新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

相対的関係

2023年12月26日 | 四柱・その他


「相対的」について検索すると…
他との関係において成り立つさま。 また、他との比較の上に成り立つさま。
という内容が出てきました。
陰陽五行論でいえば…
1. 男は女を前提につくられていますし、女は男を前提にですね…。
 凸と凹が一つになって▢になりますね…
2. 妻が居なければ、夫にはなれませんし、夫が居なければ妻にもなれません。
3. 親が居なければ子供も生まれませんし、子供が居なければ親にもなれません。
全てがその様な関係で成り立っています。
宇宙は全て陰陽、そして主体・客体の関係です。
そして、その主体と客体とがグルっと回ると主客が入れ替わります。
外では男が主人、家の中では女が主人の様なものですね…。

さて、上図は四柱推命の12運星の表です。
12運とは、日干から見た12支の強弱を人の一生になぞらえて表現したものです。
胎…母の胎内に宿っている様なエネルギーの状態。
養…オギャーと産まれて両親に養われている様な状態。
長生…スクスクと成長し、背丈も伸びてくる様な状態。
沐浴…成長に伴って反抗期があったり、又社会に出て苦労し、荒波を通過する様な状態。
その様に、順番で全部で12個あります。
ここで 一つのポイントは…
・胎⇔帝旺
・養 ⇔ 衰
・長生 ⇔ 病
・沐浴 ⇔ 死
・冠帯 ⇔ 墓
・建禄 ⇔ 絶
という関係になっているという事です。
例えば…長生(スクスクと成長)の反対が病(病気がち)、冠帯(若々しい)の反対が墓(年寄りっぽい)となっている事です。
全てが相対的関係なんですね…
そして、宇宙全てが陰陽というペアシステムでできているという事は、宇宙の本質は「愛」と言えるかも知れません。
本来、愛の本質は「相手の為」に なのですが、現実の世界は「自分の為」となっている場合も多くあります。
まず、夫が妻の為に生きようとするので、妻も夫の為に生きたいと思うのですね…。
親も、子供の為に生きるので、子供も親孝行をしたくなるのだと思います。

夫婦の問題を抱えた人の話を聞くと…
夫が変われば私も変わっても良いと言いますが…
「過去と他人は変わらない」、相手を変えよとすると、夫婦関係が悪くなるだけです。
実は、私が変わると相手が自然に変わってくるのです。
それが、自然界(宇宙)の法則なのですが…
自分が成長すれば、相手も変わり周りも変わってくるのですが…
「自分の事は棚に上げて」なんだと思います。

四柱八字の関係性で、比肩から印星までの10個の変通星が出てきますが、
その変通星の吉面を出すポイントは、相手の為に生きるのが一番なのかも知れませんね…

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