旅と潜水の雑記帳

旅して、潜って・・・の記録です。
特に記載がない限り1人で旅してます。

◆宮古島 (06.12.26~12.29)

2006年12月26日 | ◇◆子連れ時代の旅

ぺこの冬休みを利用した母子旅行です。
今年の潜り初めと潜り納めが、宮古島の南風さんになりました。
そしてダイビング以外のもう一つの目的、友人との再会を果たしました。

メンバー:私、ぺこ(6歳0ヶ月)、こぼーず(3歳2ヶ月)
DS:南風(パイカジ)
託児:DSでのベビーシッター
宿泊:ミヤコセントラルホテル五風館
交通:ANA那覇乗り継ぎ(H.I.S.にて1泊付格安航空券を手配)

スケジュール:1日目 自宅→那覇、那覇→宮古島、宮古島泊
         2日目 ダイビング、宮古島泊
         3日目 ダイビング、宮古島泊
         4日目 宮古島観光、宮古島→那覇→自宅



~託児情報(ショップでのベビーシッター)~
○料金 1人1日4200円、2人めから同2100円
○持ち物 着替え(2組ほど)、おむつ、おしりふき、帽子、水着(夏期)、日焼け止め(夏期)
○その他 食事、おやつは込み。支払いはダイビングの精算時に一緒に。現金のみ。
○詳細情報 南風(パイカジ)のホームページにあり

                             

【1日目】
今日の昼の便で出発です。
時間を有効に使うためにも、昨日の最終便で那覇へ向かって前泊というのも良かったけど、それだと予算的にキビシくて・・・
結局、1泊付で3万円強の“格安プラン”に決めました。(かなりお得!)
これは当日乗り継ぐプランしかありませんでした。(ちなみに、ANAの直行便は少し前に廃止になってしまいました。)

那覇空港では、40分ほどの待ち時間。シーサーや飛行機の滑り台で子供たちを遊ばせて時間をつぶしました。
しかし、暑いです。半袖で遊ぶ子もチラホラ。この時期の沖縄旅行は、子供には薄手の衣類を重ね着させていますが、肌着+長T1枚でも暑そうでした。

なんと、那覇→宮古はゴールド(!?)塗装の飛行機でした。
これには周りのお客さんからも歓声があがっていました。
(参考資料)


日系航空会社は、子供たちにおもちゃのプレゼントをしてくれます。
女の子用でぺこが選んだのはビーチボール(シナモンが中に入っている。ミニサイズ)、こぼーずは飛行機の模型を選びました。
ちなみにマイレージカードはおもちゃの大きさが分かりやすいように一緒に写しただけです。

このおもちゃが、往路2区間、復路2区間で合計4個もらえました・・・。

こぼーずはここしばらくJAL搭乗が続いていたこともあり、いただいた飛行機を高々と上げて「ジャルぅ~~~」って喜んでいます。それはNGではないか・・・?

宮古島に到着後、ミヤコセントラルホテルへ向かいました。
市街地のど真ん中にあり、コンビ二も目の前にあって立地は抜群。客室もきれいで、ぺこが気に入っていました。

じつはこの旅にはダイビングの他にもう一つ目的があります。
それは8年前に仕事の研修で知り合った宮古在住のSさんとの再会です。Sさんは私よりも20歳年上で、「お母さん」のような「お姉さん」のような友人です。
じつに8年ぶりの再会・・・(感動の瞬間!)
今晩はSさんのお家にお招きいただいて、手作りサーターアンダギーやゴーヤチャンプルーなどなどをごちそうになり、思い出話や近況報告をしながら楽しいひとときを過ごしました。
夜はうえのドイツ文化村までドライブしてイルミネーションを見てきました。

【2日目】
朝食(バイキング形式)とチェックアウトを済ませ、ショップのお迎えを待ちます。
車には、うちと同じような組み合わせで来ているYさん母子も乗っていました。Sくん(小2)、Hちゃん(5歳)で、ぺことHちゃんは同い年~!今年は年長さんと海でよく会うね~♪

今日のゲストはYさんと私の2人だけです。いざ出発ー・・・こぼーずは今回もバイバ~イとご機嫌で手を振るし・・・恐るべし、南風効果。
年末なのに、今日はとても暖かい!子供たちは海で泳いだそうです。
※DSによる撮影

ダイバーも、ボート上でも過ごしやすかったよ~。

この時期は空いていることもあって、魔王の宮殿も貸し切り状態で、素晴らしい地形を存分に楽しめました。
お昼は船上であたたかいおでんをいただきました。練り物の中に「じゃがいも」が入った珍しい具も初めて食べましたが、おいしかったです。

中の島ホールにて。

ウコンハネガイがいました。
美しい、ひょうたん形のシルエット。

終了後、今日のお宿の五風館へ送っていただきました。
今年4月にオープンした五風館はとても清潔でした。洗濯機もあって物干し竿などもあるので、大変助かります。(本日、早速洗濯・・・)
今晩は「しゃぶしゃぶ」を用意してくださっていて、同宿のYさん母子とともに「琉美豚」という豚肉を堪能しました。
子供たちは4人でトランプしたりサッカーしたり・・・こぼーずはまだルールが分からなくて遊びをぶち壊してたりしてたけど、仲良く遊んでもらいました。

あれほど暖かかった日中ですが、夜はかなり冷えました。トレーナーを持ってきて正解でした。

【3日目】
朝食はみんなで一斉に7:30にいただくことになっています。
事前の問い合わせで「簡単な朝食をご用意いたします」とあったのに、全然簡単なものではない!種類も豊富で充実していました。
ちなみに長期滞在者にも喜んでもらえるよう、洋食→和食と交互に出しているそうです。

今日のダイビング、ゲストは私一人です。人数少ないのはゆったりできるので嬉しいけど、さすがに一人では「申し訳ない」という気持ちもあります・・・。
でもでも、一人な分リクエストも受けてもらいやすく、「1本目通り池、2本目パナタ(群れ大物狙い)、3本目オドリハゼ狙い」と計画を立ててもらいました。
今日の天気は昨日とうって変わって寒いです。でも、今年の初めに来たときほどの寒さではなかったのが救いかな・・・。

風向きにも恵まれて、なんと1本目は「通り池」!!やったぁ!!!
思えば、「通り池」の存在を知ったのはダイビングを始めた頃に読んだ雑誌の記事。即、「絶対に行きたい!」と思い・・・それから何年越しでしょう。
初めて宮古に来た1年前、「宮古に来れば潜れる」と思っていたのに海況が悪くて行けず、今、長年の夢がかなおうとしています。
ブリーフィングを聞いてから、嬉しくて泣いてしまいました。

大きなトンネルを抜けて池に到着。サーモクラインを見ながらゆっくり浮上しました。
ここも海水です。水の入れ替えがない分、表層は風に吹かれるなどして冷たいです。
見上げると観光客?の姿が・・・手を振ってごあいさつ。
それから、池のフチからロープが垂れ下がっているのも見えます。ガイドさん曰く、「耳抜きが出来なくて再潜降できなくなった人が、あそこから這い上がるためのもの・・・」だそうです。
(ホントかぁ??)


念願かなって、初通り池です。池の水面で、奥に「ロープ」も見えます・・・。


通り池の底のど真ん中に住む、ハナビラクマノミ。

池の風景をしっかり目に焼き付けて、戻ることにしました。
池から外洋に来ると、これまで少し濁っていたのがクリアになるので一段とキレイです。
そろそろ浮上準備・・・というところで、なんとマンタ発見!!(ちなみに、池に向かう前に他のショップの一行が「3匹いたよ」と教えてくれていた)
私たちは1匹しか見れなかったけど、初めての通り池で初めてのマンタを見て、私はWのめでたさでした。

2本目は「パナタ」。ここは大物が出るポイントですが、けっこううねりも波もすごい。それでもチャレンジしてくれて感謝感謝です。
出た出た、イソマグロ。はっきり見えるくらいの距離です。

6匹確認しました。
他にギンガメアジの大群、ウメイロモドキの群れがいました。
安全停止のときに「マンタ」を期待しながら目を凝らしていたら・・・「もしかして・・・!?」というような影が見えたけど・・・どうも幻だったみたいです。


3本目はオドリハゼをリクエストしたら「マリンレイク」を選んでくださいました。
ブリーフィングを聞いていると、なかなか地形も面白そう・・・で、「オドリハゼ地形」と予定していたのを、急遽「地形オドリハゼ」に変えてもらいました。

洞窟を探検気分で進みました。途中、上部に穴が空いているところもあって、中はところどころ明るかったです。


最終地点の渓谷のような美しさも面白かったです。


で、ボートの下でギリギリまでオドリハゼで粘らせてもらいました。
ん~~~なかなか出てこないです。やっと体半分出てきたところで、他の魚がサッと泳いできたもんだから引っ込んじゃいました。残念ながらここでタイムアップです・・・。


これで今年の潜り納め。最高の3本を楽しみました。わがままなリクエストを聞いてくださったショップのオーナーに感謝しています。

ベビーシッターも終了。毎日、その日の様子をメモとともに報告してくださるのですが、今回はシッター中に撮った写真を記録したCD-Rもいただけました。(サービス満点ですね!)


今夜はSさんのお母さまのお家に連れて行っていただきました。
ホント、Sさんもそうですが、宮古の人はおもてなし上手です。
突然の珍客にも関わらず、たくさんの手料理で迎えていただき、恐縮しちゃうくらいでした。
それにしても、Sさんとお母さまの会話を聞いていると、異国の言葉で内容がさっぱり分かりません。でも、お二人とも私に対しては、方言をつかわずに話しかけてくれます・・・。2ヶ国語をしゃべっているみたいで、尊敬です。

帰りがけに、近所のスーパーで買い物のアドバイスをしていただきました。宮古らしくて、お買い得なもの・・・宮古そば、うみぶどう、味付ピーナツ、宮古味噌などをお土産に買って帰りました。

【4日目】
今朝は洋食でした。宿泊料金がお得なのに、こんなに豪華な食事でいいのか申し訳なく思います・・・。
五風館の前で記念撮影。

昼過ぎの飛行機で帰る予定なので、それまでSさんが名所を案内してくれました。
子供が喜びそうなのは・・・ということで選んだのは砂山ビーチ。アーチ状の岩がある、写真では何度も見たことがあるところです。
駐車場から砂の道のアップダウンを歩き、視界が開けた途端写真そのままの風景が広がりました。

このビーチは、島の北側に位置します。この日は北風も強く、ここの海も大荒れでした。“トンネル”は立ち入り禁止のロープが張られていて、“天井”には崩落予防のネットもかぶせてありました。

 
ビーチの岸側は砂の崖(?)になっています。
他の子の真似をして、子供達も登っては滑る・・・を繰り返していました。
他にも貝を拾ったりしてしばらく遊んだ後、空港へ向かいました。
手荷物検査ギリギリのところまで見送ってくださったSさんと、またの再会を約束してお別れしました。(ホントにお世話になりました!!)

セントレア空港が雪のため一時閉鎖されていた影響などで、飛行機に遅れが生じながらもなんとか無事に到着しました。
やっぱり本土は寒いです。預け入れ荷物をピックアップしてからしまっていた上着を着込んで帰途につきました。

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