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27.may.2009
25番 天陽山 盛泉寺(波田町)
26番 栗尾山 満願寺(安曇野市)

▲穂高神社での記念写真
昨年に続いて本日は第3日目。参加者17名、穂高神社~満願寺~国営アルプスあづみの公園~盛泉寺コースを巡る。
○第二十五番 天陽山 盛泉寺(波田町)
曹洞宗 御本尊 千手観世音菩薩
天文21年(1552年)神林領主常和泉守公の菩提寺として開基、創建当初は「常泉寺」と号した。
この寺から少し離れた水澤地区には、七堂伽藍を備え栄華を極め「信濃日光」と称された真言宗の若澤寺があったが、明治初期の廃仏希釈により取壊された。盛泉寺にはその若澤寺の貴重な品々が引き継がれている。
本堂には、長野県宝の銅造菩薩半跏像、銅造薬師如来座像、波田町指定文化財の銅造菩薩立像、木造不動明王像が安置されている。
本堂裏手高台に建つ、若澤寺中堂救世殿を移築・再建されたとされる水澤観音堂には、金亀多宝塔があり純金造の千手観音像が安置されていまる。

▲「信濃日光」と称された若澤寺の貴重な品々が安置されている盛泉寺

▲本堂裏手高台に建つ水澤観音堂

▲金亀多宝塔には、純金造の水澤千手観音像が安置されている

▲参道の線刻六地蔵
○第二十六番 栗尾山 満願寺(安曇野市穂高)
真言宗豊山派 御本尊 千手観世音菩薩
神亀年間(七二五頃)、裏山の長者ヶ池から出現した一寸八分の黄金の仏像を、聖武天皇の勅願によってお堂を建てて安置したのが始まりと伝わっている。
天正十二年(一五八三)には小笠原公の祈願寺となり栄えたが、明治初期の廃仏希釈により廃寺となった。幸い建物はそのまま残されており、明治十二年古幡貫善師により再興された。
本堂に入ると、亡くなった後四十九日の苦しみを現していると云う大きな地獄極楽図が目に入る。また、左手には小笠原公の祈願寺を物語る上段の間がある。
内陣の奥には前立本尊・十一面観世音菩薩が、その奥に十一面千手観音菩薩像が安置されている。
参道入口には、日本三霊橋の数えられている微妙橋がある。欄干屋根付きの太鼓橋で裏にはお経が書かれており、お経橋とも呼ばれている。三途の河を渡る橋、善人だけが渡れる橋とされている。
参道を上っていくと、広大な庭園が広がりつつじの時期には大勢の人で賑わう。

▲栗尾山つつじ園としても有名な満願寺

▲極楽地獄変相之図

▲上段の間

▲三途の河を渡る橋、微妙橋

▲微妙橋の裏に書かれたお経

▲美しい八重の藤が咲く
お帰りにはこちらも
25番 天陽山 盛泉寺(波田町)
26番 栗尾山 満願寺(安曇野市)

▲穂高神社での記念写真
昨年に続いて本日は第3日目。参加者17名、穂高神社~満願寺~国営アルプスあづみの公園~盛泉寺コースを巡る。
○第二十五番 天陽山 盛泉寺(波田町)
曹洞宗 御本尊 千手観世音菩薩
天文21年(1552年)神林領主常和泉守公の菩提寺として開基、創建当初は「常泉寺」と号した。
この寺から少し離れた水澤地区には、七堂伽藍を備え栄華を極め「信濃日光」と称された真言宗の若澤寺があったが、明治初期の廃仏希釈により取壊された。盛泉寺にはその若澤寺の貴重な品々が引き継がれている。
本堂には、長野県宝の銅造菩薩半跏像、銅造薬師如来座像、波田町指定文化財の銅造菩薩立像、木造不動明王像が安置されている。
本堂裏手高台に建つ、若澤寺中堂救世殿を移築・再建されたとされる水澤観音堂には、金亀多宝塔があり純金造の千手観音像が安置されていまる。

▲「信濃日光」と称された若澤寺の貴重な品々が安置されている盛泉寺

▲本堂裏手高台に建つ水澤観音堂

▲金亀多宝塔には、純金造の水澤千手観音像が安置されている

▲参道の線刻六地蔵
○第二十六番 栗尾山 満願寺(安曇野市穂高)
真言宗豊山派 御本尊 千手観世音菩薩
神亀年間(七二五頃)、裏山の長者ヶ池から出現した一寸八分の黄金の仏像を、聖武天皇の勅願によってお堂を建てて安置したのが始まりと伝わっている。
天正十二年(一五八三)には小笠原公の祈願寺となり栄えたが、明治初期の廃仏希釈により廃寺となった。幸い建物はそのまま残されており、明治十二年古幡貫善師により再興された。
本堂に入ると、亡くなった後四十九日の苦しみを現していると云う大きな地獄極楽図が目に入る。また、左手には小笠原公の祈願寺を物語る上段の間がある。
内陣の奥には前立本尊・十一面観世音菩薩が、その奥に十一面千手観音菩薩像が安置されている。
参道入口には、日本三霊橋の数えられている微妙橋がある。欄干屋根付きの太鼓橋で裏にはお経が書かれており、お経橋とも呼ばれている。三途の河を渡る橋、善人だけが渡れる橋とされている。
参道を上っていくと、広大な庭園が広がりつつじの時期には大勢の人で賑わう。

▲栗尾山つつじ園としても有名な満願寺

▲極楽地獄変相之図

▲上段の間

▲三途の河を渡る橋、微妙橋

▲微妙橋の裏に書かれたお経

▲美しい八重の藤が咲く


