若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

『春の祭典』

2010-04-05 14:39:11 | 音楽(足利市民合唱団)
最後に『若女将の三連休』のトップを切った出来事について書かなくちゃ。

昨年末の第九を指揮していただいた梅田俊明先生が、同じく第九で共演させていただいている群馬交響楽団を、すみだトリフォニーホールで指揮すると聞き、思い切って行ってきました(地方都市オーケストラ・フェスティバル2010)。

最近では一人でコンサート行くのも、へっちゃらになりました。勿論、みんなでわいわい向かって、わーわー興奮して帰るのは最高に楽しいけど、それと全く違う方向でたまには良し。今回は、どの曲も全く知らない曲で、事前に予習していく時間も持てず、『とりあえず梅田先生見れればいいや~』なんて気楽に向かいました。前日まで妙に仕事がバタバタしてしまい、よっぽど行くの止めようかと思ったりしていたのですが、結論から言うと、いやぁ、行ってよかった、ホントに。久しぶりにオーケストラの舞台であんなにガクガク感動した~!

特にバレエ音楽『春の祭典』という曲は、初演(1913年)時に、野次や足踏みがものすごいコトになり、賛成派と反対派が演奏中から喧嘩をはじめたりして、指揮者が「とにかく最後まで聴いてください!」と叫んだとか、新聞にはタイトルをもじって、『春の虐殺』と書かれたとか、当時、かなり衝撃的な作品だったようです。

当時……とはいえ、現在私たちが普段耳にしているクラシックは、大半がむか~し作られた作品ですから、やっぱり当時衝撃的だった作品は、今でも衝撃的な訳で……。

客席にどっかーんと沈められてしまうような感動を久しぶりに味わい、終演後も一人だから誰とも口をきくわけでもなくて現実に戻ってくるキッカケがなく、フラッフラと歩いていたら人にぶつかってホールの前でコケて、建設中のスカイツリーを目にして初めて、ぷはっと現実に戻ってきたのでした。