今日は大賀ハスのふるさとの会顧問である南定雄先生のお誘いで、府中市にある郷土の森公園に伺いました。目的は妙蓮のハス根をわけていただくことです。
妙蓮は昨年も一昨年も、私たちのハス見本園では全く生育せずに終わってしまいました。そこでハス根を新しく植えることになり、南先生が前々から交流のある府中市郷土の森公園管理事務所長の佐藤様にお願いして、そちらのハス根を分けていただくことになりました。郷土の森公園のハスは現在植え替えの作業中で、ちょうど本日、妙蓮のマスの土を入れ替えているとのこと。さっそく佐藤様にご案内いただきました。
府中市郷土の森公園は大変広くて、体育館、プール、交通遊園、博物館、野球場、サッカー場などもあります。すぐそばを多摩川が流れています。
その真ん中に修景池が作られており、たくさんのハスが育てられています。
ここでは業者を入れて植え替えを行なっています。掘り出した土をベルトコンベヤーとショベルカーで外に運び出し、代わりに赤土を入れます。
作業中のマスが妙蓮です。手前には千弁連や中尊寺蓮という札も見えます。
大賀ハスのマスです。この修景池では全部で5か所のマスに大賀ハスが植えられています。どの品種も、一つのマスの半分だけ植え替えるようにしているそうです。
掘り出された妙蓮の根です。結局この倍ぐらいのレンコンをいただきました。今年こそは無事に育ってくれて、あの珍しい花を咲かせてくれるようにと願いました。
府中市には大賀一郎博士が1945年から住んでおられ、ハスの研究を続けていらっしゃったのだそうです。郷土の森公園にはご覧のように広い修景池があって、そこに大賀ハスの他、たくさんの品種のハスが育てられており、『蓮を見る会』も長年開催されているのだそうです。
修景池の案内板です。
大賀博士の銅像もたてられています。大賀博士はハスの修景池を見ていらっしゃいます。
案内板の写真でわかるように、ここには30種類以上ものハスが植えられているので、私たちのハス見本園と同じように花の時期は6月半ばから9月上旬まで続くそうです。今度はハスの花が咲く頃に訪ねたいと思いました。
(担当: えむ)
見本園の妙蓮が咲いたらぜひレポートしてください。