若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

私の宝もの

2011-01-04 18:43:25 | 映画と本

私には宝物があります。

「素敵な旦那さまでしょう?」。あー、はいはい。それも確かにそうなんですが、珍しくブツ方向で。キラキラするものや、有名なロゴマーク類には全く興味がないのですが、都内でOLをしていたころに、一か月の給料を超える額の買い物を1回だけしたのです。それは、巨大な本棚。

足利に家を建てるときも、建築会社さんに「この本棚がすっぽり入るスペースを作って欲しい」と特別にお願いしたので、うちは廊下に微妙な穴が開いており、引っ越し屋さんが運びきったときに妙に感心してくれました。

本当は『美女と野獣』(ディズニーの)でベルが魅了された野獣のお城の図書館みたいに、壁面全部が本棚~っていうアレに憧れましたが、まぁ現実的じゃないし(ほら、よく外国の古い映画であるじゃないですか。はしごがレールで動くやつ。地震のない国の発想だとは思うけど)、この本棚は自分的に最高級の贅沢品だと思ってます。

最初のうちは自分の蔵書を詰め込んでもスカスカだったので嬉しくなったのですが、気付いてみたらもうパンパン。文庫本なんて重ねたり、寝かせたりして無理矢理詰め込まれてて、お城の大広間に雑魚寝しちゃってるみたいな、残念な雰囲気になってきています。

そろそろ本を整理する時期かもしれないな。二代目に「それ、面白くないよね」と突っ込まれる少女漫画(頭をパーパラパーに空っぽにしたい日のお風呂読書には最適なんだけど)や、「読んで損した!」と怒った作品(そんなに無いけどあるにはある。でも買ったから捨てるのは悔しい)は捨てるべきだろうねぇ。うーん。悩ましい問題。

 


ヨーロッパを読む

2011-01-03 22:58:57 | 映画と本
多忙期は大好きなお風呂読書さえままならず(たまに愛読書水没)、さっき読み終わった本も読みはじめは10月末だったんだ、恐ろしいことに。もう冒頭なんて忘れちゃったよ。


私の好きな映画の中で、『本をたくさん読むことで色々な世界を見たつもりでいるけど、実際に体験したことは本当に少ない』と、主人公の女性が自分の人生を『このままでいいのか』と自問自答する場面があります。私も同じこと、よく考える。でもそんなに波瀾万丈人生を送りたい願望はないから、つい本を読むことで満足させちゃう。


でも、ヨーロッパが舞台の小説を読む時だけはウズウズするんだー、行ったことなくて、若い内に行っておけぱ良かったって後悔してるから。実際にこの目で見たい、この足で歩きたい!って。


とはいえ、その願いは暫く叶いそうにないので、当面はヨーロッパについて書かれたものを読んで、擬似欧州体験。そして、きっといつか自分の目で、足で、ハートで、胃袋で(?)、たっぷり堪能するんだ!って読み終える度に決心するのです。

うさぎ年だけど

2011-01-01 12:11:00 | 日々雑多

この年末年始、元旦の今日が唯一の完全休日(明日からはご予約の撮影だけします)。ずーっと布団にいようかと思っていたけど(実践してる人もいるけど)、ちゃんといつもの開店時刻に間に合うように起きちゃうもんです。

実はひそかに2011年の目標軸を『健康』においている私は、散歩に行くことにしました。お正月だからちょっとお洒落して、首を暖かくして(M先生!ちゃんと実践してますですよ!)、でもコンタクトは装着せずに(裸眼:0.04)、のんびり歩いてきました。

初詣で賑わうご近所を抜け、いつもからは考えられないくらいに交通量が少ない5車線&広い歩道の目抜き通り(地元の人はなぜか昭和通りと呼ぶ)をカメの速度で歩いてきました。大きなショッピングセンターは軒並み元旦から営業しているけど、この辺りはちゃんとお正月はお休み、すれ違う人は初詣に行く人々なので、意外とキモノ率高し。それなりに子供のころのお正月ムードって残っているもんです。

途中でポロンとメールがきたので立ち止まって「ほぉほぉ」と読んだり、青空を見上げ「あの雲、浅草のアサヒビルの金色オブジェにそっくり~」と口を開けて眺めたり。

お腹がすいたので帰ってきました。「今日は一日寝てるんだ!」とイバっていた人を起こして、お餅でも焼きますか。


2011年幕開けにしゃん!とする

2011-01-01 00:21:19 | 日々雑多

ふふふ~。年明け早々投稿!年越し花火の撮影から帰ってくる二代目をお店で待っている間、新春ブログを書くことにしました。

みなさま、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします!

店の外は、ばんな寺に初詣にいらした方々で大賑わいです(普段の昼間の数倍人がいる)。酔っ払っているのかなぁ?若い者たちの叫び声も聞こえます。新年早々、凍りつきそうなお堀に落ちたりしないでねぇ。

おっ!キモノ姿のお嬢さんたちの姿も。そうか、お正月になったんだもんね。

足利に戻って、写真館の若女将になって以来、すっかり「お正月」という概念が薄くなってしまいました。忙しさに負け、お正月が年末の延長線上の1日に過ぎなくなってしまって。大掃除(先代女将がお店のガラスは拭いてくれてた……立場なし、若女将)やおせち作り(でもでも、おせちはあるよ!毎年撮影してる市内のホテルの高級おせちが!)、キモノ(着付けを習って『毎日キモノで店番宣言』は夢のまた夢)は放棄しても、せめて気持ちだけは、お正月を大切に思いましょう。日本人ならではの、新年に襟を正す気持ちだけは!

二代目が帰ってきたら三つ指ついて、「本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます」って言ってみようっと。「何壊したの?怒らないから言ってごらん。」ってきっと言うけど(賭けてもいい)。