若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

ぷーさん

2010-04-18 11:40:18 | マツモト写真
撮影するとき、緊張してしまっている小さいお子さんや、緊張してしまっている大人の皆さんを和ませるために、時々ぬいぐるみ君たちの力を借りています。

小学校の入学式にお邪魔すると、卒園写真を撮影したお子さん達から何かと声がかかります。その中でも一番多いのは「アンパンマンを持ってくる人だ!」と「ぷーさんを持ってくる人だ!」の2種類。やっぱり、この2人は絶対的な人気者なんだなぁと思っていたら、「あ!ぷーさんのお姉ちゃんだ!」との声が。「か~わいいヤツだなー、お前は~」とグリグリしてしまいました(哀しい40女のサガです)。

先代(義父)がスタジオを撮影していた頃から、ぷーさんは我が家の定番出演者。義父がよく「ほーら、ぷーちゃんだよ~。ぷーちゃん見~ててっ!」と言っていたのを、里帰りして眺めていた私は(まさか将来自分がその仕事をするようになるとは夢にも思っていない頃)、心の中で「お義父さん!ぷーさんですよ!」と突っ込んでいました。懐かしいなぁ。

今日はこれからピアノの発表会の写真を撮影に行きますが、去年の集合写真を確認してみると、なんだかみんなえらい笑っています。実はこの集合写真は、去年わたしが合唱団の練習を優先してしまって、行かなかったお仕事のひとつ。なんと、あの二代目が「ぷーさんだよぉ」とぷーさんの『物真似』をしたという伝説の撮影でした。『泣く子も眼力で泣き止ませてみせる』とおかしな根性ばかりみせる普段の二代目。私が居ると絶対やってくれないんだよな、「ぷーさんだよぉ」。見たいなー、二代目の「ぷーさんだよぉ」。

優等生症候群

2010-04-18 01:09:49 | 日々雑多
先週、小学校の入学式で集合写真を撮影しました。前をちゃんと向けない子や、ふざけてしまう子が多々いるなか、「だめだよ。前を向くんだよ」と大人ばりに周囲を注意している女の子がいました。正直、写真屋さんの言うことよりも影響力があるので、助かりました。

同じく先週。千葉のショッピングセンターで撮影していたとき、子供の集団が店内を走り回っていました。そのとき、一番後ろからついてくる女の子が「だめだよ、走っちゃ。勝手なところに行ったらいけないんだよー」と聞こえるか聞こえないかの声で抵抗しつつ、集団についていきました。

こういう子を見ると、親近感を覚えます。きっと近い将来、友達みたいにハメを外したいけど怖くて出来ない自分にジレンマを覚える日が訪れるだろうけど、大丈夫だよ!と伝えてあげたくなります。

「変なところ引っ込み思案なんだなぁ」と笑ってくれるパートナーや、「一緒に楽しもう!」という雰囲気を作って飲み込んでくれる仲間や、コレをしている時だけは余計なことを忘れて本当の自分になれる!という趣味や仕事に出会えれば、結構人生楽しくなるから心配ないよ、と教えてあげたいですね。人生の先輩として。