ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

更新料のこと

2011-07-18 05:55:42 | 不動産鑑定
本日の天気は

更新料のこと。

まぁ、自分なりに考えてみると、やはり結論としては今回の最高裁と同じ結論になるんだろうと思います。

勿論、なにをもって取り過ぎなのかってのによるだろうけど、マーケットに携わってる方々であれば、オール・オア・ナッシング的な話になっちゃうのは極端すぎるってのが本音のところでしょう。

今は完璧に借り手市場なところ、支払賃料だけでは現況を維持していくのがやっとで、継続的に埋め、さらに魅力ある物件として貸す義務を果たすことは至難の業です。

借りる側にしても、

「それはもらいすぎだろう」

ってことは、最初の契約時にわかるわけですから、その段階で信用できないなら、やめる判断をすべきでしょう。

もしかすると、同じ額の支払賃料、且つ、更新料や一時金が少なめの、もっともっと質的グレードの高い物件にブチ当たるかもしれませんしんね。

もっと突っ込んで言うと、都内の物件で言えば、とにかく空室率を低くするため、申し込み期限付きでフリーレントにしたり、はたまた更新料・礼金・権利金の類の一時金(所謂、賃料の前払い的性格を有する一時金)をゼロにしたり、ってのがマーケットで普通にみられるよーになってますから、それこそ慣習の域を出ない更新料について、今後なくなる方向にいく可能性もあるワケです。

ですから、今の段階で禁止されてるワケではなく、取ってるケースも未だ多いって状況なら、今回の「有効」って結論は、極々当たり前の判決だと思うのです。

んで、「めやす賃料」ってなモンもございますけど、これまた我々不動産鑑定士が取り扱うところの実質賃料と似て非なるモノでして、契約年数に応じた時間的コスト概念、まー、簡単に言っちゃうと利息分が入ってない金額で提示するワケで、分かりやすくも実質的な賃料をあらわすものではございません。

疑心暗鬼な気持ちばかりが弱者に募る構図とみられがちだけど、賃貸人がプールしたカネで如何に安定的・持続的な運営をしていくのかってのをハッキリみせていく方が重要であって、それは「めやす賃料」じゃないんだよなってね、感じるのです。

そーゆー賃借人の不安や疑念を解消できるのは、貸主本人であり、また、賃借人に説明する不動産業者であり、さらには、コンサルとして取り扱う不動産鑑定士であるワケですから、ここいらのとこをズレのないよーにね、今後は捉えていきたく存じます。

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