公私ともに落ち着いてきたところに,今度は寒波がやってきた.ライダーは寒さと友達なので,雪さえ積もらなければ問題ない.海の見える宿に泊まって,暖かな風呂に食事と至れり尽くせりを堪能してきた.こんなに贅沢したのはいつ以来だろう.
昨日から暴風が吹き荒れており,夜が明けても風は依然として強いままだった.そして,気温もかなり低く,宿の方もこんなに寒いのは久しぶりだという.宿を出て,まずは志摩 . . . 本文を読む
青山高原の西側の麓から深い谷の馬野渓を駆け上ると,目の前には快晴の青山高原が広がっていた.いつも休憩する定番の場所で,相棒のオートバイと風車,そして,伊勢湾の青い海を背景に写真を撮ってみた.なかなかいい感じに撮れたと思う.
それにしても,青山高原でこんなにも遠くの方まで,景色がはっきり見えたことはこれまでなかったと思う.伊勢湾を挟んで,知多半島や三河湾,そして渥美半島まで一望すること . . . 本文を読む
馬野渓(まやけい)と言って,青山高原の西側の麓に深い渓谷がある.馬野川沿いに舗装林道が走っていて,青山高原へとつながっている.紅葉の見ごろは過ぎてしまったけれど,馬野渓から青山高原へ抜けることにした.
馬野渓の舗装林道は,何度か通ったことがあるが,とにかく路面状態が悪い.深い谷なので,日中でも日光がなかなか差し込んでこない.そのため,道には濡れた落ち葉が敷き詰められている.スリップし . . . 本文を読む
丹後半島の海沿いから,内陸部の方へ数キロほど山を登っていくと,標高400メートルほどの高原にたどり着く.この辺りは丹後町の碇という場所で,碇高原と名付けられている.そして,この高原からは海を見下ろすことができる.
海が近いとはいえ,このような山の上に,碇という地名があるのはちょっと不思議に思う.とはいっても,錨ではなく碇という字なので,この辺りにあった集落で木や石を使ったアンカーを作 . . . 本文を読む
夏の朝は早い.久しぶりに日の出を見ようと目論んだが,経ヶ岬の駐車場にたどり着く頃には,朝日が眩しく輝いていた.駐車場には先客というか,車中泊されている方の車が数台停まっていた.
朝日は出ているが,まだ気温は低くて涼しい.丹後半島の最北端,経ヶ岬灯台を目指して歩いていくことにした.灯台までは,約400メートルで結構きつい上り坂が続く.少し歩くだけですっかり汗ばんでしまった.
上 . . . 本文を読む
7月の4連休は,好天に恵まれたものの暑くてたまらない.どこも宿の予約は取れず,日帰りで長距離を走ろうものなら,熱中症でやられてしまいそうだ.丹後半島に行ってきたときの雑多な写真で,ツーリング気分を味わうことにでもしよう.
丹後半島といえば,袖志や新井の棚田がとても美しい.それは,背景にある海が大変にきれいだからかもしれない.よく行くことが多い紀伊半島の海もきれいだけれど,やはり太平洋 . . . 本文を読む
今年も京都の最北端,丹後半島の袖志(そでし)まで行ってきた.丹後半島まで行くには京都の市街地を通過しなければならないので,つまらないけれども京都縦貫道路という高速を使うことにしている.1時間ほどの眠気を誘う退屈な高速道路を降りれば,丹後半島のきれいな海が目前に広がっている.
袖志の町の奥に万福寺というお寺が高台に建っている.オートバイを停めて,階段を上がってお寺まで行くと,日本家屋を . . . 本文を読む
童仙房の山奥に不動の滝という落差20メートルの瀑布があるという.滝を目指して,いつものように和束町から三国越林道で野殿まで行く.高麗寺を通り過ぎたところに滝の看板が立っている.ここから先は車両の通行が禁止されているので,オートバイにはここで留守番してもらうことにした.
静かな農道のような道をてくてくと歩ていくと,いよいよ山の入口へたどり着く.山といっても,滝までの道はハイキングコース . . . 本文を読む
御斎峠から青山高原の風車をみてから,青山高原に行く機会を伺っていた.冷え込みは強いが,年末のある晴れた日の朝,R163で伊賀盆地を突っ走り,舗装林道を経由して青山高原に向かった.
頭上に大きな風車のある高原道路は,初めての時のような感動はないものの,とても気持ちがよくて,久しぶりに胸が高鳴る思いがした.遠くの空は,少しガスっていたけれど,雲の少ない良い天気に恵まれた.
高原 . . . 本文を読む
国崎町の鎧埼灯台から志摩半島を南下して,最南端に位置する志摩町片田にやってきた.志摩半島の最南端は,岬になっていて,麦崎と呼ばれている.岬まで狭い道が続いているが,オートバイでなら麦崎燈台の下まで行くことができる.
麦崎燈台の下は,ガッサの丘という公園になっている.陽が傾きだした頃の公園には,誰一人としていなかった.そして,少しだけ冷たい海風が吹いてきて,ようやく残暑の蒸し暑さから解 . . . 本文を読む