とあるスナックで
コー
小林
コー
コー
しかしこの本すごいね。何年前に書かれた本なんだろう。今読んでもちっとも古くない。 P-21
しかしこんなふうに我々に幾多の有利なこともあったが、とりわけ第一の切り札を与えたのは特権廃止、換言すれば、ゴイムの貴族政治の本質を破壊してこれによって我々に対する唯一の国家、国民の保護者をなくしたことである。
自然的世襲的な貴族政治を倒した廃墟の跡へ、我々が我々の知識階級の貴族政治を打ち建てた。
それが 金権貴族政治 である
我々はこの新貴族政治を< 富 >と名づけ、我々と、我々の賢者たちが説明する科学とに従属させるのである。
しかしこんなふうに我々に幾多の有利なこともあったが、とりわけ第一の切り札を与えたのは特権廃止、換言すれば、ゴイムの貴族政治の本質を破壊してこれによって我々に対する唯一の国家、国民の保護者をなくしたことである。
自然的世襲的な貴族政治を倒した廃墟の跡へ、我々が我々の知識階級の貴族政治を打ち建てた。
それが 金権貴族政治 である
我々はこの新貴族政治を< 富 >と名づけ、我々と、我々の賢者たちが説明する科学とに従属させるのである。
小林
<300人委員会>側は、経済恐慌、血を流す戦乱や戦争の後の世の中が廃墟になった後に、自分たちの 金権貴族社会 を作ってきたんですね。
コー
<お金>が、全てを動かし支配する、しかもその<お金>は、寝てても自然と自分たちの所に集まってくる、そういう金権貴族社会だな。そういう仕組みを作ってきたということだろう。
なんにも知らないゴイムが、朝から晩まで一生懸命に働いて、そのお金がどんどん吸い上げられていく。そのことに何年たってもゴイムは気がつかない、何年たっても。気がついても俺一人騒いでも何にもならないだろうと思ってしまう。だいたいそんな面倒なことを考えたくもない。考えるだけ疲れる。残念だけどこれが実際だと思う。
牧場の羊、牛、そして豚と同じなんだな。
これはジョージ・オーウエルの世界なのかもしれない。
なんにも知らないゴイムが、朝から晩まで一生懸命に働いて、そのお金がどんどん吸い上げられていく。そのことに何年たってもゴイムは気がつかない、何年たっても。気がついても俺一人騒いでも何にもならないだろうと思ってしまう。だいたいそんな面倒なことを考えたくもない。考えるだけ疲れる。残念だけどこれが実際だと思う。
牧場の羊、牛、そして豚と同じなんだな。
これはジョージ・オーウエルの世界なのかもしれない。