とあるスナックて
コー
銀行の事を調べていたら、こんなことがわかったな。
天野統康著 「あなたはお金の仕組みにこうして騙されている」徳間書店
pー359
[民間銀行のお金の創り方]銀行にお金を預けてもお金の量は変わらない
お金がいつ創りだされるかは単純で、銀行がお金を貸し出した時だ。お金を市場から預かった時ではない。
例えば、A氏が現金100万円を銀行に預金した場合、現金100万円から預金100万円に変化する。この時に、現金も預金もお金なので、市場のお金の量は変化していない。
つまりA氏は銀行に現金100万円を、預金100万円と交換したということだ。
預金はお金として認められているので、A氏はいつでも販売している物と交換することができる。
ここで、重要なのは、銀行がお金を預かったこの時点では、お金は増えていない人いうことだ。
銀行のバランスシートでは、A氏からX銀行が100万円のお金を預かると、資産の側に現金100万円、負債の側に預金100万円が発生する。銀行では、お金を預かると、資産として現金が計上される。一方、預金は預かっているお金ということで、負債の側に計上される。
預金には2種類がある。預かった時に発生する預金と、貸し出し時に発生する預金!預かった時にはお金は増えない!
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そうなんだな。イヤー分からなかった、預金には2種類あるんだ。たとえば小林君が会社から給料30万円振り込まれたする。それは小林君が銀行から借りたお金ではない。そうすると小林君の通帳には、預金30万が記帳される。そしてこれから確実に上がる株があると言って、小林君は銀行から170万円借りて200万円でその株を買おうとしたとする。その時の小林君の銀行の通帳は合計で預金200万円と記帳されているはずだ。ところがその200万円は30万円と170万円と分かれているということだ。表向きにはわからないが、銀行はその違いをはっきりと帳簿上で区別しているということだ。当たり前と言えば当たり前だが。給料の30万円は 「現金」 としての預金30万円、そして170万円は 「貸し出し」 としての預金、まったく違う預金だということだ。そしてその170万円が銀行が無から創り出したお金ということだ。小林君が銀行から170万円借りてそれが小林君の口座に振り込まれた瞬間に、そうその時に、世の中のお金全体で考えれば、170万円増えたということだ。(ただ思考実験として小林君以外の人は貸し借りしないと考える。)これが信用創造なんだな。
そしてこの170万円は金利をつけて銀行に帰さなければならない。だから小林君は170万円借りたマイナスの数字が銀行の帳簿上にあるはずだ。(それが銀行の帳簿で負債の欄に預金170万円そして資産の欄に貸出金170万円と記入されているということか、金利のことは考えないとする)そこへ小林君は返済していくわけだ。マイナス170万円がゼロになるまで。小林君の銀行口座を見てみると、まず給料の30万円が振り込まれた。この時点で世の中のお金は増えていないよね、移動しているだけだ。そこへ銀行から貸出金170万が円振り込まれた。その時点で世の中のお金が170万円増えたということだ。(思考実験で、他の人は銀行から借りたり、返済していないと考える)そして小林君の口座は200万円になった。そして小林君は株を200万円で買った。この時の小林君の口座は0円になる。じゃそのお金はどこへ行ったんだろう。それとも消えてしまったんだろうか。そう小林君に株を200万円で売った人の口座に移動したんだよね。その時点で世の中のお金の増減はしていないということだ。そして小林君は株が高くなったので、300万円で売った。そうすると小林君の口座は300万円と振り込まれて記入される。その時世の中のお金は増えたんだろうか。違うよね、小林君へ株を買った人から移動しただけだよね。そこで小林君は170万円を銀行に返済した。そこでだ、銀行はその170万円で小林君にあったマイナス170万円の欄をゼロと記入するわけだ。帳簿で資産の欄の貸出金170万円と負債の欄の預金170万円が同時に消えるということだと思う。
小橋君は株で30万円から借りた170万円を使って100万円儲けて、現在口座は返済したので130万円になったわけだ。増えたわけだ。でも世の中を見ると、銀行に返済した170万円が消えたわけだ。
これが信用創造なんだな、小林君分ったかい。
小林
うーん、なかなか難しいですね。思考実験として私以外は銀行からお金を借りたり返したりしていないとするのが、ミソですかね。