南風原町特産の伝統工芸「南風原花織」が26日、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定された。
同日付の官報で告示された。
県内からの指定は15品目目で、2012年の知花花織以来となる。
生産者団体の琉球絣事業協同組合は今後、後継者育成事業や知名度向上のための需要開拓事業を実施する予定で、南風原花織の生産や販路の拡大が期待される。
伝統的工芸品への指定に伴い、同組合が実施する関連事業は国から補助金を受けられる。
南風原町特産の伝統工芸「南風原花織」が26日、経済産業大臣指定の伝統的工芸品に指定された。
同日付の官報で告示された。
県内からの指定は15品目目で、2012年の知花花織以来となる。
生産者団体の琉球絣事業協同組合は今後、後継者育成事業や知名度向上のための需要開拓事業を実施する予定で、南風原花織の生産や販路の拡大が期待される。
伝統的工芸品への指定に伴い、同組合が実施する関連事業は国から補助金を受けられる。
1月23日までの沖縄地方の地域平均気温平年差はプラス1・7度で、1月の平年差が1946年以降の統計開始以来最も高くなる勢いだ。沖縄気象台が25日、発表した。
沖縄気象台によると26、27日の気温は低いままだが週末から気温が上がるため、2カ月連続で地域平均気温平年差を更新する可能性がある。
地域平均気温平年差は那覇市、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の5地点の平年差を平均した値。5地点の中では石垣島の平年差が最も高く1・9度で、23日までの暫定月平均気温は20・7度。那覇市の平年差は1・6度で暫定月平均気温は18・7度。46年の統計開始以降、これまで最も地域平均気温平年差が高かったのは88年の1・6度だった。
沖縄気象台は高温になった要因として、沖縄の南東で高気圧が強まり、暖かい空気が沖縄地方に向けて南から入り込みやすくなっていたことを挙げた。
2016年は5、7、10、12月の4回にわたって月平均気温の過去最高を更新した。
16日に先陣を切った浦和レッズやガンバ大阪、清水エスパルス、北海道コンサドーレ札幌に続き、サッカーのJリーグ勢が続々と沖縄入りし、3月まで沖縄キャンプを行う。今年は海外勢8チームを含み過去最多の22チームが沖縄県内に集結する。
22日にはJリーグ開幕前のプレシーズンマッチ「2017DAZNニューイヤーカップ」も開幕し、J3のFC琉球がJ2のジェフユナイテッド市原・千葉を3-1で下した。ピッチでは新シーズンをにらんだ選手らの真剣なプレーが展開されている。
地元沖縄県出身では5選手が沖縄でキャンプイン。札幌の上原慎也(30)と千葉の比嘉祐介(27)は既にチームと共に沖縄入りし、軽快な動きを見せている。今後は川崎フロンターレの知念慶(21)、名古屋グランパスの田口泰士(25)、カマタマーレ讃岐の我那覇和樹(36)が、県内のキャンプ地に入る。
槙野智章や西川周作の浦和勢をはじめ、森重真人(FC東京)や井手口陽介(ガンバ大阪)らの日本代表選手も沖縄で始動。J1通算最多得点を誇る大久保嘉人(FC東京)の他、遠藤保仁(ガンバ大阪)、今野泰幸(同)らおなじみの選手も来ている。
キャンプの魅力は選手を身近に感じること。各キャンプ地は選手やサッカーファンの熱気に包まれる。
縄文時代晩期(3千~二千数百年前)の東北地方を代表する「亀ケ岡式土器」とみられる土器片が、沖縄県北谷町の米軍返還地にある平安山原B遺跡で出土したと24日、同町教育委員会が明らかにした。
沖縄での発見は初めてで、西日本でも出土は限られている。製作地や沖縄に運ばれた背景を巡り、大きな議論を呼びそうだ。町教委は「当時の幅広い交流がうかがえる重要な発見」としている。
亀ケ岡式土器は、沖縄から約2千キロ離れた亀ケ岡石器時代遺跡(青森県つがる市)で出土したことに由来し、工芸品のような精緻な模様や作りが特徴。同じ頃の東北では精巧な漆器や遮光器土偶なども作られた。
インドネシアの首都ジャカルタで、ウチナーンチュによるウチナーンチュのための三線練習会が開かれている。毎週日曜日の朝9時から正午まで。講師役はインドネシア在住10カ月になる南風原町出身知念幸忠さん(43)。知念さんの自宅マンションのリビングが練習場所だ。練習生は7人。全員沖縄出身の駐在員でジャカルタの沖縄県人の会「島ーず」のメンバーだ。
4回目となる昨年12月4日。知念さんが準備する三線の勘所や工工四を見ながら、メンバーは「涙そうそう」「安波節」「安里屋ユンタ」の練習に励んだ。
知念さんは「海外でも故郷の沖縄の文化に触れていたいと思い、練習会を始めた。民謡を中心にまずは20曲ほどマスターし、インドネシアの方々の前で発表できることを目指している」と話す。
ジャカルタには日本人駐在員が結成するジャズバンドや和太鼓サークル、インドネシアの学生を対象に日本舞踊を教えるサークル、インドネシア人のエイサーグループなどもある。
三線練習会は小規模だが、メンバーは「故郷の民謡をインドネシアの方々と楽しんでもらえる日が来るように練習に励みたい」と話している。(宮城亜希子通信員)