新井の棚田から海岸の方へと下りて行くと,新井崎漁港があって道はそこで終点になる.新井崎漁港に立ち寄るのは今回が初めてだ.漁港の広場には大量の定置網が天日干しされていた.
新井崎漁港は,江戸時代以前から漁業の歴史があるそうだ.今の水産会社も明治時代に創業されて100年以上が経過している.港は漁業が盛んな様子で溢れているが,不思議なことに人の気配というものが一切なかった.
日曜日 . . . 本文を読む
丹後半島に来たのなら,袖志の棚田と必ずセットで訪れておきたい場所がある.そう,新井の棚田だ.ここは袖志と違って,棚田の前が海になっているのでより開放感に溢れている.そして,棚田の前の道は村道なので,行き交う車もなく,本当に静かなところだ.
この新井の棚田は,袖志とは反対側の丹後半島の東側にある.そして,伊根の舟屋という大観光地のすぐに北に位置している.こんなにすばらしい棚田があるのに . . . 本文を読む
京都最北端の西側に位置する丹後町の袖志へやってきた.袖志にやって来るのは多分2年振りだと思う.とても久しぶりな気がした.そして,袖志と言えば,海の目の前に並ぶ木造の日本家屋と民家の上の高台にある棚田だ.
民家の狭い路地を走り抜け,高台へと続く農道を進んでいく.自動車では離合困難な幅員だけど,オートバイでならまったく問題ない.この高台からも青くてきれいな日本海を見ることができる.
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残暑厳しい日に新しいオートバイでは初めての京丹後半島をツーリングしてきた.京丹後半島の真夏の青い海と黄金色に輝く棚田,そして,緑色の植物の競演がとても爽やかな印象を与えてくれる.こういった風景は紀伊半島では見ることができない.
南北に長い京都は,京都南部から北の京丹後半島へ行こうとすると意外に骨が折れる.京都縦貫道路を100キロメートルほど走って,さらに北に向かって一般道を走る必要が . . . 本文を読む
岐阜・福井県の酷道・険道を乗り継ぎ,九頭竜湖を抜けてからようやくたどり着いた越前海岸.そして,わたしにとって初めての越前海岸だ.越前海岸は梅雨の中休みにも関わらず,真夏のような暑さで太陽が真っ白にさんさんと輝いていた.
正午を回ってまだそんなに時間も経っていなく,雲ひとつない快晴のはずなのに,辺りは太陽の光で真っ白につつまれていた.何か特殊な大気と気候条件が重なったせいかもしれないが . . . 本文を読む
新しいオートバイで心機一転,北陸の海,越前海岸を目指すことにした.ルートはもちろん山越えで,徳山ダムから深い山間道路を縫うように走っていく.まずは岐r270で馬坂峠を越える.峠のトンネルは鉄板と鉄骨で支持された独特なものだった.
岐r270からR157を北上し,温見峠を越える.温見峠は酷道として有名だが,登山口にもなっていて,そこそこの交通量があったので素通りしてしまった.R157か . . . 本文を読む
久しぶりに梅を見るのに月ヶ瀬へ行ってきた.和束町を南下して高山ダムから少し走れば,たくさんの梅たちが随所に現れる.1月,2月はとても寒かったのに,梅はもうほぼ満開に近い状態だった.
月ヶ瀬の梅と言えば,いわゆる月ヶ瀬湖畔に咲き誇る梅が名所だけど,ここは多くの人で混雑する.わたしは月ヶ瀬湖を見下ろすことのできる山の上で,静かに梅を楽しむことにしている.
山の上の方の梅は満開では . . . 本文を読む
しばらくの間オートバイに乗らないでいたら,山間部はもう涼しいを通り過ぎて寒くなっている.それもそのはずで,もう11月と言うことで今年もあと2か月を切ってしまった.とは言え,池原ダム周辺はまだ青々としていた.
池原ダムの下流を南に進んでいくと,R425との分岐がある.R169よりも交通量が少ないので,最近はR425で七色ダム方面へ向かうことが多い.その途中で,いつも立ち寄るスポットがあ . . . 本文を読む
御座白浜から一路,白浜のちょうど対岸に位置する志摩市の浜島町へとやってきた.浜島町の国道260号線を走っていると,何か緑色に光るきれいなものが目に入る.Uターンして戻ってくると,ビン玉のモニュメントだった.
気仙沼市と志摩市が遠洋漁業で親交があるとは知らなかったし,気仙沼で作られたビン玉が志摩半島にあるとは思いもしなかった.防波堤沿いの小道に,ビン玉が等間隔で並べられていて,とてもさ . . . 本文を読む
あづり浜をあとにして,一路,ゆうやけパール街道を北上し,御座白浜を目指す.寒波の襲来によって,海から容赦なく冷たい風が吹きつける.道中,オートバイはおろか自動車すら見かけず,まるでこの世界に一人取り残されたような感覚に陥る.
御座白浜では,陽が差しているものの空は厚い雲で覆われていて,ものすごい勢いで雲が移動していく.何か不安を掻き立てるような景色だった.そして,真冬の白浜海岸には誰 . . . 本文を読む