男子個人形を制した喜友名諒(左から2人目)、3位の金城新(右)と新馬場一世(後列)、2位のホクタス(トルコ)=25日、那覇市の県立武道館
空手の国際大会、空手1シリーズA2017沖縄大会が25日、県立武道館で開幕し、男子形に出場した喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が、初戦から決勝まで全て5-0で対戦相手を制し、完全優勝を果たした。
喜友名は、2014~16年に県内で開催された世界空手1プレミアリーグで3連覇しており、県内初開催のシリーズAでも頂点に立った。
本大会では、同じ劉衛流の金城新が準決勝で敗れたものの、敗者復活戦で勝利して3位に入賞した。
同大会には国内外で活躍する空手家780人以上がエントリーし、空手発祥の地である沖縄で鍛錬の成果を披露した。
沖縄県勢、圧勝の金 「空手1」大会 男子団体形
男子団体形決勝 一糸乱れぬ気迫のアーナンを演武し優勝した(左から)喜友名諒、上村拓也、金城新=26日午後、那覇市の県立武道館(新里圭蔵撮影)
世界空手連盟主催の国際大会・空手1シリーズA沖縄大会は26日、那覇市の県立武道館で最終日を行い、男子団体形日本代表チーム1の喜友名諒、金城新、上村拓也(以上劉衛流龍鳳会)は初戦から完勝し、決勝でも日本代表チーム2を5―0で圧倒して金メダルを獲得した。
喜友名、金城、上村は2014~16年にかけて県内で開かれたプレミアリーグを3連覇し、初開催のシリーズAも制した。喜友名はプレミアリーグでの個人形3連覇を含め今大会も個人で頂点に立っており、地元開催の国際大会で4年連続の個人・団体2冠の達成となった。
試合後の会見で喜友名は「練習の中で大事にした基礎力が生きた。個人も団体も全て5―0での狙い通りの優勝を達成できてうれしい」と喜んだ。
16年10月の世界選手権で男子団体形に初出場し、初優勝を飾った3人。金城は「周りの期待も大きく王者のプレッシャーもあったが、関係者の応援が力になった」と感謝した。上村は「先輩の喜友名さん、金城さんに追い付け追い越せで頑張っていきたい」とさらなる活躍へ意欲を語った。