ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

棄民政策

2023-04-15 05:58:06 | 不動産鑑定
本日の天気は

この噴火の数日前には90キロ南のベズィミアニィ火山も噴火してたってんだから、カムチャッカ半島…恐るべし



しかし、なんですかね。

わたくしめが高校生のときに例のチェルノブイリ原発事故が起こり、この世の終わりのような報道を目にしつつ、ソ連・ロシアの混乱を眺め、世界史なんぞを学んでおりました(結局、数学選択で私大文系受験したけどね)。

いまの日本でも同じような雰囲気が垣間見えるんだけど、その当時のソ連崩壊後における貧富の格差といったら凄まじい状況であったし、それがいまでも続いているってのがね。恐らく肝の部分に当たるのかなと。

総論とか国家とかいうけれど、村上龍あたりがそのころ仰ってたとおり、んなモン、幻想に過ぎないんですよ。

結局は個々の生活、というか精神面での豊かさが享受できなければ、真の人間としての理想とはかけ離れてしまうんだろうと思うのです。

政治家だろうが、兵士だろうが、社長だろうが、平民だろうが、それぞれが限られた短い時間軸の中で生きてるのです。

先般も某国営放送で精神病院の闇を浮き彫りにしたルポを視聴したけど、その中で明治大学の教授が、弱者を切り捨てる「棄民政策」と仰ってた、あの一言に尽きる。

一度、二度、三度…と多くの挫折、理不尽等々を味わった人々が、どのように感じ、そしてどのようにそれぞれの負の遺産が次世代に受け継がれていくのか、わが国も、また、わたくしめも含めたもっとごくごく身近な方々も、考え抜く必要があると思います。



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