カーテンの向こう側

2014年08月23日 | もやもや日記




息子はこのあいだまで、カーテンと窓の隙間に入り込んで、その狭い通路を通り抜けるという遊びに熱心に興じていました。キャッキャとはしゃいですごく楽しそうで、見ている私も楽しかった。

それが、今週は月曜日から始まった熱が上がったり下がったり、お医者に診てもらうと「夏風邪だろう、もう熱が上がらないようなら、このまましばらく様子を見るように」と言われ、木曜以降は熱はなし。しかし、熱が下がると同時にものすごく、ものすごく、もーのすごく、機嫌が悪くなったのでした。

木曜日の朝から、息子は起きている時間はほとんど唸るか絶叫しているか、時折ニコニコしたかと思うと次の瞬間にはまた逆上(理由がわからず)、そのまま叫びながら小一時間も部屋中を縦横無尽に転げ回って、頭やら背中やらをゴッツンゴッツンとぶつけています。一日中耳元で喚かれて頭の上が痺れたようになって私の心も折れかけましたが、K氏に言わせると「過敏になり過ぎ。大げさ」とのこと。ですが、本日土曜日の息子の引き続きの凄まじい様子を目の当たりにすると、「ここまでの暴れようは初めてかも」と彼も少しは私の言い分を理解してくれたようです。

まあでも、たしかに私もちょっと過剰反応しすぎだったかもしれません。また引きつけを起こすんじゃないかと心配だったものですから。しかし私が疲れ果ててもしょうがない。かわいそうだけれど、K氏が言うように、息子にはこの苦境をある程度は自力で乗り越えてもらうしかないのか。ご飯もまあまあ食べられているし、一日中大声を出して転げ回るだけの元気はあるんだから、そこまで心配しなくてもいいのかな。どこか特別に痛いところがあるようにも見えないしな。

せめて怒りの原因が少しでも分かればいいのですが、さっぱり。どうも前は好きだったものが今は嫌でしょうがないらしい。転げ回る最中にカーテンが顔に触れると、ますます怒り心頭。他にも好きだったはずの何が引き金になるのか分からず、私がいちいちビクビクしているのがよくないのかもしれませんね。不安が伝わって、余計にイライラさせているのかもしれません。どーんと構えていた方がいいんだろうな。難しいけど。

ともかく、そのように一日中声を張り上げているせいか、喉が痛む様子の息子。そもそもの最初は喉が痛くて泣いているのかと思っていましたが、ここまで絶叫を続けたら、そりゃ誰でも喉が痛くなりますよ。でも声が枯れててもまだ叫ぶ。静かにしてた方がいいと言っても、息子にはそれがまだ分からない。大人にはなんだかよく分からないことにキレまくるので今日も手に負えませんでしたが、やっと寝た。よく寝てはやく治ってほしい…



とことこ歩いていってカーテンの間から顔をのぞかせ私の方を見て笑っていたあの可愛い子は、カーテンの向こう側に隠れてしまったのかしら。…いや、こういう不吉な連想はやめよう。ソログープの「かくれんぼ」を思い出しちゃうじゃないか。あんな悲しい話はないぜ。明るい発想が明るい未来を呼ぶに違いない。そうだとも。

ゴールデンウィークの大不調の時も凄かったけど、あれも2、3週間で落ち着いたし、今回もたぶん大丈夫。あの可愛い子はすぐにカーテンの向こうから「いない、いない!」と言って出てくるさ。怒っていても暴れていても息子は息子ですが、本当は、本当に真面目で可愛いのです。その苦しいところから、そら早く出ておいで。








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熱、その後

2014年08月19日 | もやもや日記




昨日の朝、微熱だと思った熱は上昇を続け、午後にはぐったりして起き上がるのも苦しそうだった息子。昨夜11時には39.6度まで上がって、息子は全身燃えるように熱く、呼吸も速く、私はもう生きた心地もしませんでした。どうにか体を冷やしてやろうと濡れたタオルや保冷剤などを額や首筋に当てると、なぜかものすごく怒るので触ることも出来ず。時々うなされて起き出すのを、その都度また深く寝入るのを待ち、そっと保冷剤を押し当てる。夜通しその繰り返し。

熱のせいで味覚がおかしいのか、喉が痛いのか、あるいは舌に異常があるのか、息子はご飯もなかなか食べられず。普段なら大好きな果物もぺっと吐き出す。おかゆも嫌がる。でも食欲はある。ということで、息子が食べられそうなものを探すのに一苦労。あれも嫌だ、これも嫌だ!と怒り狂う息子の様子に慌てふためいた私です。

一夜明けて今朝。まだ食事はうまく摂れませんでしたが、だいぶ落ち着きました。もしも熱が下がらなければ病院へ行ってこようかと思いましたが、計ってみたところ36.7度しかなく。よかった、熱は下がった。でもまだ完調ではないので、なにかにつけて怒りを収められない様子で、息子はことあるごとに転げ回って怒り狂っていました。イラつくのは分かるけど、沸点低過ぎ。

食事は梨もおかゆも嫌で「やっ!」とか何とか言いながらお皿を押しのけ、「キュウリなら食べてもいい」と、最近はそれほど好きでもなかったキュウリをパリパリと齧り、合間合間におかゆなどをサッと食わせました。なんだかんだで他に気を取られている瞬間なら、気づかずにおかゆでも何でも食べてしまう息子。他にもあらゆる食材をローテーションさせてどうにか空腹がまぎれる程度には食べさせることができましたが、何が気に入らないのか、こんな時は本当に分かりません。突然泣き叫んだりするので困惑するったらないです。


体調不良のせいでわがままっぷりが悪化してどうしようもありませんでしたが、今日の夜にはだいぶ元通りで、きゃっきゃと部屋中を歩き回れるほどになりました。わずかに鼻をたらしていたので夏風邪かもしれません。でも泣き喚いているときしか鼻が垂れていなかったから違うかな。まあ、とりあえずは平熱で安心です。それにしても、梨を食べなかったなあ。あんなに、人の分まで分捕るくらいに好きだったのになあ。まだ本調子じゃないんだな。明日もう一日くらいは注意しておこう。



という感じで、滅多に熱を出さない子が熱を出すと、びびりますねという話でした。普段はちょこまかちょこまかとうるさくつきまとってくる息子ですが、やっぱり元気でいてくれた方が断然いいや。明日はまた一緒に楽しく気持ちよく過ごせますように。というか、私も鼻の奥が痛くなってきたぞ…今のうちに治しとかないと……。

はあ、夏の体調管理の難しさよ!








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戻りました

2014年08月18日 | もやもや日記




静岡から奈良へ戻ってきました。帰省中は雨ばかりでしたね。あまりどこへも行けなかった。

色々書こうと思っていたことがありましたが、本日は朝から息子が発熱。たしか生まれてから2度目の発熱かと。ゆうべはやたらとはしゃいで夜の10時になるまでなかなか寝なかったと思ったら、朝起きたら熱を出していました。平熱が高いので微熱レベルですがあまり熱を出さない子なので、ちょっと体が熱いだけで私は落ち着かない。書こうと思っていたことはもう思い出せない・・・。幸い、息子の方はちょっとダルそうでいつもより少し食が進まないだけで、いつも通り遊んでますけどね。

暑さと湿気でバテ気味ですかねー。私も昨日は冷房にやられて胃腸が狂っていましたし。もうほんとうにはやく秋になってほしいや。


まあ、よく見るとでも、光線の感じは秋になってきました。まだ暑いけど。まだまだ暑いけれども。







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今日から帰省します

2014年08月09日 | もやもや日記




あいにくの雨。静岡へ帰省する日はいつも雨降りのような気がします。雨が降っているというだけで、息子を連れての駅までの行程が急に困難なものになるので参りますね。大荷物を抱えて徒歩10分が遠い…

おまけにどうやら台風の影響で、これからの東海地方は大雨になりそう。新幹線が途中で止まらないことを祈る!!


ともあれ、これから1週間ほど静岡へ帰省してきます。歩けるようになった息子をみて、K家のみなさんが喜んでくれるといいなあ。しかしその前に人見知りと怒りん坊ぶりに驚かれるだろうな。
いってきます!
みなさまも、よい夏休みを☆


追記:ギリギリ作業だったセーラー半袖ブラウスは間に合いました(^^)v




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セーラーカラーのマリンシャツ

2014年08月08日 | 手作り日記

夏はやっぱりセーラー!




8月7日で1歳6ヶ月になった息子。相変わらずの癇癪持ちではあるものの持続時間は短くなりつつあるし(しかしその分激しくもあるが;)、なんといっても完全に歩けるようになったことですし、前々からどうしても息子に着せたかったセーラーカラーのシャツを作ってみました。私が言うのもなんですが、私の息子は癇癪さえ起こさなければ大変愛くるしい(博多人形的に)ので、セーラーは絶対似合うはず(甚平はもっと似合うが)。というか、男の子なら誰でもセーラーが似合うはず! いや、女の子でも似合うけど! とにかく夏はセーラーですよ!! 私はセーラーが好きなんだ!


てなわけで、まずは大量に買って余りまくっていたテキトー布で試作。グレーのギンガムチェックです。薄手ですがやや張りのある生地なので、とりあえずノースリーブにしてみます。

型紙は90サイズで、だいぶ前に作ってあったのを使いました。毎日なにかと忙しくてなかなか作業が進みませんでしたが、息子が昼寝したりする短い隙を縫って、ちくちく縫いまくりました。ミシンやアイロンがけなどは息子には危険でもあり、かなり時間を選び、夜なべもしましたですよ。その甲斐あって、セーラーカラーのマリンシャツ(ギンガム)はおよそ3日間で仕上がりました。

 ジャーン。
 頭からすっぽりとかぶるタイプ。


 胸元にはイニシャルを刺繍してみた。

 後ろにはタックあり。

きちっとアイロンをかけてから写真に撮ればよかったな…とは思うものの、まあまあの出来と言えましょうか。少しずつ少しずつ丁寧に作業を積み重ねていったのが良かったのかもしれません。そこそこいい感じに見えますね(^^)☆


そしてこれに気を良くした私はさらに別布で同じくセーラーカラーの、今度は半袖ブラウスにも挑戦してみました。前ボタンで開きます。実はこちらが本命で、色は白! 白地に黒いラインが正義!!



この段階まで、やはり3日間。
ご覧の通り、袖とボタンがまだ付いていません。明日から静岡に帰省する予定で、そのための「よそゆき」のつもりだったのですが、間に合うんでしょうか? 荷造りも途中なんですよ、実は、ふへへ。こんなことやってる場合じゃないんですよ。

まあ、しかし、この記事を書いている段階ではさらに進んで、あとは袖の始末とボタン付けだけになりました(あまり進んでない;)。ボタンホールは慌てると間違いなく失敗するので、ひとまずスナップボタンを付けておこうかな。様子を見て後で付け替えよう。スカーフは付けないつもりだったけど、黒いのを結んだ方が可愛いかもなあ。でも、息子の激しく不規則な動きには邪魔になりそうだしなあ。
それにしても、マリンルックはやっぱり白がいい! さわやか~~☆


こんな感じで、セーラーカラーのマリンシャツは初めての挑戦にしてはうまく仕上がりそうです。息子に試着させたら可愛過ぎました。天使かと思った。あー、なんて可愛いシャツ!(←シャツの方だった)

惜しむらくは、これに合うような帽子がないことですね。息子はバリバリの五分刈りでそれが愛らしいんですけど、出来ればゴブハットも欲しかった。でも、どこにも売ってないんですよねー。帽子も作りたかったけど、型紙が見つからなかったし。うーん、残念。

白いシャツの方は、お揃いでズボンも作って、マリンルックを完成させたいところですね。息子にはまだ90サイズは少し大きめなので、これが着られるうちにズボンにも挑戦しよう。子供服は縫う部分が短いせいか、パーツさえ揃えれば、わりと作業がすんなり進んで楽しいです。

気に入って着てくれるといいなあ(^^)
よし、がんばって仕上げるぞ!






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『21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集 時間はだれも待ってくれない』

2014年08月06日 | 読書日記ー東欧

高野史緒 編(東京創元社)



《内容》
二十一世紀に入ってからの東欧SF・ファンタスチカの精華。十か国十二作品を、新鋭を含む各国語の専門家が精選して訳出した日本オリジナル編集による傑作集。

《収録作品》
*オーストリア
 「ハーベムス・パーパム(新教皇万歳)」ヘルムート・W・モンマース/識名章喜訳

*ルーマニア
 「私と犬」オナ・フランツ/住谷春也訳
 「女性成功者」ロクサーナ・ブルンチェアヌ/住谷春也訳

*ベラルーシ
 「ブリャハ」アンドレイ・フェダレンカ/越野剛訳

*チェコ
 「もうひとつの街」ミハル・アイヴァス/阿部賢一訳

*スロヴァキア
 「カウントダウン」シチェファン・フスリツァ/木村英明訳
 「三つの色」シチェファン・フスリツァ/木村英明訳

*ポーランド
 「時間は誰も待ってくれない」ミハウ・ストゥドニャレク/小椋彩訳

*旧東ドイツ
 「労働者階級の手にあるインターネット」アンゲラ&カールハインツ・シュタインミュラー/西塔玲司訳

*ハンガリー
 「盛雲(シュンユン)、庭園に隠れる者」ダルヴァシ・ラースロー/鵜戸聡訳

*ラトヴィア
 「アスコルディーネの愛-ダウガワ河幻想-」ヤーニス・エインフェルズ/黒沢歩訳

*セルビア
 「列車」ゾラン・ジブコヴィッチ/山崎信一訳



《この一文》
“「僕たちはみな、写真や物語や思い出のなかで単なる過去になることを宣告されているのかもしれませんね」”
   (「時間は誰も待ってくれない」ミハウ・ストゥドニャレク)より




東欧の物語というのはなかなか読めないので、これも貴重な一冊と言えそうです。しかも、SFとファンタジー。最高。

珍しい国の、ここで初めて知るような作家の作品ばかりでしたが、特に印象に残ったのはポーランドのミハウ・ストゥドニャレク「時間は誰も待ってくれない」(ワルシャワに霧のように浮かぶ過去の街並を追うお話)、スロヴァキアのシチェファン・フスリツァの2作品「カウントダウン」(戦闘的平和集団がヨーロッパ内の原発を占拠し、日曜日に終末がやってくる)「三つの色」(スロヴァキア、ハンガリー間に起こる民族紛争の物語)、チェコのミハル・アイヴァス「もうひとつの街」(プラハに存在する「もうひとつの街」をめぐる物語)、セルビアのゾラン・ジブコヴィッチ「列車」(列車のなかで〈神〉と出会うお話)ですね。あ、ハンガリーの「盛雲(シュンユン)、庭園に隠れる者」も面白かったな。というか、思い返してみると、全部がそれぞれに本当に面白かったです。

編者の高野さんによるあとがきを読むと、この本ができるまでには大変なご苦労があったそうです。多くの人の情熱によって、こういう貴重な本が生まれてくるのですから、読むだけの私としてはただただ感謝するばかりですね。東欧文学のアンソロジーはこれまでにもいくつか読んできましたが(思い出せるだけで『東欧怪談集』『東欧SF傑作集 上下』『ポケットのなかの東欧文学』など)、乱暴にひとまとめにしてみると、東欧の物語には独特の感じがあるというか、どれも不思議なほど静かでちょっと悲しげというか、要するにいかにも私が好きそうな雰囲気があるので、もっと流行して多くの作品が訳出されるようになってほしいものです。





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