新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

傷官 沐浴

2023年04月28日 | 四柱・その他
変通星は全部で10個(11個)あるが、その中で傷官(しょうかん)は多感な思春期の様な星とも言えます。
思春期は子供から大人へと変化する難しい頃…
敏感で感受性が強いのも、この傷官という星(変通星)の特徴と言えます。

そして、人は心(魂)と肉体とで出来ています。
心は無形で見えませんが身体は有形で目で見ることが出来ます。

実は、この傷官は目に見えないエネルギーと言いましょうか、波長を敏感にキャッチするアンテナの様な要素を持っています。
命式中に傷官を持つ方は、ピンと来る感覚の鋭い人が多いのですね…

例えば、傷官の12運に墓などを持つ命式の方は、霊的な感覚を持たれた方もおられます。
そして、敏感な傷官の12運に、またもや敏感な思春期の様な沐浴が付きますと、ますます敏感に反応する傾向が出てきます。

特に日干が土の場合、五行の金が傷官になります。
傷官は傷のかんむりですので、金の傷官は鋼で出来た日本刀やカミソリの様な鋭さがあります。

四柱推命を学習すると、「傷官十干記」というものがありますが、その中で、金の傷官は「官去って吉」と言われています。
強い金の傷官が来ると、木の官星(偏官・正官)を金尅木と切ってしまうのですね…

例えば、日干:己で、月上の天干に偏官(へんかん)を持つ女性…
月上の天干に偏官を持つ女性は夫の代わりに頑張っておられる方も多い様です…
この女性…傷官 沐浴の大運が廻って来ると、ガタガタしやすくなる場合が多いですね…
夫の命式にもよりますが、金尅木と、夫に傷が入る暗示も出てきます。
不思議なんですね…
その様な時を迎えているのですね…
目に見えない世界と目に見える世界は一つの音叉に様に共鳴し合っているのですね…

(注)傷官(しょうかん)…官星(正官・偏官)を剋す星ですので、官星の仲間ではなく敵ですね。

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コメント (2)
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