若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

世襲批判

2009-09-01 11:13:24 | 日々雑多
政治家一族の人々が総理大臣になり続けているからなのか、どうなのか分かりませんが、世襲制バッシングが激しい今日この頃。私にとっては、今回の投票判断材料としてあまり関係ありませんでしたが、地域によっては結構それが争点の重要なポイントを担っていたりしたんじゃないかな。

実は私はそんなに世襲制度に反対ではありません。自分の親の姿を見て育ち、その姿を尊敬していれば、自ずと同じ道を目指そうとするのは、国や時代に関係なく、割と自然な流れじゃないのかな、と。だから、「お爺さんとお父さんが政治家だったから」という理由で、不利になるとしたら、それはそれで可哀想な気も。

二代目は、選挙区をそのまま引継ぎ、個人の良し悪しで判断されることなく政治家に簡単になれてしまうことが問題なのだろうと説明してくれました。ただ、この点でも、自分の故郷で立候補できない弊害(幼馴染・同級生・近所の人たちといった損得なしの応援体制を失ってしまうこと)は、気の毒だな、と。投票するか否かは、その個人を見て選ぶ有権者側の役割だから。

カメラで食べていくってことに迷いはなかったの?と尋ねると、二代目は「1回もないなぁ」と軽く答えます。カメラに初めて触れた年齢の早さ、父親から教えられ続けたカメラの知識、自分の進む道についてブレないことによる精神的な強さ。『カメラ』というコトバを『政治』に置き換えたとしたら……。

世襲の一言だけで排除してしまうのは勿体ない気がするな、という個人的な意見でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする