新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

外的葛藤と内的葛藤

2023年04月18日 | 四柱・その他
四柱推命の変通星は全部で10個(11個)あります。
比肩・敗財(劫財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬の10(11個)ですね…。
比劫は、自己を表す赤ちゃんの様な星で、食傷は多感で敏感な青少年の星。
そして、財星は30~40代の婦人の様な星で、官星は50〜60代の大人の男性の様な星でもあります。
最後の印星は年齢を重ねた成熟した老人の様な星とも言えますね…。

また、この変通星を季節で例えれば…
比劫は忍耐が必要な冬。
食傷は春ですね…。
食神は麗らかな春、傷官は春一番の強風とも言えます。
財星と官星は植物が繁茂する夏の様な星で、
印星は稔の秋とも言えます。

その他の観点では…
食傷は敏感な思春期(感受性)の星ですので直観力や閃きがあり、
傷官を持つ方は天才的な閃きを持った方もおられます。
高いアンテナで高次元からのメッセージをキャッチできるのかも知れませんね…

そして、食傷という春の反対に位置する星が秋の印星ですね…
稔の秋ですし、人生の後半の星ですので、人生経験の中で学んだ知識が沢山の引き出しに蓄えられています。
蓄えられた知識と、天からの閃きが組み合わせられた命式を、一般的には「印綬 傷官」の命式と言います…
印綬 傷官の命式は何らかの才能で生きていく方が多い様です。

印綬は理性を表し傷官は感情を表しますので、精神でいえば副交感神経と交感神経の様なものとも言えます。
副交感と交感神経ですので自律神経の様なものです。
両方共に内面的な星(変通星)ですので、表向きは派手な葛藤には見えませんが、内面での葛藤はかなりあると思います。
故に精神的なストレスを感じやすいのがこの並びの命式の特徴とも言えます。

内的な葛藤の中で自分を保ち貫くには自分軸が必要です。
故に、この様な命式の方は比肩が強い方が才能が発揮できると言われてはいますが…
それも大運次第なのかも知れませんね…
そうそう…天才、スティーブ・ジョブズもこの命式に入ると思います(1955.2.24.19時台生まれ)。

さて、「印綬 傷官」が内的な葛藤ならば、外的な葛藤の星(並び)は何かと言いますと…
それは、比劫と官星との並びの命式とも言えます。
比肩も自我を貫く行動の星ですし、
偏官も義を貫く活動的な男の星です。
暴走族と機動隊の様な並びの命式ですね…

金曜日の夜になると、バイパスをけたたましい音を立ててバイクの群れが走ります。
パワー溢れる若者が俺はここに居るぞ!と自己を表現しています。
そして、その周りを機動隊が…
この様な星(変通星)の並びが比劫と官星の並びと言えるかも知れませんね…
マンガ家の本宮ひろ志先生が書いた『サラリーマン金太郎』の様な熱血漢の様なものかも知れません。

殴り合いの喧嘩をしながら…外的にガタガタしながら発展していく命式とも言えますね…
男女共に男っぽい性格の人が多い様です。
そういえば、日本の著述家、評論家の勝〇和〇さん(1968.12.14.生れ.女性)も大型バイク乗っていますし、天干の並びは偏官と比肩とが並んだ命式でしたね…
豪快な才女で熱狂的なファンも多い様です。

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