本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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きっと誰かが見ていてくれる

2015年04月11日 | 小説
新鋭作家の面白い小説、見つけました。

「ひぐらし神社、営業中」 東朔美

勤めていたバーの店主が夜逃げして失職。
住んでいたアパートも追い出される。
ふんだりけったりの青年田嶋君が主人公です。

     

田嶋君、ある日神社で「瀧子(タキコ)」さんという「神さま」に出会います。
瀧子さんから、ある仕事を依頼され、その日から人間田嶋君と神様瀧子さんの交流が始まります。

この神さま「瀧子」さんのキャラクターが強烈に面白いのです。
  口が悪くて、態度がでかくて、大食い。
  田嶋君がお供えとして持ってくる「おまんじゅう」「日本酒」「コロッケ」などを、ムシャムシャ食べる。
  「おまんじゅう」なんて、1個や2個じゃないんです、箱単位です(笑)
  でも心根は優しい「神さま」なんです。

     

こちら夕暮れ時の近所の神社です。

人は一人では生きていけない。
きっと誰かが見ていてくれる。
それは神さまかもしれないし、身近な人かもしれない。

そんなことが伝わってくる心温まる物語です。

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