とあるスナックで
小林
コー
ママ
小林
世の中には払う金利分の(お金)が存在していないというのも大変なことでしょうが、実際は事実はもっとひどいことになっているみたいですね。<債務貨幣システム>って、ほんと恐ろしいシステムですね。
G・エドワード・グリフィン著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> p-241
誰が金利を払うマネーを創出するのか?
このプロセスに付随する難問の一つは、「金利を払うマネーはどこから来るのか」ということだ。銀行から9パーセントの利子で一万ドル借りると、一万900ドルを返さなければならない。だが、銀行が貸し出すためにつくったのは一万ドルだけだ。すると、あなたが・・・ほかのローンの借り手も・・・債務を返済する方法はなさそうに思える。流通しているマネーだけでは、金利を含む債務全額に足りない。それなら、あなたは金利分の900ドルも借りなければならないのか。するとまた金利が増える。借りれば借りるほどますます借りなければならなくなり。不換紙幣のもとでの債務は限りなく増えていくことになる。
この考え方も一部はあたっている。金利を含む債務の返済に足りる金が創出されていないのはほんとうだ。だが、金利を返済する唯一の方法は借金だ、というのは事実ではない。この考え方が間違っているのは、労働の交換価値を考慮していないからだ。あなたが一万ドルを借りて、毎月900ドルずつ、それに金利分として約80ドルずつ返済するとしよう。あなたはローンの返済がきついから、パートタイムで働こうと決める。銀行のほうは、あなたのローンで毎月80ドルが入ってくる。この80ドルは帳簿上は「金利」だから、ローンの元金のように債権と相殺されることはない。そこで、銀行が支出できるマネーとして残る。銀行はこの金で毎月一回ビルの床磨きをしようと決める。あなたは新聞広告に応募して、月80ドルで銀行の床磨きをする。こうしてあなたは金利を払う分のマネーを稼ぐが、働いて得るマネーは・・・ここが重要なのだが・・・あなたが金利として支払ったマネーなのだ。あなたが毎月、銀行で床磨きをしているあいだ、同じドルが金利として銀行に入り、賃金としてあなたに支払われ、それがまた金利として・・・という回転運動が続く。
あなたが直接銀行で働かなくてもいい。あなたがどんな方法でマネーを稼ごうとも、出てくるところは銀行で、最終的に銀行に吸い込まれていく。この回路はうんと大きいかもしれないし、小さいかもしれないが、すべての金利は結局は人間の労働で支払われるという事実は不変だ。
この事実を考えると、金利を返済するに足るマネーが創出されていないという事実よりもさらに驚くべき真実につきあたる。
人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している人々の懐に入る。これが、社会の大多数が金融貴族という支配階級のために年季奉公の召使いとして働く現代の奴隷制である。
G・エドワード・グリフィン著 <マネーを生み出す怪物 連邦準備制度という壮大な詐欺システム> p-241
誰が金利を払うマネーを創出するのか?
このプロセスに付随する難問の一つは、「金利を払うマネーはどこから来るのか」ということだ。銀行から9パーセントの利子で一万ドル借りると、一万900ドルを返さなければならない。だが、銀行が貸し出すためにつくったのは一万ドルだけだ。すると、あなたが・・・ほかのローンの借り手も・・・債務を返済する方法はなさそうに思える。流通しているマネーだけでは、金利を含む債務全額に足りない。それなら、あなたは金利分の900ドルも借りなければならないのか。するとまた金利が増える。借りれば借りるほどますます借りなければならなくなり。不換紙幣のもとでの債務は限りなく増えていくことになる。
この考え方も一部はあたっている。金利を含む債務の返済に足りる金が創出されていないのはほんとうだ。だが、金利を返済する唯一の方法は借金だ、というのは事実ではない。この考え方が間違っているのは、労働の交換価値を考慮していないからだ。あなたが一万ドルを借りて、毎月900ドルずつ、それに金利分として約80ドルずつ返済するとしよう。あなたはローンの返済がきついから、パートタイムで働こうと決める。銀行のほうは、あなたのローンで毎月80ドルが入ってくる。この80ドルは帳簿上は「金利」だから、ローンの元金のように債権と相殺されることはない。そこで、銀行が支出できるマネーとして残る。銀行はこの金で毎月一回ビルの床磨きをしようと決める。あなたは新聞広告に応募して、月80ドルで銀行の床磨きをする。こうしてあなたは金利を払う分のマネーを稼ぐが、働いて得るマネーは・・・ここが重要なのだが・・・あなたが金利として支払ったマネーなのだ。あなたが毎月、銀行で床磨きをしているあいだ、同じドルが金利として銀行に入り、賃金としてあなたに支払われ、それがまた金利として・・・という回転運動が続く。
あなたが直接銀行で働かなくてもいい。あなたがどんな方法でマネーを稼ごうとも、出てくるところは銀行で、最終的に銀行に吸い込まれていく。この回路はうんと大きいかもしれないし、小さいかもしれないが、すべての金利は結局は人間の労働で支払われるという事実は不変だ。
この事実を考えると、金利を返済するに足るマネーが創出されていないという事実よりもさらに驚くべき真実につきあたる。
人々の労働を足し合わせたものは全部、不換紙幣を創出している人々の懐に入る。これが、社会の大多数が金融貴族という支配階級のために年季奉公の召使いとして働く現代の奴隷制である。
コー
<奴隷>というけど、<奴隷>は少なくとも自分の足に鎖がついているのがわかっていると思うんだ。
自覚があるんだと思う。でも<債務貨幣システム>を知らない、または理解することができない我々は<奴隷>というより<家畜>、または養蜂家に飼われている<蜂>に近いと思うよ。
自覚があるんだと思う。でも<債務貨幣システム>を知らない、または理解することができない我々は<奴隷>というより<家畜>、または養蜂家に飼われている<蜂>に近いと思うよ。
ママ
なんで私たちが<家畜>なのよ、コーさん。変なこと言わないでちょうだい。
またまたお客さんが減っちゃうじゃないのよ、まったく。
またまたお客さんが減っちゃうじゃないのよ、まったく。