―「昨日(令和03年09月29日)の記事」を補足します。―
(01)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pが真であって、Qが偽である)といふことは偽である。
に於いて、
①=②=③ である。
従って、
(01)により、
(02)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pが真であって、Qが偽である)といふことは偽である。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(ⅰ)P(真)&Q(真)
(ⅱ)P(真)&Q(偽)
(ⅲ)P(偽)&Q(真)
(ⅳ)P(偽)&Q(偽)
に於いて、
(ⅰ)であれば、「真」であり、
(ⅱ)であれば、「偽」であり、
(ⅲ)であれば、「真」であり、
(ⅳ)であれば、「真」である。
従って、
(02)により、
(03)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pが真であって、Qが偽である)といふことは偽である。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(a)P(真)&Q(真)
(b)P(偽)&Q(真)
(c)P(偽)&Q(偽)
といふ「3通り」に於いて、「真(本当)」である。
然るに、
(04)
(a)P(真)&Q(真)
(b)P(偽)&Q(真)
(c)P(偽)&Q(偽)
といふ「3通り」に於いて、「真(本当)」である。
といふことは、
(α)Pが「偽」であれば、それだけで、「真」であり、
(β)Qが「真」であれば、それだけで、「真」である。
といふことに、他ならない。
従って、
(01)~(04)により、
(05)
① ~(P&~Q)
②(Pであって、Qである)といふことはない。
③(Pが真であって、Qが偽である)といふことは偽である。
といふ「論理式(と日本語)」は、
(α)Pが「偽」であれば、それだけで、「真」であり、
(β)Qが「真」であれば、それだけで、「真」である。
然るに、
(06)
(ⅰ)
1 (1)~(P&~Q) A
2 (2) P A
3(3) ~Q A
23(4) P&~Q 23&I
123(5)~(P&~Q)&
(P&~Q) 14&I
12 (6) ~~Q 35RAA
12 (7) Q 6DN
1 (8) P→ Q 27DN
(ⅳ)
1 (1) P→ Q A
2(2) P&~Q A
2(3) P 2&E
12(4) Q 13MPP
2(5) ~Q 2&E
12(6) Q&~Q 45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
従って、
(06)により、
(07)
① ~(P&~Q)
④ P→ Q
に於いて、
①=④ である。
従って、
(05)(06)(07)により、
(08)
④ P→Q
⑤ Pならば、Qである。
⑥ Pが真であるならば、Qも真である。
といふ「論理式(と日本語)」も、
(α)Pが「偽」であれば、それだけで、「真」であり、
(β)Qが「真」であれば、それだけで、「真」である。
従って、
(08)により、
(09)
⑦ Q→R
⑧ Qならば、Rである。
⑨ Qが真であるならば、Rも真である。
といふ「論理式(と日本語)」も、
(γ)Qが「偽」であれば、それだけで、「真」であり、
(δ)Rが「真」であれば、それだけで、「真」である。
従って、
(08)(09)により、
(10)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
(β)Qが「真」であれば、それだけで、「真」である。
(γ)Qが「偽」であれば、それだけで、「真」である。
従って、
(10)により、
(11)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→真
⑦ 真→R
であれば、
④ の「真」は「確定」であり、
⑦ の「真」は「不明」である。
従って、
(10)(11)により、
(12)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→偽
⑦ 偽→R
であれば、
④ の「真」は「不明」であり、
⑦ の「真」は「確定」である。
従って、
(11)(12)により、
(13)
④ P→Q
⑦ Q→R
に於いて、
④ P→真
⑦ 偽→R
であれば、
④ は「真」であり、
⑦ も「真」である。
従って、
(13)により、
(14)
④ P→Q
⑦ Q→R
の場合は、「Qの真・偽」に拘はらず、
④ または、⑦。
の、どちらか一方が、「必ず、真」である。
従って、
(14)により、
(15)
④(P→Q)または、⑦(Q→R)。
の、どちらか一方が、「必ず、真」である。
従って、
(15)により、
(16)
「番号」を付け直すと、
①(P→Q)または、(Q→R)。
の、どちらか一方が、「必ず、真」である。
従って、
(16)により、
(17)
「記号」で書くと、
①(P→Q)∨(Q→R)
は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(17)により、
(18)
①(P→Q)∨(Q→R)
に於いて、
P=東洋人である。
Q=日本人である。
R=男性である。
として、
①(東洋人であるならば、日本人であるか、)または、(日本人であるならば、男性である。)
といふ「命題」は、「必ず、真」である。
然るに、
(19)
(ⅰ)
1 (1) P→Q A
2 (2) ~(~P∨Q) A
3 (3) ~P A
3 (4) ~P∨Q 3∨I
23 (5) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 24&I
2 (6) ~~P 35RAA
2 (7) P 6DN
8(8) Q A
8(9) ~P∨Q 8∨I
2 8(ア) ~(~P∨Q)&
(~P∨Q) 29&I
2 (イ) ~Q 8アRAA
12 (ウ) Q 17MPP
12 (エ) ~Q&Q イウ&I
1 (オ)~~(~P∨Q) 2エDN
1 (カ) ~P∨Q オDN
(ⅱ)
1 (1) ~P∨ Q A
2 (2) P&~Q A
3 (3) ~P A
2 (4) P 2&E
23 (5) ~P&P 34&I
3 (6)~(P&~Q) 25RAA
7 (8) Q A
2 (9) ~Q 2&E
2 7 (ア) Q&~Q 89&I
7 (イ)~(P&~Q) 2アRAA
1 (ウ)~(P&~Q) 1367イ∨E
エ (エ) P A
オ(オ) ~Q A
エオ(カ) P&~Q エオ&I
1 エオ(キ)~(P&~Q)&
(P&~Q) ウカ&I
1 エ (ク) ~~Q オキRAA
1 エ (ケ) Q エDN
1 (コ) P→ Q エケCP
従って、
(19)により、
(20)
① P→Q
② ~P∨Q
に於いて、
①=② である(含意の定義)。
従って、
(18)(19)(20)により、
(21)
① (P→Q)∨ (Q→R)
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(22)
「結合法則・交換法則」により、
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
③(Q∨~Q)∨(~P∨R)
に於いて、
②=③ である。
従って、
(18)(22)により、
(23)
① (P→Q)∨ (Q→R)
②(~P∨Q)∨(~Q∨R)
③(Q∨~Q)∨(~P∨R)
に於いて、
P=東洋人である。
Q=日本人である。
R=男性である。
として、
①(東洋人であるならば、 日本人であるか、)または、(日本人であるならば、 男性である。)
②(東洋人でないか、または、日本人であるか、)または、(日本人でないか、または、男性である。)
③(日本人であるか、または、日本人でないか、)または、(東洋人でないか、または、男性である。)
といふ「命題」は、三つとも、「必ず、真」である。