琉球王朝の華やかな儀式や行事を再現する首里城祭(同実行委員会主催)が3日午前、那覇市の首里城公園を中心に始まった。初日は首里城内の下之御庭(しちゃぬうなー)で「伝統芸能の宴(うたげ)」が開かれた。琉球舞踊の四つ竹や獅子舞などが観客を魅了した。
5日までの3日間、公募で選ばれた国王・王妃役が登場する琉球王朝絵巻行列など琉球王朝の文化や芸能を堪能できる催しが3日間行われる。今年は首里城公園開園25周年を記念して園内で泡盛に触れられる企画などを予定している。
3、4の両日は閉園時間は午後9時。有料区域のチケット購入は午後8時まで、有料区域の閉園は午後8時半までとなっている。
琉球国王と王妃、華やかに古式行列 首里城祭
首里城祭(主催・同実行委員会、共催・琉球新報社、首里振興会)は初日の3日午後、那覇市の首里城公園と公園周辺で琉球王朝祭り首里「古式行列」が行われた。
古式行列は、琉球国王が国家安寧と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するために、首里城下にある3カ所の寺を参詣する「三ケ寺参詣行幸(さんかじさんちーすねーい)」の行列を再現したもの。華麗な琉装に身を包んだ国王と王妃をはじめ、摂政、三司官ら238人が首里城御庭(うなー)から守礼門、龍潭(りゅうたん)通りを練り歩いた。
【琉球新報電子版】
下は昨年度
琉球舞踊(2016年 首里城祭)