(01)
「3月11日の記事(3)」=「述語論理」に基づく、「象は鼻が長い。ぼくはウナギだ。こんにゃくは太らない。」の「主題は」と「二重主語」について。
を読み直したのですが、そちらにも、目を通して貰へれば、嬉しく思ひます。
然るに、
(02)
{象、兎、犬、馬}であるならば、
象の鼻は長い。
兎の鼻は長くない。
犬の鼻は長くない。
馬の鼻は長くない。
従って、
(02)により、
(03)
{象、兎、犬、馬}であるならば、
象の鼻が長い。
然るに、
(04)
① 象の鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
に於いて、
①=② である。とする。
従って、
(04)により、
(05)
象が鼻は長い。
といふ「日本語」は、
象以外の鼻は長くない。
といふ「意味」である。
然るに、
(06)
象以外の鼻は長くない。
といふ「日本語」は、
∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)}=すべてのxについて、xが象でないならば、あるyがxの鼻であって、そのyが長い、といふことはない。
といふ「述語論理」に、対応する。
従って、
(05)(06)により、
(07)
(1)象が鼻は長い。
といふ「日本語」は、
(1)∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)}=すべてのxについて、xが象でないならば、あるyがxの鼻であって、そのyが長い、といふことはない。
といふ「述語論理」に、対応する。
然るに、
(08)
(2)ピーターは兎である。
といふ「日本語」は、
(2)∃x(Px&兎x)=あるxはピーターと言ひ、そのxは兎である。
といふ「述語論理」に対応する。
然るに、
(09)
(3)兎は象ではない。
といふ「日本語」は、
(3)∀x(兎x→~象x)=すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。
といふ「述語論理」に対応する。
然るに、
(10)
1 (1) ∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)} A
2 (2) ∃x(Px&兎x) A
3 (3) ∀x(兎x→~象x) A
1 (4) ~象a→~∃y(鼻ya&長y) 1UE
5(5) Pa&兎a A
3 (6) 兎a→~象a 3UE
(7) 兎a 5&E
35(8) ~象a 67MPP
1 35(9) ~∃y(鼻ya&長y) 48MPP
1 35(ア) ∀y~(鼻ya&長y) 6量化子の関係
1 35(イ) ~(鼻ba&長b) アUE
1 35(ウ) ~鼻ba∨~長b イ、ド・モルガンの法則
1 35(エ) 鼻ba→~長b ウ含意の定義
1 35(オ) ∃y(鼻ya→~長y) エEI
123 (カ) ∃y(鼻ya→~長y) 25オEE
1235(キ) Pa&兎a&∃y(鼻ya→~長y) 5カ&I
1235(ク)∃x{Px&兎x&∃y(鼻yx→~長y)} キEI
123 (ケ)∃x{Px&兎x&∃y(鼻yx→~長y)} 25クEE
123 (〃)あるxはピーターと言ひ、そのxは兎であり、あるyがxの鼻であるならば、yは長くない。 25クEE
123 (〃)ピーターラビットの鼻は、長くない。 25クEE
従って、
(01)~(10)により、
(11)
(1)象が鼻は長い。
(2)ピーターは兎である。
(3)兎は象ではない。
(4)ピーターといふ兎の鼻は長くない。
(〃)ピーターラビットの鼻は長くない。
といふ「推論」は、「日本語」としても、「述語論理」としても、「妥当(Valid)」である。
「3月11日の記事(3)」=「述語論理」に基づく、「象は鼻が長い。ぼくはウナギだ。こんにゃくは太らない。」の「主題は」と「二重主語」について。
を読み直したのですが、そちらにも、目を通して貰へれば、嬉しく思ひます。
然るに、
(02)
{象、兎、犬、馬}であるならば、
象の鼻は長い。
兎の鼻は長くない。
犬の鼻は長くない。
馬の鼻は長くない。
従って、
(02)により、
(03)
{象、兎、犬、馬}であるならば、
象の鼻が長い。
然るに、
(04)
① 象の鼻が長い。
② 象が鼻は長い。
に於いて、
①=② である。とする。
従って、
(04)により、
(05)
象が鼻は長い。
といふ「日本語」は、
象以外の鼻は長くない。
といふ「意味」である。
然るに、
(06)
象以外の鼻は長くない。
といふ「日本語」は、
∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)}=すべてのxについて、xが象でないならば、あるyがxの鼻であって、そのyが長い、といふことはない。
といふ「述語論理」に、対応する。
従って、
(05)(06)により、
(07)
(1)象が鼻は長い。
といふ「日本語」は、
(1)∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)}=すべてのxについて、xが象でないならば、あるyがxの鼻であって、そのyが長い、といふことはない。
といふ「述語論理」に、対応する。
然るに、
(08)
(2)ピーターは兎である。
といふ「日本語」は、
(2)∃x(Px&兎x)=あるxはピーターと言ひ、そのxは兎である。
といふ「述語論理」に対応する。
然るに、
(09)
(3)兎は象ではない。
といふ「日本語」は、
(3)∀x(兎x→~象x)=すべてのxについて、xが兎であるならば、xは象ではない。
といふ「述語論理」に対応する。
然るに、
(10)
1 (1) ∀x{~象x→~∃y(鼻yx&長y)} A
2 (2) ∃x(Px&兎x) A
3 (3) ∀x(兎x→~象x) A
1 (4) ~象a→~∃y(鼻ya&長y) 1UE
5(5) Pa&兎a A
3 (6) 兎a→~象a 3UE
(7) 兎a 5&E
35(8) ~象a 67MPP
1 35(9) ~∃y(鼻ya&長y) 48MPP
1 35(ア) ∀y~(鼻ya&長y) 6量化子の関係
1 35(イ) ~(鼻ba&長b) アUE
1 35(ウ) ~鼻ba∨~長b イ、ド・モルガンの法則
1 35(エ) 鼻ba→~長b ウ含意の定義
1 35(オ) ∃y(鼻ya→~長y) エEI
123 (カ) ∃y(鼻ya→~長y) 25オEE
1235(キ) Pa&兎a&∃y(鼻ya→~長y) 5カ&I
1235(ク)∃x{Px&兎x&∃y(鼻yx→~長y)} キEI
123 (ケ)∃x{Px&兎x&∃y(鼻yx→~長y)} 25クEE
123 (〃)あるxはピーターと言ひ、そのxは兎であり、あるyがxの鼻であるならば、yは長くない。 25クEE
123 (〃)ピーターラビットの鼻は、長くない。 25クEE
従って、
(01)~(10)により、
(11)
(1)象が鼻は長い。
(2)ピーターは兎である。
(3)兎は象ではない。
(4)ピーターといふ兎の鼻は長くない。
(〃)ピーターラビットの鼻は長くない。
といふ「推論」は、「日本語」としても、「述語論理」としても、「妥当(Valid)」である。