とあるスナックで
ママ
コーさん、今日は珍しく酔っちゃったみたいね、小林君今晩もよろしくね。
小林
ハイ、わかりました。
コー
ブツブツ、ブツブツーーー、
「オイ銀行屋、どうだい調子の方は。」
「順調ですね。ヨーロッパはもう火が付きましたからね。この火をどこまで広げられるかですね。ウクライナ人からたくさん難民が出ましたね。この難民が食うために家族を養うために雇われ兵隊になるんですよ。そしてこの雇われ兵隊や難民がまたまた紛争を作り出すわけですね。そしてまたまた難民が生まれるわけです。そしてその難民が紛争を作り出すわけです。サイクルですね、見事な。」
「そうやって、国がまた一つまた一つと消えてなくなっていくわけだ、気が付いたら。ところでアジアはどうだい、順調かい。」
「ええー、順調ですよ。日本があと少しですね。なにしろ日本が戦争をしなければ始まらないですから。」
「日本をどうするんだい、これから」
「準備は万端しっかり整いましたよ。これから最後の仕上げですね。もう始まっているんですけどね。大きなテロですね、日本国内で。」
「衝撃と畏怖作戦はするんだろうな。」
「しますよ、でもそれは最後の最後ですね。2001年、9月11日より大きな作戦を準備してますよ。一晩で日本人が全員 憲法 を変えようという気になってしまうような大きな大きな作戦ですね。いくつものパターンを計画してありますよ。」
「日本が戦争になれば、当然借金だな。勝とうが負けようが借金は返せないな。そうすればまたまたお前の出番だな。日本にはまだおいしいところはあるのかな。」
「有ります有ります。まだまだ有ります。企業ではトヨタを始めまだまだいいところは残っているんですよ。あとは年金を始め貯金ですね。おいしいところはまだまだあるんですよ、落ちぶれたとはいえ。」
「わしも欲しいな。日本の土地が欲しいな。国立公園なんか、いいところがいっぱいあるじゃないかい。よだれが出てくるよ。」
「大丈夫ですよ、ちゃんと殿にも分け前が行きますから。もう少しですよ、もう少し待ってください。」
「おおそうか、期待しておるぞ。頼むぞ。」
「わかりました、お待ちください。作戦は次々と実行していきますから。」
ブツブツ――、ブツブツーーーーーー。
ママ
じゃそろそろ小林君、お願いね。
小林
わかりました。今晩もしっかり送っていきますから。