日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1306)「ド・モルガンの法則、含意の定義、パースの法則」。

2023-06-01 16:51:12 | 論理

(01)
(ⅰ)
1 (1)  P→ Q A
 2(2)  P&~Q A
 2(3)  P    2&E
12(4)     Q 13MPP
 2(5)    ~Q 2&E
12(6)  Q&~Q 45&I
1 (7)~(P&~Q) 26RAA
(ⅱ)
1  (1)~(P&~Q)  A
 2 (2)  P      A
  3(3)    ~Q   A
 23(4)  P&~Q   23&I
123(5)~(P&~Q)&
       (P&~Q)  14&I
12 (6)   ~~Q   35RAA
12 (7)     Q   6DN
1  (8)  P→ Q   27CP
従って、
(01)により、
(02)
①   P→ Q
② ~(P&~Q)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅱ)
1   (1) ~( P&~Q)  A
 2  (2) ~(~P∨ Q)  A
  3 (3)   ~P      A
  3 (4)   ~P∨ Q   3∨I
 23 (5) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  24&I
 2  (6)  ~~P      35RAA
 2  (7)    P      6DN
   8(8)       Q   A
   8(9)   ~P∨ Q   8∨I
 2 8(ア) ~(~P∨ Q)&
         (~P∨ Q)  29&I
 2  (イ)      ~Q   8アRAA
 2  (ウ)    P&~Q   7イ&I
12  (エ) ~( P&~Q)&
         ( P&~Q)  1ウ&I
1   (オ)~~(~P∨ Q)  2エRAA
1   (カ)   ~P∨ Q   オDN
(ⅲ)
1   (1) ~P∨ Q  A
 2  (2)  P&~Q  A
  3 (3) ~P     A
 2  (4)  P     2&E
 23 (5) ~P&P   34&I
  3 (6)~(P&~Q) 25RAA
   7(7)     Q  A
 2  (8)    ~Q  2&E
 2 7(9)  Q&~Q  78&I
   7(ア)~(P&~Q) 29RAA
1   (イ)~(P&~Q) 1367ア∨E
従って、
(03)により、
(04)
② ~(P&~Q)
③  ~P∨ Q
に於いて、
②=③ である(ド・モルガンの法則)。
従って、
(02)(04)により、
(05)
①   P→ Q
② ~(P&~Q)
③  ~P∨ Q
に於いて、
①=② であって、
②=③ でるため、
①=③ である(含意の定義)。
然るに、
(06)
(ⅳ)
1  (1)  (P→Q)→P A
1  (2) ~(P→Q)∨P 1含意の定義
 3 (3) ~(P→Q)   A
 3 (4)~(~P∨Q)   3含意の定義
 3 (5)  P&~Q    4ド・モルガンの法則
 3 (6) (P&~Q)∨P 5∨I
  7(7)        P A
  7(8) (P&~Q)∨P 7∨I
1  (9) (P&~Q)∨P 13678∨E
(ⅴ)
1  (1) (P&~Q)∨P A
 2 (2) (P&~Q)   A
 2 (3)~(~P∨Q)   2ド・モルガンの法則
 2 (4) ~(P→Q)   3含意の定義
 2 (5) ~(P→Q)∨P 4∨I
  6(6)        P A
  6(7) ~(P→Q)∨P 6∨I
1  (8) ~(P→Q)∨P 12567∨E
1  (9)  (P→Q)→P 8含意の定義
従って、
(06)により、
(07)
④(P→ Q)→P
⑤(P&~Q)∨P
に於いて、すなはち、
④(であるならば、Qである)ならば、である。
⑤(であって、Qでない)か、または、である。
に於いて、
④=⑤ である。
然るに、
(08)
⑤(であって、Qでない)か、または、である。
とするならば、いづれにせよ
⑤  である。
といふことは、「当然」である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
に於いて、すなはち、
④((であるならば、Qである)ならば、である)ならば、である。
⑤((であって、Qでない)か、または、である)ならば、いづれにせよである。
に於いて、
④=⑤ であって、尚且つ、
④ は、「分かり難い」が、
⑤ は、明らかに、「」である。
cf.
⑤((日本人であって、女性でない)か、または、日本人である)ならば、いづれにせよ日本人である。
然るに、
(10)


(背理法を絶対認めない人たちの会)
従って、
(09)(10)により、
(11)
④((P→ Q)→P)→P
⑤((P&~Q)∨P)→P
といふ『パースの法則』、すなはち、
④((であるならば、Qである)ならば、である)ならば、である。
⑤((であって、Qでない)か、または、である)ならば、いづれにせよである。
といふ『パースの法則は、
④ ではなく、
⑤ といふ風に、「解釈」すれば、『少しも、変ではなく、極めて、当然である』。