義母さんの介護認定調査の日でした。
2年前に介護保険を申請し、更新の年になりました。
最近、時間の感覚が鈍くなり約束を忘れていたり
午前中の出来事が、夕方に聞くと『さっき』の出来事になっています。
『さっき、電話したけど居なかったね』
『お昼前?』と聞くと
『いや ほんの少し前よ』
・・・家に居たけどなぁ。と思いつつ
『ごめん トイレに行ってたよ』
そんな具合が増えてきました。
なので、今日の認定調査もカレンダーには書いてありましたが
前日に電話で確認をしておきました。
すると ちゃんと覚えて待っているんですよね。
調査員さんが来ると笑顔で出迎え、起き上がり対応。
「毎日、買い物へ行ってます」
「2日おきでお風呂に入ってます」←2週に1度だろう。と言いたい・・・
「歩くのだって杖なしで大丈夫」
さすがに、その場で歩かされ転びそうになり却下。
何よりも驚いたのは、『はさみ・時計・指の絵』
を見せられ数分後も覚えていたこと。
指の絵は「2本指だった」と同じ形をして見せて笑顔。
これには びっくり。
「生活面で忘れやすくて困ること?
そんなのないよ。だって覚えているし」と豪語。
今回は、介護度少し上がるかな?と思っていたのですが・・・
爽快に答えていく姿を見て力が抜けそうになりました。
ところが
ばぁちゃんの時と、大きく違っていたのは
『家族の介護度』『家族から見た困り度』
これをアンケートと称してその場で、チェックしてくれることでした。
*介護のために仕事を辞めたり、短縮しましたか?
→急な通院が多く、仕事ができませんと伝えました
*下記の中で、当てはまる病気はありますか?
→認知症へ丸をつけると調査員さん びっくり。
知らなかったことに私はびっくり。小さく引くい声で「あります」
*下記の中で特に困っていることありますか
→いくつかの項目へ丸をしましたが、その中でも重要な項目があるのでしょうね
調査員さん、今度は小さい声で「あとで詳細を聞きましょうね」と。
救われた瞬間でした。
本人 目の前にして困りごとは言えません。
本人だって、張り切って誇張して言うのは当然で・・・
そこを調査の時に、別項目を作り本来の状況を
聞けるようにしているのかもしれません。
そう言えば、主治医の意見書を書いてもらう時に
市の医師会が独自で作成した「家族へのアンケート」がありました。
日常の困りごとがチャート式に書かれ、チェックでき
コメントも書くことができました。
少しでも義母さんの実態に近い認定が出ると良いな。
周囲に理解してもらうためにも。
家族に理解してもらうためにも・・・。
認定を受けることの意味が『何を意味』しているのか
先日、言葉でしか理解していない相棒くんに
イライラし怒ってしまいました。
今の状況を義母さんの性格+αが大きいこと。
αの部分を理解し、支えないといけないこと。
支えるには私だけでは、無理なこと・・・。手伝いが必要なこと。
言っている自分が 悲しくなりました。