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泡盛普及へ官民一体 振興協初会合 訪日客向け対策強化

2017-06-17 20:21:27 | ニュース

 12年連続で出荷量が減少する泡盛の普及拡大を図ろうと、1日付で設置された「泡盛振興協議会」の第1回会合が16日、県庁で開かれた。県や県酒造組合(玉那覇美佐子会長)などが参加し、外国人訪日客向けの対応強化や、酒造所と共に改善へ向け計画、実行、検証を行う「泡盛振興推進部会」の設置など重点施策の推進を確認した。

 協議会では重点施策として(1)沖縄を代表するカクテル「ゴーヤー・カチャーシー」の普及促進(2)観光業界との連携による酒蔵巡りなどでの観光客の取り込み(3)泡盛の応援歌作成など女性、若者を照準にしたイベント開催(4)大交易会など商談会で県外・海外へ販路拡大―を挙げた。観光、物流、小売り、行政と協力体制を構築する。推進部会は重点施策4点に基づいた計画を実行する。

 2017年度税制改正で10月から外国人訪日客は、酒造所で購入する際に酒税が免税される。国内消費が伸び悩む中、酒蔵巡りツアーで海外に活路を見いだす。酒造所の規模によって経営指導などの対応を取り、業界全体だけでなく各酒造所の出荷量減に歯止めをかける。

 協議会の会長には玉那覇県酒造組合会長、副会長には県飲食業生活衛生同業組合の鈴木洋一理事長、県商工労働部の屋比久盛敏部長が就いた。

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