今回、突然にハマスがイスラエルを大規模攻撃した一つの要因として「世界の注目がウクライナに集中してパレスチナ問題が進まない恐れがある」という危機感がさせたものという。大国アメリカやヨーロッパの大きな共同体であるEUや軍事的同盟NATOであっても、『パレスチナもウクライナも』というわけにはいかない。「それで大国?」と言いたい所だが、軍隊を世界中に展開していたり、紛争が起きていない地域にも威嚇として空母を航行させたりしているので、難しいのが現状と言うことです。そして「マンパワー」としての各政府高官も人間なので毎日世界中を行ったり来たり出来ないので、どうしても「以前はかまってもらっていたが、今はノータッチの地域」が出てきてしまう。それで「もっと俺たちの問題を世界で取り上げろ!」というのが今回のハマスの攻撃ということなんだと。
今日のニュースだとゼレンスキーが「これから冬に入るので、一層闘いは厳しくなる」旨の談話が出ていた。こちらも「ウクライナから目を離すな!」ということだろう。ゼレンスキー、そのブレーンはアメリカの政界や民衆を左右に動かすことで支援を得てきた経緯があるので、こちらは「頭脳派」と言うことだと思う。
しかし、ウクライナもハマスも国家や民族の死活問題であるので必死なのは理解できる。しかし、世界はそんなに甘くなくて、「自分にどれだけ利がある形で争いが終わるのか?続くのか?」というソロバン勘定で動いている。博愛なんて陽炎みたいに思っていた方がガッカリしなくていいかもね。
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