若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

選ぶ

2010-06-18 11:33:39 | 音楽(足利市民合唱団)
写真屋の仕事のひとつに「選ぶ」作業があります。特に編集部員の私には、2人の優秀なカメラマンの傑作の中からベストショットを選び出さなくてはならない使命があります。卒業アルバム編集時期(文化祭や体育祭といった行事の写真数千枚から掲載写真を選び出します)がピークではありますが、実は今もそんな時期のひとつ。

足利市民合唱団の「メイコンサート」舞台写真、今年は少なめでしたが、それでも1035枚撮影してあり、選ぶ作業は困難を極めました(いつの間にか撮影側から舞台側に移動してしまった身勝手な私は、その部分にどうこう言うつもりはござーません)。

「こっちはこの人がイイお顔、あっちはあの人がイイお顔、あ!コレもコレもみんなイイお顔だー…。うー、どっちにしようかなー?指揮者の先生の手の形がこっちの方がカッコイイから、こっち!」

という作業をし続けるわけです。本当はみんなにぜ~んぶの写真を見てもらいたいけど、それだと、このある種キツイ作業をみんなにしてもらわなくちゃならなくなっちゃって、多分どの写真が欲しいのか分からなくなっちゃうだろうから……。

そんな訳で、まるで自分の家族のアルバムを整理してるみたいな楽しい(?)作業も無事終えて、今日の練習には130枚の写真を担いでまいります。写真屋さんと合唱団員2足のわらじの至福のときであります。みんなが「うわぁ。楽しかったよねぇ~」って写真を見てる顔がまた、イイんだよな~。うへへ。

才能

2010-06-17 11:02:27 | 日々雑多
二代目はよくカメラマンにも色々あって、自分はアーティストではなく職人だ、と言っています。が、私はその件について異論も持っています。彼が最近突然目覚めたクリエイト作業(ブログ『二代目の修行日記』)や、毎年皆さまに『初クスっと笑い』をお届けしている年賀状デザインなどを見る限り、彼は何かを無から作り出す方向にも確かに何かしらの才能を持っています。うまく説明できませんが、彼の内部のカワイイ部分だけをろ過して抽出されたようなモノが、クリエイト作品にだけ表れてきます(彼は基本的に本気で話すと、言動はシニカル路線ですから)。

人って顔とか性格とかにも勿論惹かれるけど、やっぱり才能には文句なしに惹きつけられると思います。本能的にその才能を嗅ぎ付け、「その才能についてもっと知りたい!もっと見たい!」と思って、その人自体に惹かれていく……みたいな?

まぁ、二代目がその対象物であるとまでは褒めちぎりませんが、やっぱり羨ましいなーと素直に思います。

はて?私には何か才能らしきものがあるだろうか……?うーーーん。特にないなぁ。特徴や個性はあると思うけど、才能って言われると優れていなくちゃいけないわけだからなぁ。うーーーん。今までに褒められたってコトだよなぁ。最近何か褒められたかなぁ。

あぁ、この前合唱団のピアニストM先生の物真似したら、二代目に「似てる!」って褒められたな。確か学生時代も、色々な先生の口真似をすると「あははは。似てる~」って言われたな。ただ問題があって、その物真似を「ねぇ、やってみせて!」と言われてからやると、「あれ?この前は似てたのにね……」と一気に場を白けさせる、本番に弱い一面があるのです。だからこれは充分な才能とは呼べないだろうな。

というわけで、M先生、「ねぇ、尚美ちゃん。わたしの物真似やってぇ。」とおねだりしても、やりませんからね。

ヤキモチ

2010-06-16 12:18:14 | 音楽(足利市民合唱団)
最近、二代目は急に友達が増えてきました。というのも、私が入っている合唱団関係の人々と親しくなってきているためです。私のように「多少浅くてもいいから、いつもたっくさんの友達に囲まれていたい!」の真逆で、「ほんの数人でいいから深~い友情を築きたい」タイプの彼は今まで私の友人関係の席に参加することは一切ありませんでした。ところが、最近では合唱団の撮影のとき、彼の周りにはいつも何やら人だかり。みんなが「二代目、二代目」と話しかけています(中には写真を撮ってくれた人も居たらしい)。飲み会企画も『手品会』とか『理科会』とか、私には関係ないジャンルが増えていきそうな予感で……。

指揮の初谷先生においては、私が何年もかけてやっと最近目を見てしゃべれるようになった程度なのに、二代目曰く「彼は僕の友達」だそうで(図々しい!だけど確かに何だか仲良しそうなんだよなー)。私が「なんだよ~。私の先生なのに」とスネると、「しょうがないじゃーん」とすっごい自慢げに胸を張ります。

合唱団の素敵なおばさま方に到っては「なんであんな素敵な人と結婚できたの~?」「学生時代からの付き合いなんですって~?やったわねぇ。」「浮気されないか心配じゃな~い?」などなど、一方的に『二代目と結婚できた貴女はラッキー』目線なんですよ。


な~んてね。実は、私が「すっごい楽しい!!!」という場所に、二代目も一緒に居てくれることが、嬉しくてたまりません。最近では「合唱団の○○さんがさ」という話題に彼は完璧に付いてくるようになりましたし。団員でもない彼と仲良くしてくれるみんなに感謝しています!

でも……私ともずっと仲良くしてね。




初谷先生がメイコンサートについて書いてくださっているブログは→コチラ
先生の二代目への愛情が、(撮影:松本拓也)の文字の大きさに現れてる気がする……。
普通は小っちゃく書かれる情報なのに。

注意深く生きる決心

2010-06-15 19:11:04 | 日々雑多
今日の撮影のとき、床にはいつくばって撮影商品(ビキニ!)がいかに可愛く見えるかに挑戦していました。二代目が「君の上に三脚広げるから気をつけてね。」と言ってたのに数分後にはスッカリ忘れてガンっと頭をぶつけました。あー痛かった。

昔はよく「そういう注意力散漫が原因で万が一のことがあったら、僕は君の両親に何て言えばいいの!気をつけなさい。」と言われたものでしたが、今日はボソっと独り言で。「きっと君が他人には想像もできないようなドジで突然死したら、僕は冤罪に問われるよな」。


たしかに~。

昔マンションの6階に暮らしてた頃、洗濯物干す時「えいっ!」ってジャンプして物干し竿に掛けつつ、何回か「うー焦った~。今落ちてたら自殺ってコトになって、二代目は理由が分からず悩むだろうな~」って思ってました。

そんな訳で、皆さん。もし私が「藪から棒が出てきて吃驚し過ぎ心臓発作」や、「自分の不注意により窓から落下」などで万が一のコトがあった場合、決して二代目の手による事件ではないので、お巡りさんにそこのところを説明してあげてください。

……ってことをブログに書いておくから大丈夫だよ!といばったら、「注意して生きなさい。」と叱られました。

ごもっとも。気をつけよっと。

相性とタイミング

2010-06-15 03:32:09 | 日々雑多
日本vsカメルーン戦、日本が勝ったみたいですね。良かった、良かった。明日納品の仕事を必死でやってたら(コンサートの感動パワーで充電満杯!やる気満々!)、いつの間にか試合終ってました。二代目も「サッカー?関係ねえよ!」な勢いでパソコンに向かい放しだったし、ウチって世の中と温度差ある?もしかして。

もともと、ワールドカップと私のテレビとの相性(ってかタイミング)がよろしくない。一人暮らしをはじめて間もない頃に起こった有名な『ドーハの悲劇』。その頃、私のアパートにはテレビが無く、翌朝職場の人々がやけに落ち込んでいるので「どうしたの?」と尋ねると「オマエは非国民かっ」と冷たい目で見られました。「そうか、ワールドカップってそんなに大事なのか」と思った私は一念発起して半年以上に渡ったテレビ無し生活に別れを告げました。

そして、始まったアメリカでのワールドカップ本戦。時差地獄に苦しみながらも、どんどんサッカーのルールに詳しくなり、イケメンのお気に入り選手なんかも出来て(イタリアのロベルト・バッチオ~)、すっかり夢中になりました。

ところが、職場で「昨日のイタリア・スペイン戦、見ました~?」とか、「決勝でPKはあまりにもむごいですよね」とか盛り上がるのは私一人。なんだよ~、みんながあんなに大騒ぎしてたから、テレビまで買ったのに~、とガッカリしたのでした。

で、結局最近では「そうか、ワールドカップ始まってるんだ」程度までテンションが落ちてしまってます。やっぱりね、相性とタイミングが悪いのって致命傷なのかも、人間関係と一緒で……!?

今日は足利市民合唱団のメイコンサートでした

2010-06-14 02:06:02 | 音楽(足利市民合唱団)
で、どうだったか……。良かった気がしてるんだー。終了直後っていうのは興奮状態だから自分に甘いという点を差し引いても、お客様の反応も楽しそうだったし。

それにしても今日の指揮は何だか凄かったな。天から何かが降ってきて取り憑いたみたいな「持っていき」加減で。といっても、別人の霊が降ってきて取り憑いたという方向じゃなくて、いつもの初谷先生の数倍サイズの初谷先生が更に降ってきて巨大化したみたいな。そんな「付いて来い!」な指揮に、単純な私達はズゴゴゴゴーと持って行かれ、良かったような気がするんだよなー。実際のところはどうだったのかなー。

で、最後のアンコール曲は嬉し涙と多過ぎる紙吹雪への笑いで明るく幕を閉じ、ここが感動のピークかと思っていたら……違いました。


打上が終了し、何となく帰り支度の団員たち。すると、ソリストの先生方が小さな小さな声で「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を歌っている声が聴こえてきました。その美しい声に『歌アンテナ』がビンビンになっている今日の団員が飛びつかないはずもなく、先生方のテーブルを囲んで大きな輪が出来ました。そして初谷先生が指揮をはじめ、団員たちが歌い始め、いつも「暗譜が難しいよ」と言い合っているはずの団員が、数年前に歌った曲を声を合わせて歌ったのでした。今でも思い出すと涙が出てくるよ。あーいう瞬間のことを、幸せっていうんだろうなー。

また来週から「うまく歌えない」と悶える日々が始まるけれど、こうやって幸せをかみ締めながらブログを書く夜がまた来ると思うから、止められないんだ、足唱って。

明日の今頃には…

2010-06-13 00:51:46 | 音楽(足利市民合唱団)
イヤだな~という事が待っているとき、『明日の今頃までには、中間テストが終わってるんだ』や、『来月の今頃までには、高校入試が終わってるんだ』や、『この夏休みが終わる頃には就職活動も終わってるんだ』などと、子供の頃、よく考えていました。そして、大人になった今も『泣いても笑っても今月の終わりには、入稿〆切が過ぎてるんだ』や、『次にお風呂に入るまでには、憂鬱な仕事も終わってるんだ』などと、よく思っており、ズバリ『その時』が来ると『はぁぁぁぁ、終わったぁぁぁ』とドップリ喜びに浸ります。

ところが、わくわくする事が待っているときも、同じように『明日の今頃は舞台に立ってるんだなぁ』とは思うのに、いざその瞬間に『あぁぁぁ、いまこそ喜びの時!』と自覚した経験は無いのです。結婚式の記憶すら、入場で泣いたために鼻水が止まらなくて『参ったなぁ』というのが一番鮮明だという情けなさですから。

ま、明日も舞台上で歌いながら、至福の時を自覚する余裕はないと思いますが、拍手を頂く時くらいは『あぁぁぁ、今まさに!』と喜びに浸……れたらいいな。



日曜日のお昼ゴハンを済ませた後、特に予定もないなぁ、と思ったアナタ!足利市民プラザにちょろっと行ってみる?


6月13日(日)
足利市民合唱団『メイコンサート』
足利市民プラザ 文化ホールにて
2時開演です♪
今年は、日曜日の午後を夢見心地で過ごして頂くのにピッタリな、名曲ばかりですよ~。

カウントダウン

2010-06-09 00:21:37 | 音楽(足利市民合唱団)
合唱団の演奏会本番に向け、遂にカウントダウンです。

今の私にとって、音楽は趣味と呼んでしまうにはちょっと軽い、ココロの拠り所の一種みたいな存在。だけど、それは私の仕事ではないし、命綱でもない。あくまでも、ココロが「楽しい」を感じるための贅沢な存在。でもって、プロではない訳だから、お客様にお聴かせすることだけがゴールでもなく、仲間たちと一緒に練習しているときが、私にとっては毎回一種の『本番』みたいなモノだったりするのです。


そんな私にも、この時期が来ればやっぱり、「うぉ~本番だー」という興奮や、「もうこの曲を歌うのもあと数回なのか」という寂しさや、「いきなり歌詞が吹っ飛んだらどうしよう」という不安や……、色々な気持ちが襲ってきます。それは多分、大きいとか小さいとか、うまいとか下手とか(???)関係なく、舞台に上がるという機会を持っているヒトなら誰もが知っている快感の一種。その特権をあと数日充分に味わって、指揮棒が上がる瞬間の、あのググっとくる高揚感を楽しみにしたいと思います。


この「楽しい」の思いが、一人でも多くのお客様のココロに届きますように!

足利市民合唱団 「メイコンサート」
6月13日(日)14時開演 足利市民プラザ大ホールにて

詳しくはコチラの『演奏会情報』で



まくら

2010-06-08 10:16:12 | 日々雑多
朝起きるなり頭痛に襲われると、かなり「ちぇっ」という気分になります。でも最近そんな日が多くて困っていました。夢見が悪いせいかと思ったりしてましたが、『友人Aがアマゾンのジャングルで「理科目線の手品ショー」を開催するので、父と一緒に見に行く』なんて楽しい夢でさえ頭痛で目覚めるので、どうやら違うらしい。

多分、枕が原因です。もう長年愛用している私の枕ですが、最近妙に低くて弾力がないのです。もともと低めが好きではあるのですが、今の状態は殆ど高さがない状態になっているから。枕って一体どうやって選べばいいんだろう?お店で頭を乗せてみても、全く使い心地が分からなくて。

明日からまた出張撮影の旅に出ますが、ビジネスホテルの枕というのが大抵硬くて高くて困ります。タオル類は乾燥対策でビチョビチョにして部屋に干してしまうから使えないし(特に今回は戻ってきてすぐに演奏会本番だから絶対風邪ひけない!)、荷物はなるべくコンパクトにしたいので枕を持参する訳にもいかないし、結局いつもは翌日の洋服とかを枕にして寝てるんですが。

我が家で眠り王と呼ばれる私にとっては大事な枕問題。はて、どう解決するかな。

イカ焼き焼いた

2010-06-07 16:29:06 | 日々雑多
二代目はイカやらタコやらを焼いたのが大好物。先日も、実家の母が熱海のお土産に、とイカがベローンと伸びたのを買って来てくれました。

我が家の台所環境はIH仕様になっているので、魚介類はグリルで焼きます。本当は煙をもうもう出して網で焼いた方が美味しそうなのですが、仕方ないので、今回のイカもグリルで焼いたところ、何やら焦げ臭い…?グリルを開けたら「イカがいない!?」。丸まってグリルの天井にくっ付いてました(切れ目を入れるんだってね)。イカの足は網の切れ目から水の中に落ちてるし、そりゃあもう大騒ぎ(私の料理風景はちっとも女らしくない)。無事、美味しそうに焼き上がり、二代目はとても嬉しそうにパクついていました。


先日、足利市の東武駅前ニューミヤコホテルさんのビアガーデン用チラシの撮影に伺いました。今年の目玉は『海鮮あぶり焼き』!タコ、エビ、ホタテ、イカ……。二代目の目がギラギラと輝いて、イイ写真が撮れました(?)。『ビアガーデン』とか『バーベキュー』とかって2人だとちょっと寂しいから、みんなで行きたいねー、といつも2人で出来上がったチラシを眺めながら話しています。

誰か一緒に行こうよー、ビアガーデン