書店では平積みになっている「田中角栄関連本」が盛況だ。
亡くなったのは1993年の暮れである。
小学校卒で土建会社社長になった後、
総選挙に数度参戦したが落選、その後当選してからは階段をとんとん拍子で入閣、
「いま太閤」と呼ばれ、
そして、念願の総理となるが「ロッキード事件」で被告となり、
裁判闘争に移ってしまうが、
没後23年であるが1985年に 脳梗塞で倒れた後も自民党で衆院選で
本人不在の中、選挙に挑みトップ当選を果たす。
が、竹下氏を中心とした部下が、田中派を離脱、
その後は政界再編で云々・・・
田中角栄という人物の魅力の一つは弁舌の巧さだ。
聞いた人間の耳を離さない、あのだみ声がなんとも言えない調味料になっている。
そして、実行能力とその知識。
その知識と実行力は『コンピュータ-付きブルドーザー』の別名があるほどであった。
政治家の金銭問題について、あまりにもシビアであると、
「小さい政治家」しか生まれなくなる。
私の持論は外部からの資金がダメなら、
『政治家の給与年間一億円』である。
これだけ潤沢に資金を国から貰って、さらにお金について違反があれば、
もう、即刻「豚箱行き」です。
田中角栄から政治は止まった・・・。
付け足し・・・
今の「リニア整備」、「東京都の渋滞緩和の道路整備」、「全国に新幹線整備事業」
これは田中角栄の頭の中にあったことである。
当時、マスコミは「コンクリートの臭いしかしない」などと揶揄したが、
今の政治家は田中角栄のプランから1mmも出ていない。
ただ、角榮氏が見誤ったことは、冷戦下『日中国交正常化』をすることによって
アメリカの逆鱗に触れたことだろう。
私の見るところ、角榮氏は『踏んではならぬ、「踏み絵」』をしてしまったのだろう。
角榮氏はなにを考えたのか?
「脱アメリカ」が、角榮氏の望みだったのではないか?と思っている。
しかし、真実は闇の中・・・
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます