岐阜城後半です。
天守最上階より、長良川を見下ろす。この景色を織田信長も見ていたのだと思うと、なんだかジンとしてくる。
城めぐりの楽しさは、天守や石垣等の建造物を見るのももちろんだが、なぜそこに城を築いたのかという地理の面から考えることもある。
今回、岐阜城に行ってみて、斎藤道三がここを選んだ理由や織田信長がそのあとを継いだ理由がよく分かった。
さて、下山ルートは「瞑想の小径」を選んだ。パンフレットに、長良川がよく見えるルートと書いてあったので、遠く戦国時代を想いながら下りて行くことにした。
これは道か?というような岩ばかりのルートである。小雨だったので岩が滑る。
瞑想なんてしていたら、確実に落ちる「ヒヤヒヤの小径」だったのだ。
やっと麓に着いた。この辺りは整備されていて、途中の「ヒヤヒヤ」を感じることはできない。
これにだまされた人々が登っていく。軽装のいちゃいちゃカップル、品のいい初老の方々、やたらウルサイおばちゃん集団。
さあ、難攻不落の岐阜城にいざゆかん・・・。急峻な坂道に愕然とする皆様の顔を想像するとニヤニヤしてくる僕でした。
時間があったので、長良川を見に行った。鵜飼船や屋形舟が係留されていて、ここが岐阜であることをさらに実感できた。
信長の館跡に続く通路。この巨石から、信長の壮麗な舘が想像される。
歴史博物館にも行った。巨大なジオラマがあり、映像や音声で岐阜を中心とした戦いを開設していた。この博物館は相当イイですよ。
博物館前に妙な生き物を発見。「ぎふキャラ!」のホームページからの引用です。
岐阜県岐阜盛上げ隊のキャラクター。織田信長公とその信長の性格を現した日本おおかみ。岐阜を天下にしらしめること、 岐阜を盛上げることを使命とし、自ら日夜PR活動に励む「殿の中の殿」。性格は、新しいもの好きで、好奇心旺盛。ちょっぴり短気ではあるが、子供と女子に は優しい。
岐阜にゆかりのある、織田信長公とその信長の性格を現した日本おおかみがモチーフとなっている。
好物は長良川のアユとこんぺいとう。
名前は「のぶさま」というらしい。女子には優しいとあるが、女子に切りつけておったぞ。
さて、長々と書いてまいりましたが、名古屋と岐阜の旅行記はこれにて終了。
楽しかったです。
ではまた