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昔の田植え

2009-05-24 19:59:58 | 風景
 とある掲示板サイトで、昔の懐かしい田植え風景が話題になった。

 昔は学校も田植え休みとなり、一家総出の田植えをした。隣近所の人たちは、朝早くから“ええっこ”(=ゆい)に来た。

 苗床から苗を抜き取り、持ち易い大きさの苗束にする。苗束を運び、所々にばら撒く。苗を植える位置を示す縄を張り、そこに何人もの人が並び、ばら撒かれた苗束を手にして一斉に植える。後方に縄を張替えながらその作業を繰り返していく。一枚の田が終わると次の田へ移る。
 植え終わった田では、畦に棒で穴を開け大豆の種を植える。これは子供の仕事だった。

 楽しいのは、“おこびれ”(=お小昼)だった。腹ごしらえの料理は、塩おにぎり、ニシンの昆布巻き、蕗やタケノコの煮物、漬物などが定番、他にはおやきや薄焼きも出た。
 小皿は蕗の葉で、楊枝や箸はそこいらの木の枝で代用した。

 子供たちも任された仕事を行い、立派な一員として認められた。

 今日の大型田植機があっと云う間に済ませる田植えとは違って、昔の田植えには農村の原点があった気がする。
 あれほど美味しかったニシンの昆布巻きが、今はどうしても作れない。

 そんな良き昔の田植えを再現しようとの話も出ている。何とか、実現してみたいものだ。

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コメント (4)
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